La Ermita の記録

メキシコ隠遁生活の私的記録と報告
 @ユカタン半島。

石垣だらけ

2024年07月30日 | 設備/外構/庭

マヤの石垣にとても満足して、造ってくれたおじちゃんたちの仕事っぷり(開始時間時間とか支払いに関する会話とか)も気に入ったので、追加の石垣をお願いした。元々造る予定だったんだが、親方チームで苦労したので仕事を見てから発注しようと話していた、ヒルベルトんちとの境界部分。

 まずは岩の搬入。

左がうちで、右がヒルベルトんち。うちのバカ犬がヒルベルトんち経由でどこかに逃げ出さないように…というのが当初の目的だった。他の事情がハッキリしたので、ここに造らなくても構わなくなったんだが、境界はきちんとしておこうという相棒の希望で造ることにした。

  この奥。長さ20m。

実際、ヒルベルト達と、どちらかが土地を売るかもしれないし…という話になったんだが、彼らにとっては特に冗談でもなさそうな表情だった。まぁそのときに造ってもいいんだが…。うちはともかく若い一家なら、その時々で住まいを変えることは当然あるだろう。ただ、今の時点で両家の動線を双方で考えて、石垣はヒルベルトんちの壁のところまで、電気を引く目的で作った道側の臨時境界は道に近い部分を残す。

 臨時境界。この部分は壊す。

 

 2日目、岩ももう1台分来た。

  ここまで。

 

 3日目、完成。

 家と家が隣り合うところまで。

ヒルベルト一家は前庭と後庭を分けたくなったとき、この石垣を利用できる。

 別角度。

うちも、ここまでにしておけば東側(この壁の脇)が狭っ苦しくならない。つまり、ヒルベルトんちに多少はみ出しながら歩けるwってことなんだが、その代わりというか前々から置いてあるヒルベルトの雇い主のバカでかい機械は、うちの敷地内に置いてあるまま。細かいことはなしw。基本、家の中以外、挨拶しながらお互いいつでも相手の土地に入っていける状態を保つ。

さらに、自分たちで造ろうと思っていたところを追加で発注した。

 西側。

その「ハッキリした他の事情」なるものの関係に合わせて、犬の自由エリアを確定するため。

 まずは自分たちで整地する。

 その奥に造ってもらう。

 

残念ながら風呂の外に作る坪庭の囲いは、見積もりが大幅に予算オーバーだったので、おじちゃん達には頼まず当初の予定通り相棒が少しずつ造ることにした。

 新築工事で残った砂利。

そのための岩を搬入できるよう、移動する。

  アプローチへ。

砂利はいろんな場所で利用できるので、位置には困らない。重いけどw。


シシュ、ナンセ、ポソレ(ポソル)

2024年07月28日 | ユカタン諸々

  シシュ。

ディープ・マヤでしかありつけないマヤ料理で、牛の内臓以外のいろんな部位を、牛自体から出る脂で揚げる。前回は現場飯で食べた。ちなみにディープ・マヤ以外でもありつけるマヤ料理は、コチニータピビルとかポクチュクなどです。

 今回はご近所さんで。

牛を一頭落として肉も売っていたので、大きい塊を買った。マヤ人は煮込みにすることが多いので、骨やいろんな部位が入っているお得袋で買うのが好き。我々は普通に料理に使う。まずはカレーか。シシュは、前回考えたように今晩ワサビを効かせたシシュ丼にしてみる。

 

 ナンセの実

ナンセが採れたのでこちらに書いたように「基本的に好きじゃないが、美味しい食べ方を探る」実験をしようとしたところ、なんとシロップ漬けやリキュール漬けにあるような苦味というか臭みがない。これならまぁ…というより別物である。そうはいってもメキシコには美味しい果物があるので飛びつくほどってわけじゃないが、特に不味くはない。ほんのり甘いバター風味がする。

拍子抜けしたので、まずはあの不味さの原因を探ったところ、

 種によって違う。

黒くて硬い種の実は美味しくて、種が赤かったり周りが赤くなっていると臭みがある。ただ、黒い赤いは熟し具合とは違うようで、未熟なら黒い/赤いというわけではない。実の柔らかさからすると、おそらく樹上で完熟したか、その前に落ちたか…で差が出ると思われる。完熟して落ちたばかりという実が美味しくて、追熟はダメっぽい。こんな小さな実がバラバラと採れて、当然選別などしないから、不味いものが混ざるのであろう。それにマメイと同じく、追熟で味が変わるんじゃなかろうか。面倒臭いんで煮ちゃえ漬けちゃえというのは、いかにもメキシコらしい。

で、普通に美味しいので

 ジュース。

やっぱりバターっぽい味がする。砂糖を足せば、ミルクセーキと変わらないってな味。とはいえナンセ独特の味が少しするので、大人のミルクセーキといったところ。なんというか、バター風味の「濃さ」が気になったのでゴクゴク飲んでいいものなのか念のため調べたら、ナンセは下痢に効くと書いてあった。ゴクゴク飲まなくてよかった。

