今年初のハリケーン通過。
去年はユカタン半島北上のやらルートが変なのも含めて大きいハリケーンに4回襲われ、散々だった。今年も年初に、大西洋では去年並みに発生するとの予報が出ていて覚悟はできている(しょうがないもん)が、とりあえず1番バッターはどうってことなかった。
雨が少なく、通過してったその日だけは風がまあ強い程度。
大西洋のハリケーンというのは、カリブ海を通ってメキシコに来るかアメリカに行く。大災害になったカトリーナなんかもそう。なのでだいたいアメリカのナショナルハリケーンセンターのサイトをチェックしている。そこの風速表記はノット。近づいてくると、ユカタン州やプログレソ市のニュースというか政府発表を見るんだが、それらの風速表記は時速。
毎回暗算するのが面倒なので、作った。さすがに還暦近いと、これでだいたいの大きさが分かる。ついでに言うと、うちの両親は伊勢湾台風をもろ体験しているので、この表のスーパーハリケーンなるものがどの程度かよく分かる。
今回は、水害もあるにはあったが(どのみちメキシコでは大雨のたびに道路が洪水状態になる)、強風で倒れたり傾いたりした電信柱や電線もろとも倒れた木が大きな被害だった。つまり、停電。そうでなくても人口がめちゃくちゃ増えてキャパオーバーなのだから、ハリケーンが去ったからといってすぐには復旧しない。
近くのエアビーの電信柱の傾きもそうだが、直そうと思ったらこういうふうにジャングルを切り開かなければならない。アクセスがいいのは、村の中心部と幹線道路、大きめの小道だけ。ちょっと奥まってると、こういう状態である。
が、そのわりにうちは大丈夫で、通過中の8時間くらいと、復旧工事中のためと思われる3時間くらいの2回、停電しただけだった。水道も問題なし。
今年は当たり年である。毎年4、5回実をつけて、8月にだけ熟す。でも、毎年同じじゃなくて、なぜか年によってバラツキがあり、かつ個体によっても違う。つまり、今年はこの木が豊作で他のはダメ、次の年は逆…なんて感じ。
今年は豊作だからジャムはガンガン作って保存しておこうと思っていたら、意外と収穫できない。当たり年な上に周りの土地でやたら木を切っているため、鳥やら虫やらがやたらと来て食べていくのである。やっぱり完熟した実が美味しいんだが、よく見るとプツンと小さい穴が空いていたり。
そうだ、おまけにハリケーンで大きな枝が一本折れたんだった。どのくらい収穫できるか、今後1週間が勝負。