百田尚樹 著 「フォルトゥナの瞳」を読みました。
その若者には、見たくないものが視えた。
他人の「死」が。 「運命」が――。
幼い頃に両親と妹を亡くした木山慎一郎には、友人も恋人もいない。
一日中働き夜寝るだけの日々。
夢も自信も持てない孤独な人生だった。
その日までは――。
死が近い人の体が透けて見えてしまう瞳を持つ青年の話です。
目の前の人がもうじき何らかの原因で死ぬと判っていたら、果たして見ぬ振りが出来るのか・・・。
しかも、その人を助ける事によって、自分自身の命を減らさなければならないとしたら・・・。
仮に、その人を助けたとしても、その後、その人がどんな人生を歩むかは判らないのに・・・。
ん~、究極の選択!
人間は一日に九千回の選択をしているそうですが、こんな能力が備わったら毎日悩んで暮らさなければなりません。
切ない話です・・・。
同じ透けて見えるのならば、もっと違う物が透けて見える能力が欲しい~?
この小説の満足度:☆☆☆
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