黄昏が近づくとフクロウは飛び立つ準備を始めます。暗闇で木に激突。最近は夜目、遠目が効かなくなって来ました。
黄昏れたフクロウ
ノートPCの修理、ファン交換
2008-05-13 / 修理
異常気象なのか、部屋の中にいると30度を越す暑さで、頭がボーっとしてくる日が何日か続いた。そんなある日、ノートPCも不調になった。
2002年に購入したDell社のノートPC、Inspiron4100なのだが、ふと気がつくとカーソルが動かなくなっていて、キーボードも反応しない。最後の手段、Ctl-Alt-Delも効かないので、電源ボタンを押してスイッチを切ることになる。
そういえば最近このPC、ずいぶん静かになったなあと思っていたら、どうもファンが回っていないようだ。ノートPCのファンはCPUの温度が上昇すると回転し始める。それではCPUに一生懸命仕事をさせ、発熱させた状態でファンが回るか試してみよう。
与える仕事は円周率、パイを計算するプログラムである。「スーパーπ」という無料プログラムがあるのでこれを実行させる。
CPUの温度を測定するのはmobmeterというやはり無料のソフト。これで観測するとCPU温度が70度になってもファンが回らない。ファンか駆動回路が壊れている可能性が大きい。
DellのPCは保守マニュアルが公開されていて、分解方法が丁寧に説明されている。現在使用しているPCは全てDell社製というのも、保守マニュアルが公開されているからというのが理由のひとつだ。
マニュアルどおりPCを分解し、CPUファンのプラグを抜いて、外部から電源を与えてみる。やはり回らない。ファンが故障したようだ。
まずはDellのサービスに電話をしてみる。サポートの李さんによるとファンは引き取り修理の対象部品で、部品単体では売らないと言う。それではと修理費用概算をたずねると、修理技術料が22,500円プラス部品代3,000円だという。うーん、25,000円以上かかるのか。
ならば自分で修理をしようとしてもノートPCは厄介だ。小型に作るためか専用の部品を多用していて、なかなか部品の入手が難しい。デスクトップPCなら市販品のパーツでどうにでもなるのだけれど。
こんなとき役に立つのがPCHub.comだ。シンガポールの会社でノートPCの部品を売っている。PC名で部品を検索することが出来、今回も必要なファンがリストされている。価格は2,000円、送料も2,000円位だから合計で4,000円なら安い。早速購入することにする。支払いはworldpay、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランドの提供しているサービスだ。注文して48時間後にDHLで部品が届いた。
さて、ファンの交換を始める前に、まず一面に白いシーツを広げる。ネジや細かい部品を落としてしまったときのための用心だ。細かい仕切りの付いたカラフルなプラスティックの箱は、ネジや細かい部品入れであり、はずした順番に入れていく。組み立てるときは逆に組み立てていけばよいので、最後にネジがあまってしまったという悲劇を幾分かでも軽減できる。
シーツの上に百円ショップで200円で買った回転台を置き、傷防止のためタオルを敷いた上にPCを乗せて作業スタートである。
まず、キーボードをはずす。
以下、順次マニュアル従いディスプレイをはずし、パームレストをはずすとファンが見える。これを交換すればよいわけだ。
ついでにプリント基板を見ると埃だらけである。乾燥した埃だったので掃除機と筆を使ってきれいに掃除をした。
湿気があったり、油汚れのようになっていたら洗剤で洗浄することが多い。しかしこれは一般にはお勧めしない。参考のため申し上げると、洗浄する場合はsimple greenを50倍に希釈して使い、プラスティック部分の掃除にはクレポリメイトを使っている。洗浄したら通電する前に完全に乾燥させることが何より重要。
交換した結果、CPU温度が60度位になると勢い良くファンが回り始めた。Inspiron4100の寿命が又延びたようである。
今回の一連の作業、難しそうに見えるかもしれないけれど、PC少年なら誰にでも出来るはず。是非一人位はパソコン少年の知り合いを作っておくと助かることが多いと思う。それにしても症状を見つけてから部品を入手、修理完了まで3日。便利な世の中になったものだ。
