@ kill time

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日明 恩 /それでも、警官は微笑う

2011年11月24日 | 小説

日明 恩 著 それでも、警官は微笑うを読みました。



無口で無骨な巡査部長・武本と、話し出すと止まらない、年下の上司・潮崎警部補。

二人は、特殊な密造拳銃の出所の捜査にあたる。

たどり着いたのは5年前のある事件だった。

覚醒剤乱用防止推進員の拳銃自殺。

その背後に潜む巨悪とは?


「踊る大走査線」や「相棒」を思わせる軽快なタッチの警察小説です。

無骨一辺倒で現代的なものに疎い武本

おぼっちゃまで、現代っ子そのものの潮崎

この対照的でユニークな二人の刑事のやり取りが楽しい。

そこに宮田と云う同じ事件を追う麻薬取締官もからんできて・・・

さらには、途中で明らかになる犯人とその生い立ち・・・。

それぞれのキャラクターが生き生きしていてなかなか魅力的でした。

第25回メフィスト賞受賞作。

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