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好きなことだらけさ…

『BLAME!』

2017年05月24日 | 映画 アニメ

過去の“感染”により正常な機能を失い無秩序に、そして無限に増殖する巨大な階層都市。
都市コントロールへのアクセス権を失った人類は、
防衛システム「セーフガード」に駆除・抹殺される存在へと成り下がっていた。
そんな都市の片隅でかろうじて生き延びている電基漁師の村人たちも、
セーフガードの脅威と慢性的な食糧不足により絶滅寸前の危機に瀕してしまう。
電基漁師としての才能があり、村の頭領(声:山路和弘)にも
一目置かれている少女・づる(声:雨宮天)は、村を救おうと食糧を求め旅に出るが、
すぐさま「監視塔」に検知され、セーフガードの一群に襲われる。
仲間を殺され、退路を断たれたその時現れたのは
“この世界を正常化する鍵”と言われている
「ネット端末遺伝子」を求める探索者・霧亥(声:櫻井孝宏)であった。
彼は、自ら“人間”を名乗るが、その体は高度にサイボーグ化され、
全てを貫通する銃“重力子放射線射出装置”を持っていた……。
(MovieWalkerより)


原作マンガは「シドニアの騎士」を描いた弐瓶勉だったんですね。
全く知らずに観てきました。なかなか面白かったです。
20年前にこの話を出してるとしたら、そりゃ結構衝撃的かな。
ネット社会をモチーフにしたSFでは史朗正宗の「攻殻機動隊」が
その約10年前に作品を発表してる。
サイバーパンク系の暗い未来の話は1900年代後半から
小説やマンガで多く発表されてるから、うんうんという感じで観てきました。
ストーリーはうまくまとめてたけど、都市コントロールをどうにかできたわけじゃないから
これって原作の1部分なのかな?
登場人物の感情の流れが、そこそこ古風な印象を受けたけど、
作品出してからだいぶ経ってるからね。
希薄感でいっぱいの若者は出てこない。
その日生きるのが精一杯の人類になっちゃってるから、
薄くダラダラしてると即死かw

ポリゴンのCGアニメはシドニアから亜人、BLAME!と
どんどん腕を上げてますね。人物の動きが自然になってる。
そして女の子がカワイクなってる。
戦闘シーンのスピード感と爆風も素晴らしい~。
サイバーパンクとCGアニメは実に相性がいい。
やはり「山賊の娘ローニャ」はちょっと無理があったよなぁw