東洋医学では、人は陰陽タイプに分けられるとの基本的な考えが あります。台湾ではこれを熱体質、寒体質とタイプ分けして、それ にのっとって生薬や食事などの対処療法を分けています。そのタ イプを分析した結果、それぞれに特徴が判明しました。そのことを 参考にしてご自分がどちらに当てはまるか、によって対処すること が肝心と思われます。 夏バテの症状:夏風邪を引きやすい。何時もだるい。何かをして もすぐ疲れる。食慾不振。下痢または便秘。など等・・・・ 熱体質の特徴
- ①過剰に活性・・・汗をかきやすい
- ②代謝機能アップで1,7倍起動する、その為疲れやすい
- ③すぐに発汗するので常に水分量不足
- ④精力的だが体に熱がこもりやすい
- ⑤血液に塩分濃度が高く、免疫機能で薄めようとして水分 を血管内に取り込み、汗や尿として放出
対処法としてはカリウムを摂取して余分な塩分を排出させる
- 食材は:枝豆小鉢一杯・・他、トマト、スイカ、ナスなど
阿保流免疫学的分析すると・・・交感神経過多タイプで日中精力的 で睡眠時間も5時間位、ゆっくり休養しないと副交換神経時間帯の 体調管理機能が段々働かなくなり、常に顆粒球過多状態に陥る。 脈拍もカチカチと常時速く打つ状態が日常化する。
寒体質の特徴
- ①不活性・・・汗をかきにくい
- ②急激に冷える、体を温めても15分位で冷める
- ③自分で熱を作り出せない、つくりにくい
- ④燃焼効率が悪い
- ⑤ぜん動運動が悪い
- ⑥水分量が常時過剰
- ⑦水太り体質
- ⑧血管と細胞の間のアルブミンの不足により放出できな い、水分タプタプ状態
対処法としてはロイシン(アミノ酸の一種)で水分量を調節
- 食材は:トウモロコシ2分の1、他ネギ、ニンニク、ショウガ など・・・
阿保流免疫学的分析すると・・・副交換神経過多タイプで、常時10 時間以上睡眠をとりリラックス状態を維持しやすい。温和なタイプで この体質の人がリンパ球過多に偏ると、脈拍は脈の拍動が少なく 弱弱しい状態です。血の流れがスム-ズでないため、抑えると途 絶えそうになったり、脈がきちんと取れないこともあります。