チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

着物は表現者

2015年12月15日 13時09分15秒 | 日記
長いこと着物を着ていて
着物ほど自由な発想をよろこぶものはないと思う。着物がーー
自由な発想を尊んだのはど時代までだと思う
明治維新いらい日本人の完成は縮こまってしまったとチャコちゃん先生は思う

男が幅を利かすようになった官僚システムは
西欧ののやり方だ
狩りをし海賊をして国力を上げた成り上がり国家と
農業で自然と共存共栄しながら文化を作り上げた国とは
根本的に考えが違う

それが着物の色や柄に現れている
いま
着物を洋服感覚できましょうというのが主流になっているが
なんと馬鹿げたこと
自らの民度をさげてどうするの

着物に求められるのは品位
着物を着る人は気品があることが必須
気品があればどんなに爆発的な破壊でも
そこに美が生じてくる

江戸時代はそれができる人々が大勢いたように思う
ちまちまと
変革をしてもそれは中途半端で醜い
まして西洋文化を模倣しながら着物を着ることくらいみっともないものはない

西洋を家来にするくらいの自由さが
本来の着物の文様で有り色であり着方だと思う

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蚕の受難

2015年12月14日 11時22分50秒 | 日記
天の虫をまとめた字が蚕
本当に天から人間が授かった虫としか思えないほど
蚕は人間に従順
己の命の全てを投げ出し研究者の追求のまま実験台に生身を投げ出している
世の中の遺伝子工学の元は
優等生の蚕にまさるものはない

蚕は日本の農業の先端を走っているといつも思う

遺伝子を利用する格好の生き物なので
今年は蜘と蚕を交配
蚕とクラゲを交配
蚕を人工飼料で育て一年中繭を吐ける状態にしてサプリメントの材料にする

すべて人間のために我が生命を投げ出している蚕

本来蚕が糸を吐き繭を作るのは
蚕が存続するために自分のシェルパーを作ったのだ
中で蛹になり殻を破って蛾になって交尾し命をつなぐ

人間はその繭から糸を取り自分の衣服を作った
たしかに蚕は変態して蛾になる時繭を脱ぎ捨てる
その繭を糸にした人間は自然法則を守っている
つまり蚕が捨てたものから糸を作るのだからこれはもう自然だ

しかし
その糸があまりにも素晴らしいので
人間はついにまだ蛾になる前
つまり蚕が繭を捨てる前に繭の中の蛹を殺してしまうという暴挙にでた
私たちはその暴挙の戒めとして布を切り落として捨てない仕立ての着物を作った

ここまでは天からのいただきものという謙虚な気持ちが見える

しかし蜘蛛だクラゲだ人工飼料だとなった今
蚕の気持ちはどうなのだろうか
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時流の商売があるのか

2015年12月11日 10時04分02秒 | 日記
その時代の流れに乗って大きく稼げる商売はある
それは利益を追求した場合時流に乗るのがいい
多くの経済セミナーに行くとだいたい時流の仕事をしている人が勝ち組だという

そのため「時流を読む」ことが一番重要となる
そして時流に乗った人たちは豪勢な暮らしをする
その暮らしぶりは物でであふれるか
豪邸を作る、高級車に乗る、豪華な海外旅行をするとか
とにかく目に見えるものに豊かさを求めている人が多い

ある超一流企業の社長が茶道の道に入った
お稽古には来るが着物は一枚も持たず
もちろん茶道道具などは興味もない

そうすると伝統文化等全く理解できない
彼にとってお稽古は人脈つくり
そういう会社で出来ている「もの」は「利」を求めたものばかり

株の売買をするということに抵抗のある人も多い
株を知ることはその会社の内容を理解しなければいけない
内容を知るとその会社を応援するか隔離するかが決められる

「情報」というのは時流に乗ろうとして時代を見るのではなく
自分自身の生き方を見つめるための情報が必要な世の中のように思う

時流の商売より
等身大の商売を長く続けることが逆に
「時代を作る」事にもなるのかなとチャコちゃん先生は思う

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足袋

2015年12月10日 13時38分28秒 | 日記
毎日足袋を洗っている
どういうわけか左足の親指の縫い目が弾ける
全く意味不明
右足が利き足だと思うのだが縫い目が弾けるのには別の原因があるらしい

右足指も左足の指にも「魚の目」ができている
今年は4回ほど皮膚科に通って焼いてもらった
少しは痛さが取れている

人によると根こそぎほじくってしまっただから全く魚の目は出ない
だから全部出したほうがいいよ
といってくれる友人もいる

しかしいきなり肌の構造を壊すことで
逆に首が痛くなったり肩がこったり他に影響があるらしいことも聞く

無理してキツ目の足袋を履いているてまえ
おまけが来たのが魚の目ですよ
何事も無理をしてはいけない
ユルユルでいれば何も心配はないのにね

格好つけたがる心がいろんな余分のものを呼んでいる
これって全てに言えることなので
少しずつ気をつけていこうかと思う
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天が持って行ったもの?

2015年12月09日 11時34分01秒 | 日記
パソコンが壊れて今までのデーターが全て消えてしまった時
一瞬「エッ」と思ったがこれはどういう意味?
と天の宿題をよく方に頭が行く

主に写真とワードだけど
幸いにもこのブログはネット上の倉庫に入っていたから生き残った

ということは写真もワードもきちんとバックアップしておけば問題はなかった
それを怠っていた

困っているが
この全て消えてしまったことを天からの合図と捉えると
これからチャコちゃん先生がしなければならないことが見えてくる

消えたものにはもう命はない
消えたことで逆に新しい物が入ってくる
この新しいものを何にするかという選択も任されている

天は時として
一番大事にし欲しているものを取り上げ
気づかせてくれる

今年はどうも再生の時のようだ

春にも取り上げられていたのだが
そこで天は満足できなかったようで
冬にもう一仕事頑張ったのだよ天はーー

頑張ってくれたおかげで
もっと違う世界が見えてきた
ありがとうと心から言える

見てご覧「天よ」
来年はあなたの思うチャコちゃん先生になるからね
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お待たせしました

2015年12月08日 17時17分13秒 | 日記
パソコンが来ました
約一ヶ月ブログはおやすみでした
ネット時代の今日このごろ
パソコンの故障は困り者
新しいパソコンになれるのに時間がかかりそうですが
どうぞよろしく

明日からきちんとやりましょう
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