滋賀にいた時は、ホームシアターの音が出せない住環境だったので、ずっとヘッドフォンで聴いていた。
福岡に来てから、やっと5.1チャンネルの6つのスピーカーとAVアンプを接続し、音が出せるようにした。
しかし、やっぱり周囲を考えると遠慮しながらの音量しか出せないので、結局ヘッドフォンで聴くようになった。
映画は、ある程度の音量がないと映画館気分を味わえない。
特に戦闘シーンなど、重低音や前後左右に音が飛び回るのが音響の醍醐味である。
スピーカーからの大音量の迫力にはヘッドフォンは全く太刀打ちできない。
でも、大音量を出せない住環境では、ヘッドフォンで聴くしかない。
そのヘッドフォンがついに駄目になった。
音響的には問題ないものの、バッテリーの充電能力がここにきて劣化が顕著になった。
外見はもともとボロボロだった。
なにしろ買ってから10年。イヤーパッドはこすれて表面が剥がれ、スポンジがむき出しになり、外観を見れば、僕以外はこれを耳にするのは嫌がるだろう。
ということで、ヘッドフォンを買い替えた。
今までのがこれ。
SONY 7.1chデジタルサラウンドヘッドホンシステム MDR-DS7100
アマゾンは昔からの注文履歴が全部残っているので、何をいついくらで買ったか分かるのが便利。
購入 2011年6月2日 21,800円
今度買ったのがこれ。
ソニー 9.1ch デジタルサラウンドヘッドホンシステム 密閉型 MDR-HW700DS
今月 34,400円
本来であれば10年の進歩と価格差の音響の違いがあるはずだが、今のところ従来のものとあまり変わらないような気がする。
というより、映画館的な広がりある迫力がなく、こじんまりした音に感じられる。
しかも、なんと、今までのヘッドフォンでは経験しなかった音割れがたまに出る。
どういうこと?
わが映画コレクションは、ピークの時は1,000本以上あった。
これだけあると、全部一通り見るだけで、多分四年ぐらいかかる。
好きな映画を何回も見ようと思うと、今後あまり見ないだろうと思う映画を整理する必要がある。
というわけで、もう見ないと判断したDVDを逐次ブックオフに売って、本数を減らしてきている。
ブックオフのDVDの買取価格の付け方は、まったく予想できず、ミステリアスだ。
今までで最も高く売れたのは「ラストコンサート」の3,000円で、予想もしない高価にびっくりした。
こんな甘っちょろの、ストーリー的にも無理のあるムード先行メロドラマがなんで?と思うが、映画評価サイトでの人気は確かに高い。
今までで、1,000円以上の価格が付いた高額の映画は・・・
「地獄に落ちた勇者ども」(1,000円)、「ブリキの太鼓」(1,600円)、「パリ、テキサス」(1,200円)、「愛の嵐」(1,921円)
「シェルブールの雨傘」(1,800円)、「小さな恋のメロディ」(1,300円)、「サスペリア」(1,400円)、「エンゼル・ハート」(1,560円)
「テス」(1,200円)、「アウトサイダー」(1,201円)、「ヒドゥン」(1,441円)、「メリー・ポピンズ」(1,201円)・・・ほか、いろいろ。
半面、人気の高い映画は意外と買取価格が低い。
BDへの切り替えで売った「ショーシャンクの空に」は36円、「タイタニック」は84円。
「スターウォーズ エピソード1」は200円だったが、「エピソード2」「エピソード3」はなんとそれぞれたったの5円!
商品供給が少なく需要がそこそこある映画は高額に、商品供給が多い映画は低額に、ということなのだろうが、価格の予測がまったくつかない。
今また30本ほどブックオフに持ち込んでいるが、どんな値段がついてくるやら。