兵庫や滋賀の北部で積雪の情報があると聞けばスタッドレスを
サマータイヤに先月末に戻したのも早計だったかと気にする今日この頃。
暖かい日中の車内はエアコン(クーラー)も掛けたくなるのを考えると
毎日ちょっとした寒暖差に一喜一憂するよりも
きっとあっという間にすぐ春爛漫だろうと思うとするか。
東北でも地中からご隠居虫が這い出て元気に活動しているのだから
関西地方の私もぼちぼちと動き出そうかね。
仕事の帰りにオヤジ号でどこかへドライブでも行こうかな。
走行性能と快適性とのバランスというか場合によっては相反する部分は
多かれ少なかれ皆誰もが悩むところだろう。
そのどちらを優先しようとも純正では心許ないのがシートである。
30年近くレカロを使い続けてきたのもそう。
ケッタイ君の話でもないけど平均的なドライバーより距離が出る
のもあってもうノーマルのシートは使い物にならない。
ある意味病気かと言われるくらいのレカロフリークだった。
その古女房とも言えるレカロを手放し昨年ミューレンに鞍替えしたのは
皆さんご存知の通り。
シートでは知る人ぞ知る八王子のJETSETの店主S氏のお勧めで
RS-3という商品を装着したのである。
3Dネットと呼ばれるミューレン独自の構造は喩えりゃまるでハンモック。
細かいことは判らないが座面と背面が独立して撓むことで
疲労の軽減に役立っているらしい。
確かに実際ゆったりと運転するにはもってこい。
快適性はほぼ満点に近いと感じていたのは間違いない。
完成度が高ければ高いほど少しの不満でも許せなくなるのは
人は慣れに加えて楽したがる生き物なのだから仕方ないだろ。
唯一の不満が太股から膝を支える座面のサイドサポート。
RS-3は一見するとセミバケット風な形状の為、
スポーツシートのように思われるだろうがそれ向きの用途ではない。
それを臨むならレカロにするのを強くお勧めする。
乗り降りする際に擦れて右股と右腰に当たる部分のウレタンが段々と潰れてきたのだ。
加えていつ落としたのかタバコの焦げ跡がひとつ、
ちょっと凹んじゃうよな。
「うぅ・・・ん・・・。」
「あっ、うん?」
「・・・・!」
「むふふ・・・ぐふっ!」
まだ一年しか使ってなかったRS君には申し訳ないが
サッサと取り替えさせてもらうか。
今度のシートは同じミューレンの商品で一見すると軽トラのシートかと
思うような平板な形状のSN-3というシート。
私のガズ友ならどこかで見たことあるでしょう、
ある時は月光仮面、またある時は温厚紳士、またある時は我儘親父、
またある時はエネルギッシュでアクティヴな頼もしいお方、
しかしてその実体は正義と真実の使徒かどうかは不明ながら
若隠居さんであるのは間違いない。
レヴォーグ用の物を取り外して保管しているのを思い出し、
ガズ友価格で譲ってもらいました。
見た目はサエナイながらやる時はやる特命係長の只野仁みたいな奴、
それがこいつなのである。
その特徴について詳しく説明したい気持ちはやまやまながら、
WBCピッチャー並みの文字数制限により
こいつについての詳細レポはまた次回!