beatitude

好きなことだらけさ…

『魔法使いの弟子』

2010年08月20日 | 映画 洋画

けっこう面白いってよ!と聞こえてきたので観てきました。
う~ん、まあまあかな。


物理オタクの大学生・デイヴの前に、かつて出会ったことのある魔法使い・バルサザールが現れた。
彼は善なる魔法使い・マーリンの弟子で、
デイヴのことをマーリンの後継者となる能力を持っていると言うのだ。
バルサザールはデイヴに魔法を教えるが、なかなか上手くいかない。
しかしその頃、邪悪なる魔法使い・モルガナを甦らせるようとする勢力があった。
デイヴはバルサザールと共に悪の魔法使いに立ち向かうことを決意するが…。

(goo映画より)



実はニコラス・ケイジが苦手です。
何がって、そのお顔の造形が…
彼の出ている映画は殆ど観ていないのです。
そこそこお歳もとってきたことだし(それでも自分よりは若い…)
今回は魔法モノだったので、行ってみる事にしました。

1000年以上も生きてきた魔法使いの役(バルサザール)はイヤじゃなかったです。
ボサボサのロン毛は良いんじゃないでしょうか。

お約束の「ファンタジア」の中の「魔法使いの弟子」そのままに
モップやスポンジがメチャクチャに掃除するシーンは楽しめます。
しかし、この全編に漂うアメリカ~ンな恋愛絡みなノリが…ダメかも。
ディズニーのファミリー向け映画ですから、これはこれでいいんだと思います。
でも、自分の好みとしては魔法モノは仰々しい創りの方が現実逃避できて好きなんです。

まあ、分かってしまえば楽しんで観ればいいわけで、
バルサザールの弟子になる青年デイヴが終始ヘタレです。
偉大なる魔法使いの後継者なんだから途中から成長するのかと思いきや、
最後の戦いまでヘタレのままオタクの意地で突き進みますw
でもなぁ、こんなヘタレでオタクな男子にアメリカ~ンな女子がなびくかなぁ。
普通はかなりなヘタレでも、ストーリーを追っているうちにカッコよく見えてきたりするもんですが
ちょっと無理があるような…。

それよりも、話が軽~く見えてしまうのは事の本質が三角関係だったというところかも。
善なる魔法使いの弟子が仲間を裏切った理由が、
世界の掌握ではなく、女が自分を選ばなかったというのがどうも。
それって魔法の話じゃないじゃん。

エンドロールの後にチラッと次回に繋がるようなカットが入ってました。
カッコイイ魔法使いになるデイヴの話でも作るのかなぁ。