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真保 裕一/最愛

2011年11月18日 | 小説

真保 裕一 著 最愛を読みました。



小児科医の押村悟郎のもとに、刑事から電話が入った。

18年間、音信不通だった姉・千賀子が銃弾を受け、意識不明で病院に搬送されたというのだ。

重傷の火傷、頭部の銃創。

それは婚姻届を出した翌日の出来事だった。

しかも、姉が選んだ最愛の夫は、かつて人を殺めた男だという……。

姉の不審な預金通帳、噛み合わない事実。

逃げる男と追う男。

「姉さん、あなたはいったい何をしていたんだ……」

悟郎は千賀子の足跡を追い始める。


久々の真保 裕一作品です。

「ホワイトアウト」・「奪取」・「奇跡の人」・「黄金の島」・「発火点」・「誘拐の果実」・「真夜中の神話」・「灰色の北壁」などどれも面白く、この作家の作品にはあまりハズレがないと思って読み始めました。

その期待通りに最初の展開はなかなか面白かったのですが、徐々に失速・・・

主人公はただの小児科医なのに、探偵ばりに活躍します・・・。

しかし、なぜ医者にする必要があったのか??

おまけに肝心の姉の性格がどうもつかめない・・・。

こんな人が現実にいるの??

読み進めるうちに突っ込み処が満載で段々白けてきた・・・。

それでも、我慢して読んでいたら、ラストのオチがこれか・・・。

ん~、残念!!

本作はハズレでした。

コメント
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