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2002年に購入したDell社のノートPC、Inspiron4100なのだが、ふと気がつくとカーソルが動かなくなっていて、キーボードも反応しない。最後の手段、Ctl-Alt-Delも効かないので、電源ボタンを押してスイッチを切ることになる。
そういえば最近このPC、ずいぶん静かになったなあと思っていたら、どうもファンが回っていないようだ。ノートPCのファンはCPUの温度が上昇すると回転し始める。それではCPUに一生懸命仕事をさせ、発熱させた状態でファンが回るか試してみよう。
与える仕事は円周率、パイを計算するプログラムである。「スーパーπ」という無料プログラムがあるのでこれを実行させる。
CPUの温度を測定するのはmobmeterというやはり無料のソフト。これで観測するとCPU温度が70度になってもファンが回らない。ファンか駆動回路が壊れている可能性が大きい。
DellのPCは保守マニュアルが公開されていて、分解方法が丁寧に説明されている。現在使用しているPCは全てDell社製というのも、保守マニュアルが公開されているからというのが理由のひとつだ。
マニュアルどおりPCを分解し、CPUファンのプラグを抜いて、外部から電源を与えてみる。やはり回らない。ファンが故障したようだ。
まずはDellのサービスに電話をしてみる。サポートの李さんによるとファンは引き取り修理の対象部品で、部品単体では売らないと言う。それではと修理費用概算をたずねると、修理技術料が22,500円プラス部品代3,000円だという。うーん、25,000円以上かかるのか。
ならば自分で修理をしようとしてもノートPCは厄介だ。小型に作るためか専用の部品を多用していて、なかなか部品の入手が難しい。デスクトップPCなら市販品のパーツでどうにでもなるのだけれど。
こんなとき役に立つのがPCHub.comだ。シンガポールの会社でノートPCの部品を売っている。PC名で部品を検索することが出来、今回も必要なファンがリストされている。価格は2,000円、送料も2,000円位だから合計で4,000円なら安い。早速購入することにする。支払いはworldpay、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランドの提供しているサービスだ。注文して48時間後にDHLで部品が届いた。
さて、ファンの交換を始める前に、まず一面に白いシーツを広げる。ネジや細かい部品を落としてしまったときのための用心だ。細かい仕切りの付いたカラフルなプラスティックの箱は、ネジや細かい部品入れであり、はずした順番に入れていく。組み立てるときは逆に組み立てていけばよいので、最後にネジがあまってしまったという悲劇を幾分かでも軽減できる。
シーツの上に百円ショップで200円で買った回転台を置き、傷防止のためタオルを敷いた上にPCを乗せて作業スタートである。
まず、キーボードをはずす。
以下、順次マニュアル従いディスプレイをはずし、パームレストをはずすとファンが見える。これを交換すればよいわけだ。
ついでにプリント基板を見ると埃だらけである。乾燥した埃だったので掃除機と筆を使ってきれいに掃除をした。
湿気があったり、油汚れのようになっていたら洗剤で洗浄することが多い。しかしこれは一般にはお勧めしない。参考のため申し上げると、洗浄する場合はsimple greenを50倍に希釈して使い、プラスティック部分の掃除にはクレポリメイトを使っている。洗浄したら通電する前に完全に乾燥させることが何より重要。
交換した結果、CPU温度が60度位になると勢い良くファンが回り始めた。Inspiron4100の寿命が又延びたようである。
今回の一連の作業、難しそうに見えるかもしれないけれど、PC少年なら誰にでも出来るはず。是非一人位はパソコン少年の知り合いを作っておくと助かることが多いと思う。それにしても症状を見つけてから部品を入手、修理完了まで3日。便利な世の中になったものだ。
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