La Ermita の記録

メキシコ隠遁生活の私的記録と報告
 @ユカタン半島。

食べる

2024年03月05日 | ユカタン諸々

  子牛の餌。

2頭の子牛が庭に生えている草や木の葉を全部食べてしまったので、畑まで行ってサカテという草を刈ってきたヒルベルト。

 メリダではオサレ開発で使用。

大きい猫じゃらしみたいで結構見栄えがいいが、村ではマヤの家の屋根を葺いたり壁の漆喰を作るのに使ったり、牛の餌にしたりする。近所の家は、庭に生えているサカテを定期的に業者に刈らせている。刈る作業代と草の代金でお互いチャラ。

 すごく大きいグレープフルーツ。

もうミカンの旬は過ぎた。今はマメイ。もうすぐマンゴー。そういえば、メキシコの中部地方では、もうマンゴーが結構出回っているらしい。こっちの方が暑いんだが遅いのは興味深い。

 トロレス。

基本は氷菓で、メキシコならではのチャモイ(甘辛ソース)がけのライムシャーベットや、マンゴー、パイナップルなど使う果物はいろいろ。練乳を使ったものもあって、そうするとクリームが強くないシャリシャリ系アイスになる。メリダでは普通にエラド(アイス)と呼ぶ。ここのは甘すぎないので、大きめのカップでガッツリ頭痛がするほど食べられるのがいい。

 現場飯。

豚ひき肉とジャガイモの炒めもの。ラードの旨味で不思議とほのかにすき焼きみたいな味がする。それはともかく、現場なんで取り皿などあるわけもなく、みんなトルティーヤで炒め物をつかみ、そのまま豆スープも具の豆とともにすくって食べる。やってもらえば分かるが、もたもたしてるとトルティーヤが破れる。破れる前にさっと口の中へ入れる。たくさんすくうために汁が指につくのは気にしない。辺りに溢れるとか手が汚れるとかお構いなしなのは、現場飯というガサツな環境のせいで、ちゃんとしたテーブルにつく食事とかだと、スープ系の料理もこぼさないで上手くすくって食べる。が、ちょっとするとトルティーヤを持つ手は汚れる。スープの具の肉の塊が大きいときも、スプーンが出てこなかったら手でちぎるから手は汚れる。

これが結構抵抗がある。こうしろと教えてくれるが、やり方が分からないわけではない。見れば分かるし、以前Lさんにも手ほどきをうけた。そうじゃなくて、手や大皿の周りが汚れるのが嫌なのである。潔癖症とかじゃなくて、なまじっか美味しいもんだから、溢れたらもったいないし、こぼしたものは汚くて料理への敬意ってものが感じられない。それが嫌なので、こぼさないように彼らの10分の1くらいのペースで少しずつ食べていた。

これまではコテコテのユカタン料理の味見的な要素も強かったので、お腹いっぱいにならなくても全然構わなかったのである。が、先日、豚と玉ねぎのじっくり炒めと、味付き白ご飯が出た。こいつはたまらない! 2回目なので、めちゃくちゃ美味しいのは知っている。出前頼りの生活が4ヶ月続き、米にも飢えている。トルティーヤはいらん。思わず借家へ走って箸を持ってきてしまった。普段、みんなの残りは親方んちの犬の餌になる(それを見越して多めに作ってある)んだが、全部パクパク食べてしまった。日本人は箸。

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 役場による「掃除作戦」

海辺の村でもボランティアを募って道端や公共エリアを掃除していたが、なんと個人宅である! 「住民の衛生環境のため」だというが、これは衝撃だった。住民、見てないで自分でやれ。

あるローカルニュース記事の写真。

「ドン誰それは、毎日通る道に女性の下着が捨てられているのを見るたびに拾って、道をキレイに保つ」。この記事への村人のコメントが、「無料ラブホ/下着なしで帰る女w/男はケチだから男物が捨てられてたら拾って自分が使う」等々。ユカタンの田舎以外だったらまずは「犯罪か!?」と思うんだが、治安が比較的いいのと村が小さくて何が起きてるかみんな知ってるので、こういう反応になる。ってか、ローカル紙とはいえ、ゴミ拾いがニュースって…。



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