チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

皇太后

2010年07月15日 17時50分40秒 | 日記
早めの誕生日祝いをスタッフの「方々」にしていただく
「お誕生日おめでとう、元気でね」
という皇太后からの花束
嬉しい

皇太后はチャコちゃん先生の姑で96歳になる
タナカがひたすらお世話をしているが
本当に頭が下がる

二人の会話
「いつまでこんな世話をしたらいいのかしら」
「そりゃ私が死ぬまででしょう?」
こんなきわどい会話
嫁と姑では血の雨が降るカナ?

というわけでお花頂きありがたや感謝

きものの仕立てに関して
本当にイロイロ教わった
着物を縫ってきた人の経験は尊い
年配者の言葉に耳を傾けることが一番

人の知恵を自分のものに出来るのは
年配者との付き合いから
皇太后からは
今可愛く老いるという知恵を知らされている

死ぬ瞬間まで元気に生きるのが
チャコちゃん先生の理想
皇太后は其の姿に近い先輩
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声楽

2010年07月15日 17時37分57秒 | 日記
半年振りに声楽のレッスン
今年ご紹介をした
清見さん、洸美さんが
10月の発表会に向けてひたすらレッスンをしている
もう曲目も決まっているらしい

「今年はゴメンというわけにはいかんね」
あ・は・は・は・はあー
と声を出す

声が出ないときは体を動かす
歩く、手を上に上げる、体をねじる
声帯がほぐれて声が出やすくなる

さてさて歌う歌がない
これっと言うのはサボっていたので
声が出ない

耳が肥えてしまったので
歌いたい歌はチャコちゃん先生の実力では無理

「花嫁人形でもどう」
いやーこういうありふれた歌こそ
本当の歌唱力が必要

いっぱしに生意気な評論家になっちゃった

ゴチャゴチャ言わず努力せい!
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ミニスカート

2010年07月14日 11時38分46秒 | 日記
「ナカタニさんくらいの年配の方はあまりミニはきませんよねえ」
「だからステキですよ」
若いレッスン仲間に褒めていただく

そうかなあ
サチコさんもミニよく穿くし
佳子チャンもミニが多いなあ

オーラソーマの社長マイクが
「ヒサコはミニかきものだね」という印象だという

衰えたものは「出す」
醜いものはあえて「見せる」
そのことによって
それらをどう美しく見せるかに神経を注ぐ

そうすることによって
苦手を無くす
これ一番手っ取り早い
恥ずかしさは一時のことだから

そのときのコツは
背筋を伸ばして堂々としていることだわね

先日
「おしゃれのことを考えるとパニックになる」
という美人さんに会った
化粧はおろか
いかにも楽な体を隠すワンピースを着ている

周りの人は
「その美しさを隠すなんてもったいない」
とはやすが
「そういう話題すら苦手です」

イロイロ居ていい

そうかと思うと
指三本ネックレス、イヤリング、ブレスレット
全てダイヤで飾り
オレンジの上着、黄色のミニ 赤ピンヒールに
メイクばっちり付け睫

「ほほーーやるねえ」
と拍手

こういう女の傍に
楚々とした着物姿の女が居ると
視線はその着物のに女に行く
絶対!

