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好きなことだらけさ…

ブリューゲル版画の世界

2010年08月26日 | 絵画・展示

Bunkamura ザ・ミュージアムでやってる
ベルギー王立図書館所蔵 『ブリューゲル版画の世界』行ってきました。
またしてもぎりぎり、会期は今度の日曜29日までです。
(行けてよかったぁ~土日は混みそうですねぇ)





16世紀ネーデルラントの画家ピーテル・ブリューゲル
今回の版画展はブリューゲルの作品と同時代の版画と合わせて150点の展示です。


プロローグ
第1章 雄大なアルプス山脈の賛美と近郊の田園風景への親近感
第2章 聖書の主題や宗教的な寓意を描く
第3章 武装帆船やガレー船の驚くべき表現力
第4章 人間観察と道徳教訓の世界
第5章 諺を通じて知る「青いマント」の世界
第6章 民衆文化や民話への共感
第7章 四季や月暦表現で綴る市民の祝祭や農民の労働
エピローグ

7つの章に分けて展示してありました。


第2章で展示されていた「バベルの塔」(1728年)は
もっとも有名と思われる1563年作の油絵えを基に描かれた版画で、
隣にはピーテル・ヴァン・デル・ボルフト作の「バベルの塔」を並べて展示していました。

チラシやポスターに使われてる「聖アントニウスの誘惑」やちょっとグロテスクなキャラクターは
第2章(特に七つの罪源シリーズ)と第5章でみられます。





第1章のアルプスの山々や第3章の帆船シリーズは驚くばかりの細密描写。
第4章以降は普通の人々の日常にある、人間の愚かしさやおかしみが
細かく描かれていて、当時のヨーロッパの民衆の生活がうかがえます。

会場ではデジタル・コンテンツもありました。
一つ一つの作品が大きくはないので、自分を含め皆さん顔を近づけて食い入るように見てました。

ポストカードたくさん買ってきちゃいました。
ガチャガチャやったら出てきたのは「怠け者の天国」にいる卵ちゃんでしたw





順次、新潟展 2010年9月4日(土)~10月17日(日) 新潟市美術館
京都展 2010年10月22日(金)~11月23日(火・祝) 美術館「えき」KYOTO で、開催です。