 餅。

我が家の定番、餅も作ってみた。杏餅みたいなのを想像して、実を裏ごしして、絞って果汁を少し減らして練り込んだ。出来立ては非常に美味しく、半日経つとナンセっぽい臭みが出たけど草餅レベルの苦味。1日置くと、もう何とか漬けを使うのと変わらない味になる。おまけになぜか餅が緩くなった。

でも元々はあの変な味を活かした食べ方の模索だから実験としては失敗。あたしの想像では隠し味として「普通の押し鮨じゃなくて柿の葉寿司みたいになる」的な使い方がいいんだけど、庭で採れた中から不味いのを選るのがネック。

 

 ポソレ。

有名なメキシコ料理のスープじゃありません。本当はポソルといって、オルメカなど古代文明の時代からあったという飲み物の素です。アルカリ処理したトウモロコシの粒を挽いて水と混ぜて作る。で、その素をまた水で溶いて飲む。メキシコ南東部に残っていて、場所によって少しずつ違う。タバスコではカカオ入りが定番らしい。

この辺ではこんなふうに丸いボール状で売っていて、野良仕事に行くとき持っていく。お腹が空いたら、水に溶いて飲む。昔々は旅人がそうしてたそうで、日本の弁当みたいな存在ですね。握り飯とかお腰につけたきび団子みたいだけど、飲み物なところが面白い。お腹の空き具合によって、溶く量(飲む量、あるいは濃さ)を調整するのも面白い。

ユカタンではカカオ入りはほとんど見ないが、ココ入りで既に水に溶いた飲み物状態で売っているトゥクトゥクもある。カップに注いで氷を入れて売る。

まぁ、トウモロコシのジュースなんだが、ほんの少し発酵させてあるのか、かすかに乳酸菌っぽい味がする。沖縄のミキの、酒になる一歩手前っぽい感じ。しかし、トウモロコシで色々作るもんだなと感心する。

ーーー

  隣家の七面鳥。

隣のゴミ屋敷から、七面鳥まで我が家に侵入してくるようになった。七面鳥は高く売れるので犬猫や鶏と違ってきちんと世話していると聞いていたが、七面鳥に何の心情の変化が??

 マリアはアヒル。

鶏、牛に続いて、今度はアヒル。こちらも食用。なんというか、この不規則な突然入手して’きて飼い出すのが、ニホンジンにはよく分からないw。

ーーー

 オンボロピックアップの車内。

岩を運んできた見慣れたぼろピックアップなんだが、これには驚いた。ガソリンタンク(携行用)をガソリンタンク代わりにしている。直結。ちなみにタンクの奥のボウルは、横のオレンジ色の水筒からラジエターに水を注ぐところ。この車が引退する日って、いつか来るんだろうか!?

 


マヤの石垣

2024年07月25日 | 設備/外構/庭

うちの敷地は隣のマリアの亡きお婆さんのもので(相続の関係でまだ売買契約が完了してない)、当然、マリアの家との境界には電気を引くためにつけた臨時の柵以外何もない。隣のゴミ屋敷との間にあった低いボロボロの石垣は、すっきり高めのブロック塀にした。あと、前の道との境にも、ずーっと前から放ってあったというボロボロの石垣がある。

  こんなの。

今回、これを新しく積み直してもらった。

亡きお婆さんは今のマリアの家側に住んでいたのか、うち側は植物が植わってただけだったのか、元は道に沿ってずっと続いていた。それを、建設資材を搬入するために我が家の入り口になるところだけ壊してあった。どう壊したかはお察しのとおり、テキトーに岩を落としただけ。

ちなみにこういうマヤの石垣をアルバラダという。畑の境界などは高さ70センチくらいの低いものもある。メリダでも古い地区の家はこういう石垣だったけど、今も残っているかは知らない。海辺の村では逆に、マヤっぽいというお洒落理由で採用するガイジンがいる(多くは防犯目的のめちゃ高いブロック塀を好む)。

この辺ではフツーにあって、風化したり壊れたり一部の岩を崩して別のところに使ったりと、うちみたいなボロ塀もある。

  まずはツラの確定。

  うちにあった鉄筋で。

 地面に接する岩以外すべて下ろす。

この後、マリアんち側から積み直していく。

  

片方から順に高くしていくのではなくて、一旦離れたところに置いて、間は後から埋めたりもする。

  

  1日目、ここまで。

 

 2日目は続き。

 内側から見るとこう。

 昨日と同じ要領で。

 途中、金槌が壊れて修理。

この金槌は、岩をぶっ叩いて砕くためのもので、とてつもなく重い。

 こちらは割るためのタガネ。

入り口のところまで終えた。少し高めになるようにきちんと積み直しているので、当然岩は足りなくなる。本日、オンボロピックアップにて1回目が搬入された。

 