どこでどう装うかは
その人の知性だと思う

年配の女のミニスカート姿は
いい素材のもので
小物も全て上等を合わせ
さらに元気よく姿勢を正す
ことも必要かな

80歳で
孫のレストラン披露に真っ白のシャネルスーツを着て
ミニから出た足の運びが美しい婦人と
お会いした

イヤー美しい
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EM

2010年07月13日 10時58分23秒 | 日記
恐ろしい匂い
そういえばこの匂いに萎縮して
EM液を作るのを昔断念したのであったわい

堰を切ったように
フイルムノコマを廻しているように
どんどん土を掘って
EMの出来上がりを埋める
その間30分ホッ

他には
少しずつ出来ていたEM液を撒いていたのだが
その土は「ほくほく」したいい土に仕上がっている

だから
EMはいい
いいことはわかっているのだ
しかしぬかみそが発酵しすぎたような匂いが
風に乗って家に入ってきたら
ヤハリ我慢できないかもしれないなあ

ビルの庭園では
農薬もダメEMも?
しかし緑や花がほしいチャコちゃん先生

知恵を働かせようっと
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お手洗い

2010年07月12日 10時58分46秒 | 日記
面白い現象
歌舞伎や文楽などの芝居見物では
お休み時間
女性のお手洗いは長蛇の列
男性の其処はガラガラ

ところが
金融セミナー政治・外交メソッドのお休み時間は
女性のお手洗いはスムーズ

サッカーやラグビーなどのスポーツものは
お休みがないからそれほど双方込み合わない

国際線の飛行機の中
食事の後はいきなり列が出来る
正直といおうか
本能といえようか

男と女の興味の持ち方の違いを
お手洗いはじっと見ている

こういうセミナーに集まる人たちは
自分がどうなるかより
日本のいく先に興味を抱いている人が多い

しかし
どんな場合も自分の行く先を決めることが大事
そういう意味では
女の方が常に足元を見て居るかもしれない
子育ては待ったなしだからーー

男と女は違う考え方をするのが
やはり自然?
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電子書籍

2010年07月09日 15時06分22秒 | 日記
いよいよ電子書籍に参入をすることにした
今研究中
基本的にどこの出版社も
きものの本は買う人が少ないからと
なかなか出版をしてくれない

じゃあ自分でと自費出版を考えるが
これは膨大な費用がかかる
そこで電子書籍に目を付けた

iPadなど美しくて鮮明な画面を見ると
紙の印刷より美しいものが出来るかもしれない

というわけで
昨日はヨドバシカメラで
iPadと一時間格闘をしていた
きものを着ているからありがたいことに
懇切丁寧

シンクロニシテイ
帰ったら電子書籍に詳しい人が
アメリカから帰国
来週にはもっと詳しく指導してくれるとのこと
ウレシイ嬉しい

情報と経験が交差して歴史を作る
情報と経験が手をつないで新しい文化を創るのが21世紀

情報だけでも
経験だけでももう行き詰る

きものはビジネスとしてまだまだ掘り起こしが足りない
きもの周りの精神性
其れを考えるだけでもワクワクする

チャコちゃん先生
40年のきものを通した文化の経験
そして瞬間移動のような情報の波

その中から
本物の伝統を作り上げたい



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技術が途切れた

2010年07月08日 09時38分19秒 | 日記
白い経絽に胡粉で大小あられを型染めした夏物
地があめ色に変化してなかなか味がある
夏はヘンに柄があるより
柄が無い様でアラあるのねえー
というのが好ましい

このきもの
15年前に「ヒサコさんも変わったことを考えるね」
と亡くなった竺仙の会長に言われながら染めた

新しく作ろうと思って「おなじように」
って頼んだら
「もう型紙が使えません」
と小さな大小あられで胡粉染をしてきた
「フン」
機嫌の悪いチャコちゃん先生

しかし
それならと刺繍を入れてほしいとデザインを送ると
「出来る職人が居ません」
ああーー超衰退産業だわ

それでいつもとんでもないデザインでも
バイオリンとか宇宙とか
喜んで刺繍をしてくださる小澤ユミさんに
急遽「お願い」お願い

小さい大小あられを夜空の星に見立て
冬の星座オリオン座と
星の流れを刺繍していただくことに
冬の星座は寒さを感じるかと思って(笑)

昨日出来上がり
とてもステキ
技術が途切れないために
いつもなにかとんでもないデザインを考えたい
必ず挑戦してくださる人はいる

技術は基本
デザインは時代とともに変化させればいい
伝統は少しずつ変わっていくから続くと思うから(エライ!)

