La Ermita の記録

メキシコ隠遁生活の私的記録と報告
 @ユカタン半島。

私有地化競争

2022年01月14日 | 設備/外構/庭

正月も早々、カンカンとマチェーテで木を切る音がしていたので見に行ったら、隣の隣の隣の家(ビーチへ向かうエントラーダ沿い、2年ほど貸別荘だったところをメリダ人が買ったばかり)のワーカーだった。

貸別荘だと、でかい音響設備があって一晩中大音量で音楽が鳴ったりする。現にエントラーダの向こうの貸別荘ではホリデーシーズンにときどきそういう客が泊まる。

その土地の貸し別荘では、子供づれや若者が騒ぐ声がする程度だった。さらに、貸すんじゃなくて自分の別荘にする人(=もっと静か)が買ったと聞いてホッとしていた。が、緑地を減らすということをしやがった。

その家の緑が減ったという意味ではない。敷地周囲をぐるっとブロック塀で囲っているが、切り倒した木が植わっていたのは小道とその向かいの他人の土地の一部なのである。つまり切る権利はない。

 写真右端に写ってるのがその家。

電信柱は、森と小道の境界に建てられたんだが、道まで木が伸び枝が広がって森の中に埋もれていた。この電信柱から電気を引いている我々は、何かあるたびにトランスに電気公社がアクセスできるように周りの木の枝を切り払わなければならない。が、すぐ伸びる。だんだん緑が減っている中、この誰かの土地と道に生えている木々は、砦のようになって我々に憩いをもたらしている森なのである。

枯れ木(切った枝)の山の手前左に見えるのが、うちの奥にある貸別荘の看板というか道案内で、今は砂地になってしまった手前に立ててあったのを、そのワーカーが勝手に移動していた。

ほとんどが道の部分なので、市役所が切ったと思えば諦めもつくんだが、問題が生まれた。

 うちの洗濯場方向から見る

木を切り倒したスペースが写真真ん中の白い家のあたり。これまでは、電信柱の周りの木々で見えなかった。

 近寄るとこう。

つまり、エントラーダの通行人から、うちの洗濯場が丸見えになってしまったのである。洗濯場には湯沸かし器やガスボンベや自転車や洗濯機などが置いてあり、一応鎖で壁につないであるものの、丸見え。

うちも隣も隣の隣も敷地の周囲を囲ってない。境界の位置だけ決めて、仲良く開放的な空間を楽しんでいる。エントラーダからこっちは知らない人間が通ることなど滅多にないので、近所同士で丸見えでも気にしてなかったのだ。

が、エントラーダはビーチに行く人やうちの以外の小道沿いに建っている別荘に行く人も通る。そういう家に雇われたワーカーも通る。丸見えというのは見栄えの話でなく、盗んでくださいと言わんばかりの状態なのである。

 対策。

とりあえず隣の隣にもらってあった松の丸太を立てた。将来的にはきゅうりとかでグリーンカーテン?ができたらいいなと思うが、とりあえずは何か掛けて中のものが見えないようにする。余計な仕事を増やしやがって。

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ちなみに、その「木を切ってしまった家」の土地は、詐欺で生まれた変な土地である。何回か売買を繰り返した結果、既成事実化した。が、どこでどう間違ったのか外壁を変なところに建てたので、隣の隣のうちの土地との間に変なスペースが生まれた。

 左の木製電柱と白い壁の間は、誰のものでもない。

か、あるいは白い壁の家が狭くなってるだけ。

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 道を私有地化している、また別の家。

こちらはうちの奥。本来道がカクカクと曲がってるところだが、白い石で入れないようにして、自分たちの駐車場として使っている。(自分たちが入るときだけ石を退ける)

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なんでもありなお土地柄なので、できることは自衛のみ。

 エントラーダからうちへの小道を見るとこう。

 左の小森の半分は本来道。小森より右がうちの敷地。

つまり、小森の左側だけが道で、小森は我々の敷地内に見えるように、せっせと小森の成長を促している。今回の作業のついでに、門代わりの石のオブジェをちょっと道側に移動してやった。奥の家の車がオブジェを避けて通ると、轍が移動して道も少しずつ移動する仕組み。

住んでるもん勝ちではあるものの、心優しい日本人の移民には他人の土地をいじる勇気はないので、道が勝負なのである。

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  サボテンパーク。

丸いタイプが花をつけた。向こう側の丸いやつは赤い花が咲くので、別の種類だったらしい。

 いつも食べてるビスケット。

裏表を間違っている。ベルトコンベアの質が悪すぎるのであろう。こんなことでは驚かない。


お正月

2022年01月06日 | ユカタン諸々

あけましておめでとうございます。

ユカタンで6回目のお正月。今年は人が増えているのに加えてカレンダーに恵まれ(メキシコでは祝日は1日のみだが2日が日曜日だった)ため、今までで一番うるさかった。0時に花火を上げるのが習わしだがこれまではなかったのが、今年は300メートルくらい離れた別荘数カ所で上げていた。花火というかパン!ヒューーーパァン‼︎と爆竹みたいな感じで、花は開きません。犬が怖がって可哀想だった。

  お飾り。

左の注連縄はつる草で、右は麦わらで。形にはなるが、普通のやつを作りたいのに、モダンとかアレンジ系になってしまった。エノコログサみたいな雑草で去年作ったののほうが注連縄らしい色できれい。

 お供え。

 初日の出の少し前。

 国旗掲揚。

 初海。

 お雑煮

お供えは現地米を撞いて海藻で固めたものだが、こちらは餅粉でつくった求肥。撞いたほうが餅らしい味だが、寒天を使ってるので温められないのがネック。ま、カッコだけ。

今年もまたーりと引退老人生活を楽しもうと思います。皆様もいい一年になりますように。

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 キビ。説明はこちら。

  レンズ豆のもやし。

 子豚ビーチの看板。

 猫。