第2浄水槽用の工事は着々と進んでいる。穴掘りが終わってタンクを購入し、先週と今週はタンク周りのブロック積み。掘った穴の中で積むので、犬小屋なんかより体力を使う。
第1浄化槽の脇に穴を掘ったら、基礎が随分張り出していた。その内側にブロックを積むのとばかり思っていたら、ブロック壁から割栗石が顔出してる…みたいなことになるらしい。ちょっと遺跡風。
おそらく今週中には完成し、いよいよ水道とタンク2つとポンプを連結、晴れて水なしの不便さから解放されるはず。何度も書いてるが、二人だけなら問題ない。でも今後は、誰か泊まりに来たときに断水が重なっても大丈夫。
7月に入ってから、プログレソとその東西の海岸線にある村々は人口爆発状態になっている。それでも中旬までは週末が終われば普段よりちょっと多いくらいだったのが、ここへきて「平日なのになぜこんなに人が!」という感じになってきた。
絶対に去年より多い。メキシコ中でユカタン州の人気が上がったので、メリダの人口が増えているのだ。一家揃って引っ越してくるくらいだから金はある。子供の夏休みはビーチの貸別荘で…という人たちが、わんさと押し掛けている。
チェレムで多いのはリビングと寝室一部屋くらいの規模の別荘だが(プログレソの東20キロくらいから先は豪邸ばかり)、そういう小屋の前にだいたい車が3台くらい停まっている。両親と子供一家x2、合わせて6〜10人。
どうやって寝るのかと思うでしょうが、ここユカタンは、ハンモックの発祥地。犬の散歩のときにちょっと中が見えると、狭っ苦しい(といっても12畳くらいの)スペースに、蜘蛛の巣のように張り巡らされたハンモックが見える。
彼らがどうやって寝ようと問題ないんだが、建物が小さいからといって「それぞれの家で一組のカップルが密かに愛を語り合ってる」なんて状態ではないのである。ガンガン音楽を鳴らして、夜通しダンス&カラオケパーティー。
まあ、ラテンの国に来たのだから、彼らの音楽好き(歌は下手)や「みんな朝方まで…」は承知している。近所と言っても日本みたいにすぐ隣ってわけではなく、一番近いところでも50メートルくらいの距離はある。が、我々の寝室は2階にあって、彼らの小っさい別荘は1階建なので、麓のあちこちから雄叫びが…状態でうるさい。うるさいが、愉快ではある。
一応、ホリデーシーズンは8月いっぱいまで。「軽井沢なんかに住んでるとこんな感じかね〜」などと話している。