このきものは岡谷での講演に初おろしのつもり
岡谷は絹と湖と星の町だから

きもので岡谷に感謝
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またまた茶毒蛾

2010年07月07日 16時51分13秒 | 日記
「蚊に刺されて痛い」
とヨシダ
「蚊に刺されたら痒いと言うものよ」
しかし痛いと言い張る

その日は痛くて眠れず皮膚科に行った
「茶毒蛾というのに指されたらしいんです」
「なぬ?」
この前必死で全滅させたのにまだ生き残っていたかーー
チャコちゃん先生ショック

「それにしても毎日庭に出て作業をしている私は刺されない」
「きっと怖いんじゃあないのでしょうか」
とセキド

「生意気に若い肌がいいのかねえ」
「そういえば中年寄りのワタシも刺されませんねえ」
とこれもセキド

チャコちゃん先生とことんやっつけたと思ったのだが
テキの生命力の凄さ恐れ入る

「姿を見せなくても飛んできた羽でも刺されるらしいです」
なんという陰険でずるがしこい蛾
弱いものいじめだ

幼虫のときに全滅させたと思ったが
何匹か蛾になって跳ね回っているのだろうか

この子達何ゆえにこの世に生を受けているのだろう
悪いことしかしないのに
何かの役に立っているのかしら

わからん

そういえばこの蛾の性格
どこかの首相に似てないかしら
なんとなくワケがわからずずる賢いところーーー
機を伺いながら何もせず
一気にしゃしゃり出るーー

おおこわ
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メイクアップ

2010年07月06日 12時36分33秒 | 日記
きものSalonのリニューアル秋冬号の撮影
今回はコウデイネートと着付けをさせていただいた
30代40代の仕事も主婦業も子育てもお洒落も大好き!
しかもインテリーで美しい人たち集合
楽しみな雑誌になりそう

ところで
「顔写真も撮ります」
ということで久しぶりに
メイクルームに入る
「アレーーー真っ黒!」
「そうですねずいぶん焼けましたね」とメイクさん
たくさんの照明に照らされて自分の顔の黒さに驚く
「お正月のときのフアンデーション使えませんよ」

自然に見えるゆるいフアンデーションでは
素肌の地黒が浮き出て
顔色が悪く見えるという
「よろしくお願いします」
と平身低頭

UVカットのクリームはつけず
帽子もかぶらず花の世話をやっている
軍手も付けないことが多く爪がギサギサに割れても居る

さすがに
きもののときは日傘を差しているが
コンクリートの照り返しにすら肌が焼ける
太陽の光を吸収し易いので
家にいても肌が焼けるということもある

此処は固めのフアンデーション
此処はハイライトを付けて
と解説付きのメークが終わる
「おおー色白に化けたわ」
まさしく
メイクではなく化粧
化けたね

むかしから
「色白は七難隠す」
では色黒は
「七難を現すかしら」
七難著してこれだモノ良しとしましょう

と皆を笑いの渦に
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梅雨と夏と秋

2010年07月05日 11時07分15秒 | 日記
どういうわけであろうか
紫陽花・グラジオラス・桔梗・秋櫻
わがルーフバルコニーで満開
梅雨と夏と秋が宴会して居るようだ

72候の「半夏生」も過ぎ
どくだみに似た白い花が満開になる頃なのだが
どくだみももうとっくに花が終わっている
白い花が咲くので
半分お化粧をしたようだということでハンゲショウというらしい

誰かの小説に
衿あしを白く塗る舞妓の姿を
半夏生というタイトルで書いていたのを読んだ

昔は
この半夏生までに田植えを終わらせる
いまでも寒い地域はこの時間まで待っているところも或る
それでやっと夏を迎えるということだ

だのに
当方その夏も通り越して秋を迎えている

季語も可笑しくなる
でも花の色は本当に美しい
自然の色の配色には魅入ってしまう

グラジオラスなんて
黄色の花弁に赤の花芯
どなたが作ったのか
まさしく夏の花、サンセットボトル

賢く知恵を使いなさいという自然からのお告げかな

桔梗は白と紫なので
新しい時代を迎えるために魂を磨きましょう

早く早くとせかされているようだ
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