<2016年最後の週の作業>
① 畑(続き)
② 本棚(続き)
③ 網戸
④ その他の中途半端な作業
畑に撒けるのとかまどができたおかげで、いらない木を燃やしやすくなった。庭の奥に、家の工事が始まるとき土地を切り開くために切り倒した木が放置されていたんだが、それらも少しずつ燃やした。
写真奥、白い棒を立ててあるラインから手前の緑のところが、隣の土地(幅10メートル)で、そこに半分枯れた木がてんこ盛りになっていた。けっこう太いのもあって、BBQの燃料に事欠かない(だからしょっちゅうBBQをする)が、それにしてもこんな木をマチェーテ1本でガンガン切り倒していった親方たちはすごい(が、その辺に捨てるのが玉にきず)。
大晦日の本日、組み立ててみたところ、大変いい感じ。細かい部分を調整して仕上げのペンキを塗ったら完成だが、先は長いんだそうな。筆者が作るものはすべて「細かいところを見るのは禁止」なレベルロシアンだが、彼は常に最後まで気を抜かないところがすごい。しかし正月明けには本を出せる!
工事中に出入りしていた窓屋(アルミ屋)に、取り外し可能な網パネルのようなものを発注していたんだが、我々とは関係ない問題に巻き込まれて「手付金の丸損」ということになってしまった。いつまでたっても配達に来ないのは「Lさんが自分への支払いを渋っているから」だとわかり、「うちは関係ねえじゃん、とっとと持ってこい!」と説得してたんだが、Lさんが「いや、もうこっちが払うものなんかない。俺が代わりに文句言ってやる」と言い出したあたりから雲行きがおかしくなった。
弟くんたちは「悪事を働く奴がいるから注意しろと言っただろ」という反応で、最初の頃は「この野郎、ガイジンを甘く見るなよ!」と手付金を絶対に取り返すつもりでいたが、金を受け取ってドロン…というわけでもない。それどころか「Lさんが払ってくれるように助けてほしい」と何度も嘆願される。言い逃れかとも思ったが、完成している網戸の写真を送ってきて「悪いのはLだ!」と泣きついてきたのである。
結局、その話をしたときのLさんの態度やアルミ屋の性格(工事中にみんなにご飯を振る舞ったり、ちょっと抜けてるところもあるが人はいい)をいろいろ考えると、Lさんが一部代金を払ってないのは事実だと思われる。彼には、そういうごまかすところがある。それでうちも、得も損もした。なので、手付金は工事代金がその分高かったものと諦めることにした。
もともとここでは高価な窓枠にしない限り、網戸と片方の窓がはめ殺しになる(動く方の窓の外側を拭けなくなる)ために、とりあえず網戸なしにしていた。だからうちの窓には網戸用のレールがない。工事中は「どのくらい蚊が多いか様子を見てから」なんて話していたんだが、2ヶ月住んでみて問題は蚊よりもハエだとわかった。湿度が高くてカビの心配もあるし、いつまでも放っておくわけにはいかない。どんな形式にしようか考えて、「取り外しができ、作るのが簡単で安い」のはこれだと落ち着いた。
ああ、話が長かった。年明けに製作に着手する。
箱というか棚ですが、普段つっかけくらいしか履かないので、ひとつは玄関、めったに履かない靴は2階の寝室に置くことにした。
25年以上前に買って一部欠けたり傷ついたりしていた保護膜を剥がして、新たにシーリングした。実はこれは5年くらい前からの懸案事項で、日本にいたときは「どこぞにいい業者はいないか」としか考えなかったのが、こっちに来て「テメエで直せばいいじゃん」と気づき、ようやく新品みたいに生まれ変わりましたとさ。
掃除道具などが散らばりやすいので、あまったブロックで棚を作った。
他には、間仕切りカウンター(本棚)が汚れやすいので拭き掃除できるペンキを塗り直した(上のテーブル写真奥)とか、皿を全部出してキッチンカウンター下の棚に収めたとか、立て付けが悪かったドアを直した(ドア枠を削った)後のペンキを塗りなおしたとか、細かいペンディング事項をすべて片付けた。年明けには気分新たに、本棚を完成させて本を出し、網戸を作り、その後は洗濯場の外や庭などに取り組むつもり。だんだん、「ダメなところを直す」のでなく「より快適な家に」的な作業に変わっていく。楽しみ。
大晦日と言ってもここでは雰囲気出ないので、夜はまたまたBBQをする。それではみなさま、よいお年を。(ってか、日本はもう元日だ)