8月と2月のことを昔はこう言ったものだ「にっぱちは売上無し」
だから思い切り夏休みをとるのが一番
コロナ騒動からずーーーとお休みのようなものだけど
8月は更にのんびり
金融のことをなさっている人たちは、そういうことはなく上がり下がりの中でこもっちよるな、そして大きなお金動かしている
いまは「労働」はダサいという人も多い
労働こそが国づくりの基本なんだよ
ということで夏は掃除の季節
昔の話になり恐縮だが、戦争が激しくなる前は夏休みが始まると、町内会が一斉に家の大掃除をはじめる
道路に各家の畳を山形にして干す
その陰になった下で子供たちがままごとしたり、人形遊びをしたりおやつを持ち寄って遊ぶ
各家の畳の数は半端ではなく、時間によって変えていく、その作業は当然男の仕事だ、はたきや座敷帚でパンパンたたいて一年の埃をたたき出す、男たちは手ぬぐいで口を覆い頭はタオルをかぶり、首には汗を取るタオルを巻いて頼もし楽しむ
女たちは畳の上がった床のお掃除、炭をまき新聞を敷き詰める(ダニが湧かないし、ゴキブリも来ない)
2日以上かかる畳の多いお宅には作業済ませた家の男たちが手伝う
そういう大きなお屋敷は、すべての作業が終わった後みんなを招いて振る舞いをする。子供たちもその振る舞いにあやかり、スイカや菓子、花火をしたりして遊ぶ
作業の後ひと風呂浴びたり、行水をしたりして浴衣を着て集まるのだ
一気に町中がきれいになり、お互いの親睦も深まる、家族のきずなはさらに深くなる
この時子供が大きくなった家では、小さい子を抱えた家庭に衣類を渡したり、新しい家庭を築いている若夫婦には家具調度品を譲っている
この姿こそがこれからの日本かもしれない