それなりの ノタリ

地域活動がそれなりにやることがあって、かと言って、多忙というほどでもなく、ノタリの生活。

92歳のお二方に感謝

2011年11月10日 | 再開(雑記)

先日、連合町内会の事務所にいたら、70歳代後半くらいの年配の人がやってきた。
来月、真駒内公園で「歩くスキー」の講習会を開く予定だが、全町内会にそのチラシを
回覧板で廻してほしい、との依頼である。即座にOKした。

その人が持参したチラシ互いに手交した名刺によると、全日本スキー連盟競技技術指導員で、
かつまた北海道歩くスキー協会理事の肩書きである。


チラシの上半分

この投稿がスポットを当てている92歳の人であった。
ボクも50歳代前半の頃、2シーズンほど、この講習に参加したことがある。

クラシカルとフリースタイルの両方だった。
まず講習(基本やワックス塗付方法等)を受けて、実際に講師について歩く。最低5kmで、
慣れてくると、もっと距離を長くする。

その講師が92歳とはビックリした。単にチラシの印刷や会場の申し込み申請など
庶務事項をやってるのかと思ったら、現場での講師もやると仰る。

耳が遠いこともなく、足腰も当然しっかりしているし、話し方も我々と変わることはない。

恐るべき92歳である。

もう一人の92歳。 父の軍隊時代の2年先輩で山形県在住の人。
引揚げ後、郷里の山形で農家をしていた。

毎年、自分で育てた庄内柿を父の所へ送ってくる。
ところがどうしたことか、今年は粒を揃えた、スーパーで売られているような
きっちりした柿ではない。よく拭いてもないし、大きさもマチマチ。

父がお礼の電話をすると、出てきた92歳。
当たったのか、認知となったのか。先方の92歳が話す内容が的を射ない。
困惑した父は息子さんと話して少しは状況が理解できたとのこと。
息子さんが同居しているので大きな心配はない。

こちらも同じ92歳である。
生まれつき持って生まれた病気への抵抗力、軍隊生活、その後の生活習慣
などによって人それぞれ同じ92歳でも異なるのは当然のこと。


簡単には店頭には並ばない商品

それでも隣近所に事情を話した上で、比較的良さそうなものをお裾分け。

こういう92歳もいるとのご紹介。

柿のお爺ちゃんだって、一生懸命、丹念に作って送ってくれたのかも知れない。
別に味に異常があるとか、劣るということもない。味に変わりはない。

ありがたく頂戴することにした。

いずれにしても92歳の長老でも生き甲斐を持って暮らし、「目標達成」に努力している。
感謝、深謝、しなければならないことだ。