夏は姿を消していたカワウの大群が戻ってきた。
これだけの数のカワウが池の魚を毎日食べると、ミサゴのエサがなくなってしまいそうだ。
ミサゴがあまり来ないのもカワウのせいだと思ってしまう。
たまにミサゴがやってきても、魚影が見当たらないのか、上空を旋回してすぐにいなくなる。
ミサゴの写真を撮るために野多目池に通う僕からしてみれば、邪魔な存在だ。
カワウのお気に入りの場所は、上の写真の砂浜と下の写真の木の上だ。
この木の下に生えている木々は、カワウのフンで真っ白になり、枯れてしまいそうだ。
対岸の木々もカワウのフンで枯れかけている。
九州以南の日本に越冬にやってくる絶滅危惧種クロツラヘラサギは約300羽。
そのうち野多目池にやってくるクロツラヘラサギの観察記録。
11月2日 クロツラヘラサギ 10羽 ヘラサギ 1羽
11月4日 クロツラヘラサギ 4羽 ヘラサギ 0
最初、11月2日にいた10羽のクロツラヘラサギのうち4羽がまだ残っていた、と思っていたら、どうも違うようだ。
この日の4羽のうち、足にカラフルな足輪をしたものが1羽いた。
11月2日の10羽の写真をチェックしたところ、足輪を付けたクロツラヘラサギはいなかった。
つまり、2日の10羽は全員どこかに飛び去り、新たに4羽がやってきたに違いない。
つまり、野多目池はあくまで通過点で、すぐに次の目的地に飛び立っていく、ということのようだ。
手前の体の小さな4羽がクロツラヘラサギ
足輪を付けたクロツラヘラサギ
11月5日 クロツラヘラサギ 1羽 ヘラサギ 0
11月6日 クロツラヘラサギ 1羽 ヘラサギ 1羽
11月7日 クロツラヘラサギ 0 ヘラサギ 0
11月8日 クロツラヘラサギ 0 ヘラサギ 0
11月9日 クロツラヘラサギ 1羽 ヘラサギ 1羽
11月10日 クロツラヘラサギ 1羽 ヘラサギ 0
クロツラヘラサギももうそろそろおしまいかなと思っていたら
団体さんご到着!
11月12日 クロツラヘラサギ 14羽 ヘラサギ 2羽
今回も足輪をした鳥が1羽いた。しかも両足。下の写真の右から2番目。
11月13日 クロツラヘラサギ 1羽 ヘラサギ 0