9月16日は独立記念日。独立したその日じゃないんだが、飾り付け・行事・料理その他、クリスマスと死者の日の次くらいに、国中が同じカラーに染まる。
バレンタイン餅を作った頃から3色ってのは独立記念日に活かせるなと思っていたので、今年トライしてみた。
例によってニッポン行きたいたま食堂と、別のジャパレス友だちに連絡して、7ヶ月ぶりの mochi 販売と相成った。試作してそれぞれにイメージ画像として送ったところ、たま食堂を通じて地元のメディアから取材依頼が来た。今回、緑をユカタンの野菜チャヤで、赤をハマイカ(ハイビスカス)で色をつけたんだが、メキシコの野菜と和菓子のフュージョンを面白いと思ったらしい。
日本人は結構いろんなものを組み合わせるんで、フュージョン自体は特に珍しいものでもないと思ってたが、チャヤを練りこんだ草餅は実は大ヒットなのである。草餅を食べたくていろんなもの(野生の草まで)試したが、ほろ苦い草餅の雰囲気を見事に再現できたのはチャヤだけである。地元の野菜にもっと早く気づくべきであった。
たま食堂の女将に試しに丸めてもらおう(こっちが映るのは逃げよう)と思ってたら、取材が多くて疲れた(もっと悪い言い方はある)そうで、取材が終わった頃に出勤してきた(逃げられた)。
作った本人の自慢は、白(普通の大福)につけたマークである。ワシとサボテン。上の国旗の画像の雰囲気出てるでしょ?
ところが、バレンタインと違って今は雨季真っ盛りで湿度が80%近い日もざら。くっつかないようにここのコーンスターチをつけるんだが、その分量が多くなってしまって扱いづらいのなんの。餅販売は、この時期は避けたほうがよかろう。
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先日見つけた大仏の正体判明。買い物か何かの帰り、人がいたので聞いてみたら、ホテルになると言う。その彼は現場監督だそうで、(おそらくオーナーもみんな)ゲレロ州から来るんだとドヤ顔をされた。さすが、メキシコの熱海、アカプルコがある州である。ユカタンの田舎にホテルを作ってやるんだ…って感じですね。
すごく大きい敷地なので、よくタヒチとかモルディブにある母屋+個別のバンガローみたいな作りになるんだと思う。
車が止まっている右に、子大仏とブランコに乗った孫大仏が見える。
が、なぜ大仏なのかまったくわからん。聞くのも怖いのでw、オープンを楽しみにすることにする。
ビーチ客がいなくなって、砂止堤の棒っ杭を離れて水面でくつろいでいた。近くを泳ぐと、向きを変えながら観察しているけど逃げない。きっと、アクティブで賑やかなメキシコ人とは違うと分かってるんだと思う。