 3日目。

入り口の逆側、ゴミ屋敷との境界まで。まずは、位置を確定する。こちら側はマリアんち側よりひどい。長年ゴミ屋敷が積んでいたゴミがはみ出していて、角のところはその重さで崩れている(今はブロック塀があるし、うちの影響で、きちんとゴミ出しも始めたw)。おまけに道から内側に少し凹んていてまっすぐになってない。

 こんな感じ。

 まずは地面に接する岩の位置を直す。

  

やたら大きい岩もあって、めちゃくちゃ大変。

  面を整える。

1日目2日目と同様、積んでいって、

  完成!

  改めて以前の姿をw。

素晴らしい!

マヤの穴太衆。道側から見て表面に凸凹がなくスッキリ整っているという見映えと、自然のままの形の岩を載せた安定性の、2つのバランスの最適解を見極める。ホント、重い岩を扱う筋力もさることながら、ここの岩を熟知しててすごい。

入り口の部分にはないので全部で20メートルくらいを、2人で3日で完成させた。ちなみに彼らに払ったのが3千ペソで、買った岩が900ペソ。最近ペソの動きが激しくて正確に計算するの意味ないんで、感覚的に「材料工賃合わせて3万2千円くらい」といったところでしょうか。


悪い奴ら

2024年07月22日 | ユカタン諸々

午前中に相棒と、親方チームにそのままおいて置かれた屋根のコンクリ梁(鉄筋入り、重い!)をどうしようかね?と話していたら、ちょうど午後、道を歩いていた青年が譲ってほしいと声をかけてきた。そうでなくとも、壊れた家電などを買うという車はしょっちゅう通るし、鉄くず集めみたいなことをしている人もいるし、いらない物は家の前に出しておけばいつの間にかなくなっている…というのはメキシコではよくある話である。

どこに売るのか知らないが、他にも我々がいらないものを持ってってくれると言うので、そりゃいいってことになった。まずは軽いものから。軽いといっても、太くて長い鉄筋なんかは我々だけでは1本も持ち上がらないくらい重い。

 乗っていたオンボロ自転車で。

 戻ってきて格子鉄筋。

めちゃくちゃ重いコンクリ梁を運ぶのを手伝ってくれる人を探しにいったがみつからず、梁はうちにご飯の出前に来たおじさんも巻き込んで、なんとか1本載せた。

 三輪車で。

 また戻ってきて短い方(これも重い)。

1人でどうにか載せてどこかへ消えてった。

その夜、またうちに来た。普段、頼んだ出前が来たり興味あることがない限り、夜は道には出ていかない。この辺の夜の道を危険だと思ってるわけではないが、用もないのに出てって余計な問題に巻き込まれるのは御免である。

あんまりしつこいので出てったら、家族で困ったことがあるので助けてほしいと言う。こうなると怪しい。ろくに知りもしない相手に金をねだるのは普通の人間がすることではない。断りながら家の中に戻ろうとしたら、車庫近くまでついてくる。証拠もないのに失せろと言うわけにもいかないので、明日戻ってきたら仕事をやるかもしれないと言ってお引き取り願った。

そこまではよかったんだが、数時間後、家の外でカチャッと音がしたと思って外を見たら、梯子を抱えて自転車で走り出す男の姿が見えた。やられた〜。無造作に置いてあるのをさっき入ってきたときに見たのである。実は、よく使うからと相棒が家の外に転がしてあったのでしまえよと思ってたんだが、することが多いので大目に見ていたのがよくなかった。要は、盗りやすい状態にしておくほうも悪いんだがそれはともかく、ホントに油断しちゃいけませんね。

海辺の村に住んでいた頃、ユカタン州が安全なのはユカタン人の「犯罪許すまじ」感覚が強いおかげだなぁと思うことが度々あった。犯罪ニュースなどを目にしたときの反応が、他の州の人間と明らかに違う。諦めムードってものがない。「悪さするのは他所者!来るな!」とハッキリ言う人も多い(実際そう)。

ところがこの村に来たら、あちこちで「悪い奴がいるから気をつけろ」と言われる。あの家族とは付き合うな…などと具体的に教えてくれる人もいて、だいたいあの家族とやらの評判は誰が言うのも同じなのである。日本でも「近所づきあいが防犯になる」というが、対象が見知らぬ犯罪者なんじゃなくて「村に住んでて細かい悪さを働く奴ら」という感じ。でもって近所の人たちの話を総合すると、悪い家族同士では仲がよくて、普通に村に住んでいる。

結局、ヒルベルトの話では、彼の隣の家(うちじゃないほう)を新しく借り始めた3カップルがよくない奴らで、うちに来たお兄ちゃんはその知り合いらしいということが分かった。そのまた隣とかお向かいさんとか大家とかと話して判ったことらしい。なんとも強烈な口コミというか井戸端会議というか、田舎らしい住民結束社会である。

