京大など研究チ-ム “宇宙天気予報”に応用も
地球の磁場を乱す巨大磁気嵐が、太陽表面の 特殊な磁場構造から噴き出すプラズマの影響で 起きることを、国立天文台野辺山太陽電波観測 所(長野県)や京都大の研究チ-ムが突き止め、 21日付けの米専門誌に発表した。じば構造は、 イソギンチャクが周囲に細長い触手を伸ばしたよ うな形。磁気嵐は人工衛星の故障や通信障害を 引き起こすため、事前に発生を知ることができないか研究されている。 研究者は「この磁場構造を詳しく調べることで“宇宙天気予報”がで きるかもしれない」としている。チ-ムは、2005年8月に磁気嵐を引 き起こした太陽活動を分析。その結果、太陽表面の爆発現象に伴っ て、周囲より低温の領域にあるイソギンチャク形の磁場から高速のプ ラズマが二度噴出し、地球の磁気圏に影響を与えていることを確か めた。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます