最近やたらとガイジン移住者が増えている。自分たちも同類なんだが、聞くところによるとアメリカやカナダで移住先としてプログレソがブームになっているらしい。メキシコ移住とはつまり「暖かい + 物価安い」で、以前はカンクンやその他の高級で有名なところが人気だったのが、土地代が値上がりしすぎて「そんなに金持ってないけど、自分が貰える年金でも絵を描きながら犬とのんびりビーチサイドで暮らしたい」と考える中流層がプログレソを発見したらしい。まあ我々と一緒だな(爆)
そこへうちのチェレム村に住んでる婆さん4人の暮らしぶりを元にしたドラマなんかができて、あっという間に人気上昇したんだそうな。そう聞くより以前から、この辺の開発に加速がかかったのは実感していた。で、チェレム方面はわかってるが、プログレソから逆の方向である東の海岸沿いも変わってるだろうな〜と、見に行ってみた。
あまりに変貌していたので、ここに記録しておく。我々がメキシコへ移住してきた5年前のそのあたりの様子はこちら。
まずはこの価格に仰天。プログレソの西(こっち方面、チェレム側)の方が昔からの村もあるし距離も近いし便利なんだが、うちの周りより高い。左の写真の看板は5年前からあり、当時35万ペソ(250万円くらい? 今はペソが下がったので430万円くらい?)という値段に売れるわけねえよと思ってたんだが、値上げだけはしっかりしていた。ちなみにうちのほうの相場は5年前の4倍。
日本と同じく、一般人にとってコンビニ進出は、開発がより進むかどうかの1つの判断材料である。
こんな辺鄙なところへ来るんだから、本国では実現不可能なデカい庭とデカい家で当然だろ…と思っていたが、こういう需要もあるらしい。ちなみに、以前も完成するのかな?という感じのホテル開発が数か所あったが、逆にそれらは廃れていた。
こういう、庭付きで共同ゲートの入口に管理人がいるタイプが人気。プリバダという。人気なのはメキシコ中どこでもそうで、まあだいたいセキュリティーと管理の楽さが理由なんだが、管理人は当人が悪いヤツだったら逆効果、管理はメキシコならではの「言ってもすぐに直しに来ない」に悩まされるので、売値や家賃が高いだけで、楽さなんか完全な戸建と変わらない。
こっちはもっと、なぜこんな田舎に⁈と思うが、できていた。
こういう道はことごこく未舗装でくねくね曲がった細い道だったのが、半分以上がこういうふうにきれいになっていた。
ところどころ途切れながら大別荘がポツンポツンとあるもののしーんとした道だったのが、人の住んでる気配がある普通の道になっていた。
前からこのサメは目立っていたんだが、5年前はできたてで、これから敷地内をどうするんだろ?売れるんかいな?って感じだったのが、見事に荒れ果てていた。
当時の値段で売れば秒殺で、固定資産税の安いここなら利益も出ると思うが、だいたい周囲と同じように上げて、だんだん失敗感が出始め、ますます売れなくなっていく。
まあ、我々以外に興味がある人がいるとは思えないが、今後どう変わっていくか、あるいは元に戻るか、また5年後に検証するだろうから記録。