暑いの好き&強い我々でさえ堪らん激暑期が終わって一段落すると、雨季…というか夕立があるシーズンがやってくる。
少し前から、メリダでは毎日夕方、時間は短いが土砂降りになっていて、やっぱりこっちは降らないなーなどと話していた。メキシコの気象庁みたいなとこが出している資料でも、ユカタンの中でもプログレソから西の海岸線あたりだけ、雨量が圧倒的に少ない。
ずっと「メリダは降った、こっちは降らんかった」が続いていたが、ここへ来て2日連続で夕立。恵みの雨である。少しくらい降ったって、砂地はどんどん雨を吸ってしまう。土砂降りが1時間以上続いて、ようやくあ〜潤ったという気分になる。
ユカタンには川がなく、水源は地下水のみ(あー、有名なセノーテとかは、そういう水がたまった洞窟です)。降る時期にたっぷり貯め込んで、州全体の水道水を常時を提供してするんだから、大したもんだ。
で、我々の住むチェレムにも、ようやく雨季が訪れた。この後は、蚊の大発生が続く(爆)。
最近の夜明け前。
朝焼けにはあまりならない。
ケントという種類のマンゴー。
アタウルフォという名の地元(南部)のマンゴーの値段が、ついに上がり始めた。旬の終わりらしい。選手交代とばかりに、ケントという種類のマンゴーが出てくる。どこかで、メキシコでは3種類が順番に旬を迎えると読んだ気がするが、よく覚えてない、すみません。
ここに説明を見つけた。
アタウルフォは小ぶりで、勾玉みたいな形をしている。すごく甘い。種を水につけとくと、すぐ芽が出る。こっちでは、バナナみたいに剥いて手に持って食べる人もいる。豪快。
で、そのアタウルフォがキロ15ペソ(100円弱)を超えてきて、次のケントの方が安くなってきたので、買ってみた。
が、ダメ。まだ甘くない。というか、もともとアタウルフォの方がケントより甘いんで好きなんですが。写真は、ニホンジンが大好きな「はしり」でござい。が、その後もまだアタウルフォを買ってしまっている。
変な調味料。
エスパニョールという「色つき粉末塩」。正確には、塩だけじゃなくて他にも何か入ってると思う。塩味だけじゃない。むかーしの粉薬みたいに、薄い紙に包まれてる。スーパーでは見かけなくて、メルカード(市場)の、スパイスとか豆とか売ってる店にある。
これはですね、パエジャを作るときに使うサフランとかコンソメとか塩とかに多少似せて作った、簡易パエジャ用調味料みたいなもんですが、ユカタンの田舎ではパエジャ何それ?なので、テキトーに色を付けたスープなんかに使っているらしい。もちろん、サフランみたいな高いものは入ってません。
なんでもテキトーにごまかすのが得意なメキシコっぽくて、何となく存在そのものが可愛いので、たまに買ってくる。もっというと、「スペインの」という意味の名前も、色々ごまかしてるというか憧れてるというか、複雑な意味で可愛い。
が、何に使うのかよくわからないので、結局パエジャのまがいものを作って食べる…というわけです。