田舎なんでリンチの習慣なんかも残っていて、子供に対する犯罪とか殺人とか本当に悪いことをすると自分の身が危ないので、そこまでのリスクは負わないし、興味もないんだという。だいたい、酒(酔っ払いは嫌われる)とマリファナ、何かくすねる&そういう情報を共有する程度の悪さ。バレバレなのは気にしないが、現行犯は避ける。

なので、よほどのチャンス(庭に無造作においてあって盗みやすいとか)がなければ、彼らも「知っている近隣住民」には悪いことはほとんどしないらしい。我々は新しいガイジンなので、早くより多くの村民に「完全な近隣住民」だと認められなければならないらしい。同じユカタンでもずいぶん違うなと思った。さすが田舎。

ーーー

 鍾乳石。

チシュルブに落ちた「恐竜絶滅の原因となった」隕石が砕けて飛び散った硫黄を多く含んでいて黄色い。岩交じりの砂に混ざっていた。

 何かの芋。

雨季に入り大繁殖中。近いうちに間引きするなり全部引っこ抜くなりせねば。

 友達の誕生日パーティー。

がさつなタバスコ女でとても気が合う、Lさんのお母さん。色が黒いのでネグラと呼ばれている。頭のリボンは履いていたズボンを切って作ったんだと思う。色黒だと黄色と青緑の組み合わせなんていう派手な色が似合って羨ましい。

ところで彼女はめちゃくちゃ料理が上手で、昨日出てきたバルバコアはすごく美味しかったが、買ってきたというトルティーヤが「うーん」という味だった。この村に来て粒から作るトルティーヤばかり食べていたので、工場でトウモロコシ粉から作るトルティーヤの雑味が気になるようになったんだと思う。

 


通販と百均の恩恵

2024年07月20日 | 新築

いい加減、新築カテゴリから離れたいが、相変わらず「普通の暮らしの中で少し変えたいこと」レベルでなく「まだ不便」なことを片付け続けている。

ってか、水道管工事の不具合をまずは直す。とにかくこうなるようにしてほしいと言ったことを(電気も含めて)無視して、できることをできるようにだけしてある。工事中に気づいて問いただしたり指摘したところも、蓋を開けたら説明が嘘だったとか確認した通りしてなかったとか…(涙)

まずは水道管(水道じゃなくて井戸→タンクからの給水管ですが)の漏れ(前の記事のマンゴーの芽のとこ)を直す。1本になったのは、この下流の配管を変えるため。

  キッチンの外で1本にして

そもそもキッチンと浴室まわりの2ルートに分ける必要はなかったんだが、将来シャワー圧を増やしたいときポンプをかませるようにと頼んだのを「こうした」というので「ハイそうですか」と思ってたが、嘘だった。途中、ポンプも買ってつけてみたんだが、うまく水圧が上がらない。なんでだ?といろいろやってみて(ポンプの馬力を考えたりもした)、アレ?だからこういう不具合が出るのか?などと試行錯誤したところ、どうやらキッチンカウンターの下にかますポンプへのルートがおかしい。理屈に合ってない。

この設備屋は、市の水道管から低い屋根の上にあるタンクに上げるポンプくらいしか施工したことなかったのであろう。農業の散水用とか、うちみたいな井戸(役所の工事)とか、ポンプにもいろいろあるにはあるんですけどね。まぁ、引き方自体は単純か。ホント、分からないなら聞いてほしかった。2、3日無駄にした。疲れたし。

 その先で浴室エリアへ伸ばす。

もう家が建った後で、キッチンカウンター下部にポンプを置くには床や壁を壊さなければならないので、あとで給湯器辺りにかますことにした。

 

  物干し。

引っ越したらすぐ外に干したくなるよと相棒に言ってあったが、作業員追い出しのごたごたで生じた余計なことのため手が回らず、これから設置。そもそも棒っくいを立てて紐でも結わけば済むものを、我々も貧乏性で大量に余った鉄筋を利用しようとするもんだから、いちいち大変なことになるw。まあ、丈夫でいいです。置いといても困るし。

 

「まだ不便なこと」は他にもあって、

  1. トイレットペーパーのホルダーなど買ってあった小物やタオルや布巾を引っ掛ける物や調味料を置く小さい棚などの取り付け
  2. 建設中のチリやホコリや飛び散ったセメントなどで滑らかに動かなくなってしまった窓サッシの掃除
  3. 新しく買った棚の組み立て
  4. 浴室のドアの取り付け
  5. モップシンクの蛇口と排水口

などなど。ああ、細かい。でもって、なんでこんなに大変な気がするかというと、理由は3つ。新築工事に入っているはずだったという不満と、ブロック造では付けるのにいちいちドリルで壁に穴を開けて専用ネジを締めなければならないのと、入手が面倒なためです。

