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桜木 紫乃/硝子の葦

2015年01月27日 | 小説

桜木 紫乃 著 「硝子の葦を読みました。



道東・釧路で『ホテルローヤル』を営む幸田喜一郎が事故で意識不明の重体となった。

年の離れた夫を看病する妻・節子の平穏な日常にも亀裂が入り、闇が溢れ出した――。

愛人関係にある澤木と一緒に彼女は、家出した夫の一人娘を探し始めた。

短歌仲間の家庭に潜む秘密、その娘の誘拐事件、長らく夫の愛人だった母の失踪……。

次々と謎が節子を襲う。



作者は2013年「ホテルローヤル」で第149回直木賞されています。


Hさんはこの作者の小説を読むのは本作が初めてです。


女性特有のどろどろした情愛をサラリとしたタッチで書き上げています。


北海道出身なので舞台となっている道東・厚岸や釧路の情景も目に浮かびました。


しかし、登場人物にあまり魅力が感じられず、最後までのめり込み度はイマイチでした。


この小説の満足度:☆☆☆ 

コメント
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