車好きオヤジのブログ

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おつむテンテン・カンカン?

2015-03-27 12:37:00 | 日記

乗り込んで以前と同じスタートボタンを押して運転を始めると

誰にでも2つ、3つはすぐに判る大きな違いがあるのが判るだろう。

その全てが手放しで有難いかといえば俺の場合残念ながら半々というか

微妙なところだね。

 

まず良い点。

 

静粛性が全く違う車かと思うくらいに違う。

エンジンやシャシーの基本設計部分がほぼ変わってないのを考えると、

ドアなりフロアーなりの充填剤、遮音材が相当見直されたのだろう。

 

ゆっくりと走り出す際でも静かということが

却って速度が出ているように感じるのは錯覚だろうが不思議だね。

 

個人的には前の車でも耳障りとは感じてなかったのもあって、

静かななことははっきりと判るというだけで好みかどうかと聞かれたらどうだろう。

エンジン音も運転する為にはある意味必要な気がしないでもない。

40年足らず前に片岡義男も「100マイル過ぎれば・・・。」と言っていたように。

 

でもまあこれは10人いれば9人までは良くなったと判断するとは思う点だ。

 

次に乗り心地も大きく良くなっている。

ショックやサスペンションの減衰力が変わっているのは間違いなく、

ひょっとすれば巻き数、線径等も見直されているかも知れない。

 

単に固い柔らかいというだけでないしなやかさが感じられる。

トータル的に設計されたのだろう。

その出来は良く路面の段差を乗り越える時の振動は上手く抑えられているし、

かといって街乗り程度のコーナリング性能も然程犠牲になっているとは思えない。

 

T社(実際にはKYBかな)さん、やったら出来るじゃないの。

 

乗り心地の部分については前の車に装着のパフォーマンスダンパーを移植しており

厳密には完全ノーマルではないもののMC前後の比較と考えれば相対的には

良くなった傾向にあると断言できるだろう。

 

次に全く気に入らない部分。

ステアリングを操舵する際の重さ(軽さ)である。

 

今以上の高級車と呼ばれる車に乗ったことはないが、

ひょっとしてクラウンなんてこんな感じなのだろうか。

とにかく軽すぎるのだ。

 

当然パワーステアリングで尚且つ車速感応式なのは以前からそうなのだけど、

単に力が少なくて楽出来ると思うユーザーが多いのかね。

 

もう既にかなり自動化が進んだ車の装備、性能の中で、

唯一と言ってもよいくらいにドライバーがタイヤを経由して

路面の感触を得られるのはステアリングからの情報じゃないのか。

 

特に始動から低速発進する際には馬鹿じゃないのと思うくらいに軽い。

それが気に入らない割合がどれくらいかというのが問題だけど、

俺一人でないことを願いたいものさ。

 

これはあくまで推測の域を出ないことなのだけど、

そのステアリングの遊び、いわゆる効き始めるガタの部分も大きくなったように思う。

 

軽くなって喜ぶユーザーは先に書いた低速域の部分が

楽になり良いと思うのだろうけど、

こいつが中~高速域になるとまた悪さが顔を出す。

 

俺の運転が普通、まともだなんて言う気はサラサラないけど、

教習所で教えてもらった10時10分、9時20分の位置を

両手でハンドルを握る者ばかりでもあるまい。

 

右ひじを窓の縁に預けて片手で運転するようなダルな運転をしていると、

高速道では頻繁に進路の微修正を強いられることになる。

 

車速感応式とはいえ高速域もMC前より軽い上にその遊びが大きいとなると

直進時に知らず知らずのうちにどちらかに偏った力を加えているからだろうな。

それをしているのは勿論自分自身なのだがね。

 

 

個体差の部分かも知れないが気になる部分はまだ続く。

 

 

ブレーキである。

 

以前プリウスでリコール問題にもなった低速時の効き始めのタイムラグ、遅さである。

住宅街や狭い道で自転車や歩行者、また曲がり角から車が出てきた時に

ハッとしたのは一度や二度ではない。

 

全く効かないような問題のレベルじゃないので誤解はしないように。

グッと踏み込めば当然効くのだけど以前の車に慣れている者には驚く程なのだ。

 

AVV50の場合プリウス同様に減速時には充電する為に回生ブレーキが働き、

その後に油圧ブレーキが効くようになっているらしい。

 

コンマ何秒の時間だとか速度なのかどういうセッティングなのかは

メカ音痴には全く理解は出来ないが、

ステアリングみたいに遊び部分を増やしたのなら元に戻すのをお勧めするね。

 

今週初めにサマータイヤに戻すまでスタッドレスだったのも影響しているだろう。

俺の住む関西でなく北海道や東北のユーザーならもっと低ミュー路で走る機会が

多いだろうと考えるとヒヤッとする者も俺だけじゃないでしょ、きっと。

 

今週ミシュラン君に変わってグリップだけでなく制動性もましになったのが救いかな。

 

以前書いたようにこの車には空気圧センサーというのが装着されており、

それはホイールのバルブ部分に仕込まれた送信部とタイヤハウス内側にある

受信部で構成されている。

 

ホイールごと取り換えるのにこの機能が使えなくなるのは予想出来たことだった。

その圧力表示のアバウトさ加減を考えてもどうでも良い装備だよね。

表示部分は「---」となっているのは当然問題のないこと。

 

 R0000200.JPG

 

タイヤ交換して500キロくらい走ったかな。

すると今日突然この表示。

 

R0000201.JPG 

空気圧異常の表示であった。

問題ないのが判っていても常にメーター内に出てるのは鬱陶しいなあ。

表示解除については現在ディーラーに問い合わせ中です。

 

ちょっと手間を掛けてエアバルブだけ付け替えたら良いと思った方。

このバルブは特殊形状らしくどのホイールにも装着出来る訳ではないのである。

因みに国産最大手メーカーの俺のエンケイRSM9でも非対応。

役に立たないだけでなく汎用性もないような代物に益々腹が立ってくるなあ。

 

役に立たないのはまだ良いとして近年ではホイールのインチアップやダウンは無論、

スタッドレスとの交換にホイールごと取り換えるユーザーも結構いるはずなのに、

純正ホイールを使わなければ異常警告だなんてT社はどう考えているのだろうか。

 

 

結果的に以前の若隠居さんの疑問にお答えすることが出来た訳だけど、

500キロ走ってから出るのもどうなのでしょうかね(笑)?

 

 R0000204.JPG

 

このまま続けるとまたまた人生幸朗師匠が登場しそうなので

クールダウンして今日はこの辺りで一旦終わるとしましょかね。

どうしても注文ばかりが先に立ちボロクソみたいに書いてしまってるのは

獅子は我が子を谷に突き落とし、

可愛い子には旅をさせろと同義の解釈を願いたいものです。

総合点では良くなっており決してMC前に比べて悪くなったのではないのだから。

 

だがネタ的には次回は更にどうでも良い事ばかりになる気もするのである・・・。

 

(続く)