昔住んでいた家が面していた道路を那珂川沿いにずっと南下すると筑紫耶馬溪、南畑ダムに至る。
その道路を走るバス路線の終点が「不入道」だった。
山のなかでバスが折り返す場所、バス停周辺に人家がない、というイメージが記憶に残っている。
その記憶が正しかったかどうかもおぼろげだが、少なくとも今はそのイメージと全然違って、それなりに人家もあり店舗等もある。
その不入道に、「不入道の滝、観世音寺」と呼ばれるところがあることを、福岡に戻って初めて知った。
観世音寺に向かう道の入口。
これが滝。
滝に打たれて心身を浄める滝行の場所であり、滝の水を3本の管に引いて打たせ滝にしている。
建物に掲げられた絵を見ると、昔は二つの管だったらしい(絵の右側滝の部分)。
さすがに冬に滝行に来る人はいないようだが、今もそれなりの人が滝行にやってきている雰囲気だった。
境内にいくつか注意文が出ていて、気を引かれた。
更衣室 「お気持ちを本堂、お賽銭箱にお収め下さい」
「共存共栄仲良く」
極め付けがこれ。「大変困っております」
困っている気持ちが伝わってくるような・・・