「さすがにこういう建設金物みたいなのでなくちゃんとした小物を…」となると、メリダに行って探すかアマゾンで買わなければならない。それも、日本だったら百均で事足りるような物なのに、なかなか見つからなかったり高かったり。便利系の物の充実度が違いすぎる。前の海辺の村の新築でも同じだった…というか、メキシコの田舎なら日常的にそうなんだが、これだけアレコレいろいろあると、本当に面倒だ。

おまけに、頼りのアマゾンも大して頼りにならない。メリダあちこち見て回るより探すこと自体はラクだが、日本のアマゾンや日本のアマゾンの配送とは違いすぎる。違うのは分かってたが、多少時間がかかったり何時に来るか分からなくても、どうせずっと家で作業しているので問題はない。困るのは「来ると思ってたら、10日後に来ないと確定した」といった物で、Fedex の配送票だけ作って肝心の荷物を持ち込まず、アマゾンが「売り手は送付済み、問題は Fedex にあり」の一点張りとか。

メキシコではこの手の問題が持ち上がると、問い合わせルートがなかったり(見栄えだけはいいHPなんかざら)、無視されて一切返答なしなんてことが平気で起こる。まぁ、それも日常的にそうで分かってたことなんだが、しつこいけど、「これだけアレコレいろいろあると本当に面倒」なんですよ。

 

 石鹸シャンプー台。

唯一うまくいったチュクム。バタバタして水切りの溝とか「落ちにくい」感のための縁とか一切忘れてたんだが、使った後ただ置いておくだけで、すっきりと水が切れるし滑って落ちたりもしない。ところで石鹸って、すぐ乾くとこういう形で減っていくのか? 四角いまま薄くなってきてビスケットですw。


落ち着いた生活

2024年07月15日 | ユカタン諸々

とにかく「早く新居で落ち着いた」生活を確立しないと、次の計画が始まらない。工事は終わらせたが、本当にいろいろあるもんですね。キリがないので書いておきたいことだけ書く。

内壁の仕上げの雑さがどうしても気になるので手を入れた。色が違うのは明るくて目立ちやすいリビングだけ直していったが、本人たちは「フツーの仕事」をしたつもりになっている仕上げが、ムラがありすぎてどうにも気に入らない。

 元。

今思えばマシヤの混ぜ方が雑なのと、バケツの中のマシヤが少なくなってきてもかき混ぜて柔らかくせずにそのまま塗ってた作業員がいたのと、表面を均すのに硬いスポンジを使いすぎて粒々が出すぎたせい。塗り壁なんで「味がある」というかそういうもんなんだが、あまりに凸凹で雑なので、リビング以外のすべての天井と壁をヘラでこすった。

 削った後。

家全体が少し明るくなった。が、降ってきた粒まみれになるし、首や腕が痛くなるし、エライ大変だった。

 照明器具取り付け。

相棒は、親方チームがする予定だった、蛇口や金具などの取り付けで毎日ドリル。海辺の村で作り付けだった棚やフックなども、ないと物が収まらなくて細かいことなんだがいちいち時間を取られる。おまけに、年寄りなんで午後には力が入らないと文句を言っていた。

暮らすとこ(屋内)を優先してたので、これから敷地内をきれいにしていかなければならない。あと、先週は強力なハリケーン・ベリルが来るというので気が休まらなかった。なぜ休まらないかというと、建設ゴミをまだ片付けていないからである。そこらじゅうに転がってる小さ目の岩も不安材料。なるべく自然なままにしたいんだが、ハリケーンの風で吹き飛ばされたりしないんだろうか。

 ジャングルに戻ってしまった。

 うちで生まれたヒヨコ。

餌だけあげて放っておいたが、無事住み着いた。が、卵目的のちゃんとした小屋を作らなければならない。

 マンゴーの芽。

作業員がうちの木から採って手で皮をむいて食べて捨てた、殻付きの種からも芽が出ている。見ただけで10本くらいあるんじゃなかろうか。そんなのはいらないんで引っこ抜くが、マンゴーだけでなくとにかく敷地全体でガンガン芽が出て伸びているので、マジでどうにかしなければならない。

後ろに見えるパイプから、少し漏水している(ずさんな設備工事)のも直さなければならない。その辺に散らばってるのは飛び散らせて固まったモルタルとかだが、他にも型枠にした木材の切れ端とか、山のように積み上げたままの壊れたタイルとか、ずいぶん余った鉄筋とかパイプ(結構な種類と長さ)とかも、片付けなければならない。

でもまあ、借家が快適じゃなかった分、今の状態でも天国です。グラインドで飛び散ったチュクムの粉も、家中の床を水洗いしてなんとかキレイになった。ついでに作業が雑であちこちにこびりついてる各種モルタルや糊なんかも、今取る気になる分だけは取った。

