beatitude

好きなことだらけさ…

『インセプション』

2010年08月04日 | 映画 洋画

かなり好みの映画で、面白かったです
特に思い入れのある俳優が出演してなかったのが幸いして
ストーリーに没頭でき、良質のSF小説を読んだような気分になれました。

これ、クリストファー・ノーラン監督のオリジナルなんですよね。スゴイです!
インスパイアされた小説がホルヘ・ルイス・ボルヘスの『伝奇集』の中の
「円環の廃墟」と「隠れた奇跡」だとか。
ん~、是非読んでみたい。
岩波文庫から出ているので早速購入です。
お盆に帰省するとき、持って行こう。


人がもっとも無防備になる夢を見ている間に、潜在意識の奥深くに入り込み、
貴重な情報を盗む“エクストラクト”。
この危険な技術で世界最高の腕を持つ産業スパイのコブは、
反対にアイデアの芽を潜在意識に植え付ける“インセプション”の依頼を受ける。
このほぼ不可能とされる任務を成功させるため、
コブは世界中からメンバーを厳選し、最強のプロフェッショナル集団を結成する。
だが彼らがいくら周到に計画を立てようが、どれだけ優れていようが、
計画を根底から揺さぶる“敵”の存在を、コブはひそかに感じ取っていた…。
(goo映画より)



映画前半、状況を理解しようと頭フル稼働でした
だんだん分かってきても、緊張感がそがれることなく、最後までワクワク。
映像的にも魅せるなぁ~。
あの無重力な感じはどうやって撮影したんだろうとドキドキして観てました。
(回転させてたんですね!)
他人の夢の中に入るとか操作するっていうと、
筒井康隆の『パプリカ』を思いだしましたが(こちらの劇場版アニメは大好き)
“夢”の表現の仕方がだいぶ違いますね。

最後は観客にゆだねてるってのは聞いていたので
観たときは、ああ~この事かぁ、心憎いなぁと。

日本や渡辺謙の扱いも自然な感じで良かったんじゃないでしょうか。