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ご安全に

2013-06-28 13:14:00 | インポート

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バイクを運転中、京都府警の速度違反取り締まりで反則切符を切られたのは誤りとして、

京都市左京区の弁護士中井俊輔さん(33)が府を相手に優良運転者用の免許証の交付を求めた訴訟の

控訴審判決で、大阪高裁は27日、請求を却下した一審京都地裁判決を取り消し、

「他の車両の速度だった可能性が高い」と取り締まりの不備を指摘し、請求を認めた。

(平成25年6月28日全国各紙朝刊より)

 

「ほう、やるやないの」紙面を読みながら思わず呟いてしまう。

半年前に携帯電話使用による安全運転違反行為で切符を切られた俺は全く納得できず、

次の更新時に不服申し立てするつもりの身にとってこの記事は心強い先例ではないか。

知らない者に再度簡単に説明しておくが携帯電話の通話やメールを運転中にしていて

捕まったのではなく胸ポケットにある携帯をセンターコンソールに置き直した事が

「携帯電話凝視」の不安全行為になると言われたのである。

切符は受け取ったものの無論署名はしていない。

 

だが楽観視できないのはこの男性が弁護士である点が一般人の俺とは大きく異なる点だろう。

公権力にありながら警察が大企業や政治家、ヤクザ等には手心を加えるなんて噂は誰もが

聞いたり薄々感じているだろう。

4年半後に優良運転者として免許更新予定のただの中年オヤジとしては更新期間までの間は

とにかく無事故無違反で過ごすのが大前提となるのである。

 

昨年起きたヒヤリハット事例に対し急遽設置された事故対策本部(本部長車好きオヤジ)では

一歩間違えば重大災害に繋がる見逃す事の出来ない非常に危険な事象であったと認識し

この原因究明と対策を講じる事となった。

 

ヒヤリハットとは主に労働災害で用いられる用語でカタカナ表記ではあるが

日本語のヒヤッとしたハッとしたような事から命名されているのである。

要はその程度の結果オーライの出来事を放置したままにすると

廻り廻ってもっと重大な災害になるので火種が小さいうちに解決しておこうというものなのだ。

興味のある者は「ハインリッヒの法則」でもネット検索してくれれば判る。

 

初回この車で九州まで長距離出張した際、快適な運転に調子に乗った訳ではないが

あわやという事が二回あったことの反省と対策なのである。

 

ゲリラ豪雨対策としては天候の悪い日には特に速度に気をつける事、

加えてワイパーゴムや撥水剤の塗布も事前に行なっていた。

その効果が高いのは先に報告した通りだ。

 

となれば残りの一つの課題とはそうあのタコ焼き爆弾事件の検証が残っていたのである。

二回目に出張の際は帰宅するのに気が急くばかりにいつの間にかそのSAを通過してしまい

後悔する羽目になってしまっていたのであった。

 

今度こそ忘れずに寄らねばなるまい。

徳山(山口県)辺りだったのは覚えているが何という場所のSAか記憶も曖昧になっている。

一方通行の高速道路では行き過ぎるのは致命的なミスになる。

 

もう道路標識とナビの画面を見ながら慎重な運転に徹さざるを得ない。

防府を過ぎた頃からは特に目に力が入る、徳山西ICまでもう少しだがどうやらSAはないようだ。

ナビ画面は次の徳山東を表示している、がここもICだけのようだ。

走行車線を走りながらいつでも側道に入れる体制になっているというのに・・・。

 

ふと標識を見ると次にSAがあるではないか。

下松(くだまつ)という場所である。

よしここに賭けてみよう。

半年程前のことなのにどこも同じような景色に見えてしまうの俺だけではないだろう。

山陽道はひたすら山とトンネルばかりが続くのだから。

 

下松SAに入ってすぐにここがあの場所だと確信することができた。

段々と思い出したぞ、横長の建物内部左側には結構大きな土産物などを販売するスペースがあり、

ここでじゃがりこ広島焼き風(中国四国限定発売品)を購入したのだった。

 

建物内中央部はレストランになっているが俺は屋外の右側にあるタコ焼き売場へと迷わず向かう。

タコ焼きを作っている女性の記憶に自信はないが去年のおばちゃんじゃないようだ。

薬味のネギは多い目にと注文をして車内に持ち帰ることにする。

 

よし、そのまま発進!・・・・・する訳ないだろう。

当然だが停車したまま食べるに決まってるぜ。

同じ過ちは二度とは起こすもんか。

中央のコンソールに乗せて開封すると「!!!!」

 

見てくれこいつを。

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 お判りだろうか昨年との違いを。

そう、箱の隅の一個に束にして刺してあった爪楊枝が消えている。

その代わりの割りばしが一膳。

 

やはりあのトラブルは俺だけではなかったのだ。

空中破裂の爆弾タコ焼きに苦情が殺到したに違いない。

じっくり見てみると通常よりはやはり大きい。

箸を使うとなんて事はなく安全対策も出来ているようだ。

5分で完食となった。

 

今後はまず熱さや柔らかさをチェックしてからナガラ運転するとしよう。

懲りない奴とでも呼んでくれ。

 

SAを出た後も時折小雨が降る程度で交通量の少ない山陽道は順調に進んで行った。

あのゴリラ豪雨の場所もゆっくりと走りながら記憶を辿っていくとするか。

 

トンネルの繰り返しで判りづらかったがこれも山陽IC(岡山県)直前のトンネル出口と判明した。

第一章で最初に断ったように大きなトラブルもオチもない平凡な長距離出張であった。

 

何事も無事これ名馬、人間万事塞翁が馬、浮き沈みは少ない生活が1番大切なのは判っちゃいるが

俺には多分無理だろうな・・・。

 

最後に第1のミッションであった1000キロノンストップについてだが

最初の写真にあるように実走行+航続可能距離の合計は966.5キロ。

残念ながらこいつは達成ならずであったと報告せねばなるない。

 

カムリユーザーの皆々様におかれてはくれぐれも事故のなきようお願いして終わりの言葉に代える。

 

(了)