現場として最後までやって竣工引渡しという形だったら、どんな状態まできれいにしてたんだろう。まさか壁中にこびりついたモルタルをいちいち削り取るとは思えない。こういうシミとか、本当に気にならないのか?模様程度に考えているんだろうか。そのくせ、借家のRをつけた窓だの仕切り壁だの宗教系のものだの、飾り付けには熱心なの、本当に理解できない。文化の違いといえばそれまでだが。

あと、出前からは解放されたが(ときどき疲れて頼むこともあるが)、借家よりはマシになったとはいえ、まだ限定的な炊事しかできてない。買ってある食器棚とかが届いて、まだ箱に入っている皿や鍋を収めたら、料理も本格的に再開できる。こういうの、気にならない人は気にならないのかもしれない。我が家は片付いてないとダメなんで、あと1週間といったところでしょうか。

 石垣にシール。

住んでいれば訪問者もある。「蚊を増やしそうな水が溜まる物(古タイヤやプラの器ゴミなど)が庭に放ってないか、あるなら水を捨てろ」という役場の指導が回ってきて、確認が終わったという印をつけていった。ラテンアメリカではデング熱が増えているが、まだ村では感染確認はないという。蚊に関しては、自然に囲まれている割には、近くにラグーンがあった海辺の村より圧倒的に少ない。


浴室チュクム仕上げ ②

2024年07月13日 | 新築

 好きなサイズと形の浴槽。

  完成したお風呂。

もっときれいに撮れないのが悔しいw。

 

撮り忘れたと思っていた写真があったので、少し遡ります。先日の記事に足しておいたので、この部分は後から消す。新しいことはその下に。

ーーここからーー

 チュクム液。

  完成より少し肌色が濃い。

乾くともう少し白くなる。ちなみに、20キロの専用セメント3袋と18リットルのチュクム液タンク1つのワンセットで買うのが便利。チュクム液は、表面仕上げに吹き付けたりするので、混ぜ合わせる必要な分より多めになっている。腕にもよるがw、1セットで10平米くらい塗れる。糊は、1セット分に合う量のボトルで売られている。

 グラインドかけて粉だらけ。

家中に粉が飛び散って掃除が大変だったが、快適な風呂には変えられない。

 高圧洗浄機で掃除。

グラインドをかけた面だけでなく、最後の最後に作った排水トラップの中も念入りにキレイにする。ちなみに、設備工事がひどくて施工中に出たゴミが結構パイプの中に残っていて、他のところも蛇口がすぐ詰まったりして大変だった。この後、栓をつけておしまい。

ーーここまでーー

 

風呂に関しては、とにかく苦労した甲斐があった。チュクムの足裏の気持ちよさだけでなく、日本から取り寄せたTOTOの混合栓にも感動している。シャワーと蛇口の切り替えの間にある「止める」に合わせると微かに聞こえるカチッという音、カチッという感触。あれ、日本にいた頃は気にしたことなかったが、感動ものです。こっちはカチッがない原始的な物でさえ結構すぐ壊れるし、漏れがないなどの心配をしなければならない。が、ほんの少しのことで、快適さ便利さ安心感が違う…というのは、日本の十八番ですね。マヤ人が体験したら、ほしいと思うんだろうか?

で、チュクムは浴室以外にも使えて便利だった。海辺の家の経験から、家の中でなるべく木材を使いたくない。喰われにくい木材がない上に防虫加工がいい加減なので、シロアリのリスクが半端ない。が、プラやPVC素材も、高い割にこの品質?というものが多くて使う気にならない。施工もそうだが、材料の製造にも難があると思われる。

左官仕事の練習台にもできたし、ほしいサイズにするためのちょっとした隙間埋めとか、親方チームの仕事を待っていてはキリがないもの(最後の方には、避けたいので伸ばし伸ばしにしてるとしか思えないとストレスを溜めたもの)など、全部チュクムで仕上げた。

 テレビ台の2層目。

 モップシンク。

この後、作ってなかった(パイプが刺さってるだけで穴が空いてなかった)排水溝を作って完成。大型で使いやすい。

 飲み物カウンター。

  キッチンカウンター。

カウンター面に大きいタイルを貼った奥と、側面。奥は、特に流しの奥など水が跳ねて掃除が面倒なところにバッチリだった。塗れてもすぐ乾く。それに加えてなめらかだけど滑らないという性質で、少しだけ余ったチュクムで石鹸受けを作ってみたんだが、これも正解だった。ヌルヌルしないようにどうやって水を切るかとか形の心配もないし、ヌルヌルしないんで石鹸が妙に減っていくこともない。

