秋夜 秋 夜
夜久無眠秋気清 夜久しくして眠る事無く秋の気配清し
燭花頻剪欲三更 燭花 しきりに切って三更にならんと欲す
舗床涼満梧桐月 舗床涼は満つ梧桐の月
月在梧桐缺処明 月は梧桐の缺けしところに在りて明らかなり
詩の意味
秋の夜長に寝付かれず、秋の気が清々しい。
灯火の芯を幾度と無く剪っているうちに、いつしか三更になろうとしている
敷きのべた寝台は、ひえびえとした涼気が満ち、桐の木の影がくっきりと映る
仰ぎ見れば、月は桐の葉の間から明るい光をそそいでいる。
夜久無眠秋気清 夜久しくして眠る事無く秋の気配清し
燭花頻剪欲三更 燭花 しきりに切って三更にならんと欲す
舗床涼満梧桐月 舗床涼は満つ梧桐の月
月在梧桐缺処明 月は梧桐の缺けしところに在りて明らかなり
詩の意味
秋の夜長に寝付かれず、秋の気が清々しい。
灯火の芯を幾度と無く剪っているうちに、いつしか三更になろうとしている
敷きのべた寝台は、ひえびえとした涼気が満ち、桐の木の影がくっきりと映る
仰ぎ見れば、月は桐の葉の間から明るい光をそそいでいる。