はりぶろぐ

鍼灸師のブログです。東京都国分寺市にて孔和堂鍼灸院を開業しています。
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繕い裁つ人

2015-02-25 00:28:34 | 日記
現在公開中の映画「繕い裁つ人」を観てきました。
国分寺周辺では上映館がなく、久しぶりに新宿ピカデリーへ。
いつ行っても人が多くて地方出身者にとっては驚きです。

「繕い裁つ人」の主演は私の好きな中谷美紀さんです。他にも魅力的な俳優の方々が出られていて、ストーリー・キャストともに、趣味が洋裁の私にとっては見逃せない作品です。


祖母が始めた小さな洋裁店を継いだ、2代目の店主・一江が主人公。
『一生添い遂げられる服』という祖母の意思を大切に守り続けるため、彼女の仕事の中心は祖母が作った洋服の仕立て直しで、時折、祖母の作ったパターンで洋服を作る日々。その服に惚れ込んだデパートの社員から一江独自のブランドを立ち上げるよう薦められ一度は断りつつも、自分の中に自身の作品として新しいデザインでその人だけの一着を作りたいとの思いが強くなります。
自分自身の中で葛藤を重ねた彼女の出した結論は・・・


冒頭から美しいシーンが続き、目を離す暇がありませんでした。
現在では使える人が少なくなった足踏みミシンの心地よい音が映画館いっぱいに響いて、目にも耳にも贅沢な時間が流れます。
(足踏みミシンといえばNHKの朝ドラ「カーネーション」も良かったですね)

主演の中谷さんは洋裁が全くできない状態から、一か月ほどの特訓で使いこなせるようになったとのこと。
そうとは信じがたい動きに、俳優の演技力の凄まじさを垣間見た気がしました。

仕事は違っても、同じ職人同志。真心を込めてお客さんに寄り添う姿勢は私の目標とするところでもあり、見習っていきたいところです。

一江の仕立てた服を着た人たちは、自然に笑顔が溢れ出ていました。
仕事に限らず、人が人を笑顔にするって素晴らしいことだと改めて思いました。


原作は池辺葵さんの漫画です。
めったに漫画を読まないので知りませんでしたが、この映画を機に是非読んでみたいと思います
コメント
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