…というわけで、チュクムを使ったのは面白い体験、かつ大成功であった。マヤの素材、自然と共生するマヤのどうのこうのとオサレな住宅などで持て囃されているが、肝心のマヤの…の部分がイマイチ分からない。一体いつどこで使われていたのか。「多分昔モルタルを作るのに」と言う人がいるが、ピラミッドなどだろうか。それに、スペイン侵攻以降、どうやって生き残ってきたのか? 一旦忘れられて、マヤブルーの顔料のように復活させた人がいるのか? それとも細々と使い続けられてきたのか。今後、暇になったらこの辺の疑問をクリアにしたい。

あ、あと、最近読んだ記事には、保温性もあると書かれていた。気泡みたいなもののおかげだろうか。それこそお風呂にぴったりじゃないか。日本人にどのくらいもつのかと聞かれたが、そもそも耐久性は普通のモルタルより高いというのがウリである。素人の施工でも大丈夫かw、そのへんは今後の楽しみとする。

残念ながら、人気が出て人工物が増えただけで、本格的なチュクムの製造業者が増えたという話は聞かない。中にはヨーロッパまで送ってくれと言って買う人もいるらしいが、重いものだし輸送量が半端じゃないと思う。ユカタン半島で開発が進むせいで、生えている木も減っているらしい。エネケン(サイザル麻)といい建材としてのポテンシャルが高いんで、是非ともユカタンの企業家や政府に頑張ってもらいたいが、彼らは世界に向けて…となると明後日の方向を向きがちだからどうか。。。


浴室チュクム仕上げ ①

2024年07月07日 | 新築

コンクリとセメントの箱を家と認識するマヤ人土建屋が撤収してくれた後、いよいよ日本式の家として完成すべくニホンジンの我々で作業を開始した。まずは風呂。しばらく借家にシャワーを浴びに行ってたが、とりあえず湯水を使える状態になったので、そこまでの記録。ああ、きれいな風呂場のシャワーは快適だ〜。

湯船など滅多になく、あってもジャクジーしか売ってないユカタンで、日本のお風呂を作るためにチュクムというマヤの建材(漆喰の素)を選んだ話はこちら。内陸部に引っ越したので、海風のない暑い夏を水風呂で乗り切るのと、冬は結構寒いので温まりたいため、日本のお風呂を作る。

(7/13 追記 ないと思ってた写真を足しました)

 チュクムの店。

勇んで買ったのは確か5月上旬w。建材として本物を売るところは、メリダに3軒くらいある(他は人工セメントの紛い物)。オサレな現代建築で人気が出たのがここ数年なので、マヤの素材なのにマヤ人の親方たちは扱った経験がなく、左官工事を請け負いたくないという。まあ、当然だ。が、売ってる店ではメリダあるいはその近郊でしか施工まで請けない。動画をいろいろ見て、後はこの店のお兄さんが何か疑問があったらビデオ通話でフォローしてくれるという状況で、レッツゴー。

  下地のモルタル。

ここまでは親方チームの仕事で、チュクム仕上げにすると言ったところは手を抜いてあるのできれいにするのは結構大変だった。凸凹を取って、出た粉などを払って(洗い流して)、水を含ませる。ここまでは普通のモルタル仕上げの準備と同じ。その後、糊を塗る。素人がするんで、一応、この店で専用の物を買ってきたが、保水性のモルタルの下地材ならなんでもいいんじゃないですかね。

  混ぜる。

チュクム液と専用のセメントを混ぜる。

 チュクム液。

  完成より少し肌色が濃い。

乾くともう少し白くなる。ちなみに、20キロの専用セメント3袋と18リットルのチュクム液のワンセットで買う。チュクム液は、表面仕上げに吹き付けたりするので、混合割合より多め。腕にもよるが、1セットで10平米くらい塗れる。糊は、1セット分に合う4リットルボトルで売られている。

 

 まずは簡単なテレビ台で練習。

 続いて本番の浴室。

当たり前だが、素人なんで左官仕事が難しいのなんの。まずは表面をチュクムで均す的な1層目を塗る。

 設備の不具合が発覚したとこ。

混合栓がきちんと付くように壁の形状を変えたところも、漆喰なので対応できる。浴槽の形といい、好きなように成形できてかつ水回りにバッチリという素材に出会えたのは本当にラッキーだった。

 キッチンカウンターの端。

 洗面台。

浴室の2層目に入る前に、また練習。細かいところは手こずるかと思ったが、広い面の方が下手がバレて難しい。まして、浴室となると凸凹していては使いにくいし掃除もしづらいんで、ここはつるんと仕上げたい。

 真ん中の部分が合格。

 

  このくらいまでが限界。

素人のコテ使いでは全面満遍なくつるんとまでは行かない。試行錯誤(恥ずかしいので写真なし。というか、撮ってる余裕なし)を繰り返して、結局一部グラインダーをかけることにした。

 粉だらけ。

家中粉だらけで掃除が大変だったが、快適な風呂には変えられない。

 ほぼ完成。

 高圧洗浄機で掃除。

グラインドをかけた面だけでなく、最後の最後に作った排水トラップの中も念入りにキレイにする。ちなみに、設備工事がひどくて施工中に出たゴミが結構パイプの中に残っていて、他のところも蛇口がすぐ詰まったりして大変だった。この後、栓をつけておしまい。

いやあ、素晴らしい!  水がだいたいはけた後、残りは染み込んでいって、それからすぐ乾く。だから全然ジメジメしない。表面は滑らかだけどまったく滑る心配なく、足裏がとても気持ちいい。えーと、天気がいい日の、高級ホテルのプールサイドみたいな感じです。

後は小物を取り付けて完成。


引越その他

2024年07月06日 | ユカタン諸々

6月24日に借家から大物を移して、今週4日に犬猫の移動と大掃除を終えて、借家から完全に撤収した。犬猫を置いてあった大きい理由は、浴室での作業中邪魔だから。

  ピックアップより少し大きい車。

 

半月ぐらい遡るが、これまでのユカタン諸々。

  洪水。

 マヤの家の中。

州中央部(メリダの東、うちから見ると北のほう)は、大雨が降ると冠水しやすい地域で、雨季に入ってからの大雨で例によってこんな状態になった。この後(昨日)ハリケーン・バリルが通過したので、めちゃくちゃなことになっているだろう。うちは、当初の直撃予想が外れて、ずいぶん北のほうを通過していったため、ほぼ影響ゼロ。ただでさえバタバタしているから助かった。

 

  村の支援。

保健省管轄の食料品分配でなく、社会発展目的で提供される。農業や畜産業の規模拡大のために使えということだと思われる。

 

 サンドイッチョンのパン。

サンドイッチョンという料理?、ユカタンにしかないと思われる。食パンの間にいろいろ挟んでケーキみたいな形に整えたもので、甘いのはほとんどない。マヨと何かを合わせたクリームを使う。隣村に食べ物を作って売る個人向けのルゴという店があって、大量で安価なのでたまに行く。やっぱり売ってた、耳なしの専用パン。

 スーパー・ハイジにて。

JASマーク付きのを売っていた。つまり、米大陸人向け現地生産モノではない。日本で国内市場向けに作られた商品の輸入。美味しいですね、サッポロ一番みそラーメン。なんと、メキシコ国内の大都市では売ってないらしい。恐るべし、スーパー・ハイジ。

 マリアのチキンスープ。

出前に飽きたし、かといってやることが多すぎてご飯を作る気力がないので、マリアんちの昼ごはんを多めに作ってもらって買って、夜ご飯に。最初からこうすればよかった。

 思えば最後の現場飯。

ユカタン人みんな大好きなフリホル・コン・プエルコ(豚肉と黒豆の煮物)。これじゃ「ユカタン料理ベスト10」とかに入らないのも分かる。付け合わせの野菜がなければ、ただのどす黒い茶色の料理。

 マリアが梅を干していた。

甘く煮るという。落ち着いたら梅干し作りを復活させたい。来年だけど。

 

先月、パスポートの更新にメキシコシティに行った。が、そもそもメキシコシティにあまり興味がないのと、家が落ち着かないのに数日滞在して観光ってな気にならず、日帰り。飛行機で片道2時間くらい。ユカタンでは自分で作らなければ美味しいラーメンにはありつけないので、日本人がやってる店で食べよう!と期待して行った。

結果は、期待しすぎたせいもあるが、ガッカリ。日本でいうと中の中くらいのレベルなのに、円安抜きでペソでも「ゲーッ!高い!これで!?」という価格。日本人が作っているので、なんちゃって盛り付け(焼豚とナルトと卵あたりを真似して載せてあるけどなんか変)じゃないが、お味が。。。 ちなみに外国人の盛り付けがなんとなく変なのは「正面がないから」です。彼らは皿を上から見て盛り付けるので、「中心」がある盛り付けになる。盆栽とフラワーアレンジメントの差みたいなもんですね。

さらに、白飯を頼んだら、ツイッターで「メキシコでも国産米が輸入されるようにになった!うちでも!」と自慢していたのに、ジャー臭いご飯が出てきた。やっぱ、日本のものは日本で食べるか自分で作ったほうがいい。

  

興味がないんで、どこだか分からない。ユカタンでは流しのタクシーがちゃんとしているので、ウーバーの必要性をあまり感じない。時間があったので公共交通機関でも使ってみるか(ユカタンにない地下鉄とか)と思ってウロウロしたときに撮った。ユカタンと違って治安が悪い!というイメージが強すぎて、道端で携帯をいじる気にならない。いろいろ見所がある都市と言われているが、いかんせん興味が…。すみません。

 メリダ着陸。

  機内。

機内の減圧が終わった途端、ドライアイス演出か!と思うような水蒸気(写真より幻想的でした)。ああ、湿度の高い暑いとこへ帰ってきた!という感じ。