去年のクリスマス前に発生した断水は、2日、役所が開いた本年初日に電気公社への支払いを終えたそうで、「順に水が届く」というニュースで終わったかのように見えた。順にと言うとおり、限られた水圧でチェレムの、さらにチェレム内でも圧が低い通りに面する我が家まで届くには日数がかかるだろうが、とにかく「いつになるか一切分からない」状態は脱した。
まあ、また1月末に未払い発生なんてことになる可能性はあるが、ホリデーシーズンの年末と違って届く日数が短くなるのは確実だ。さらに、電気公社も決算月(実際はメキシコには毎月決算と予定納税の義務があるが、年次決算が大変なのは日本と同じ)だから電力供給停止という力技に出たんだろうから、1月末はリスケか何かで話がつく可能性も高い。あ、この未払いは、毎月の電気料金でなく、3年前に公社が間違って請求したときの「正しい使用料との差額」です。
年末にタンクローリーで水を買っておいたんで、どうにか持つだろうと思っていたが、近所の道(マエバ通り)で水漏れ状況を観察していても、一向に水が来ている気配がない。
この漏水箇所は、うちも何度か水道局に報告してたんだが、いつまでたっても直しに来ないので、誰かがぶった切って上流側のチューブだけ折り曲げて結わいてある(その程度で問題ない水圧しかない)。砂地(マエバ通りは未舗装)が少し湿っているときは、水が来ててポタポタ漏れてるんだなと分かる。
で、いつまでたっても湿らない。村役場のFBページにひとり住民が問い合わせていたので、まだ届いてないのはうちだけじゃないと分かったのが、15日頃。
19日(金)、もうタンクローリーで買った水も底をつく頃だけど、正月とか客が来る予定があるわけでもないので、最悪、井戸水混じりのお隣さんの水を拝借しようと話していた。お向かいさんも「いざとなったら使え」と言ってくれてるんだが(ってか、元はうちの水)、他人に使われないように外壁にある蛇口のハンドルを外してあるので、それを買ってこなければ使えない。
ところが、土曜の昼間、うちの外壁蛇口が突然ぶっ壊れた。
で、新たなカランが必要になって、どうせなら…とメリダまで足を伸ばして、ハンドルやら何やら全部調達してきた。
・・・の結果、
お向かいさんの外壁蛇口からうちの貯水槽までは結構な距離があり、うちの、これまた結構な長さのあるホースでも届かない。ギリギリ近くまで延ばして、そこで一旦容器(飲料水を買うためのガラフォンという入れ物)に入れ、あと5メートルくらい手で運んで、貯水槽に足していく。
お向かいさんのタンクは1階の屋根の上にあって、うちより水圧が低い。ずいぶん時間をかけて、貯水槽(700Lと1100Lのタンク2つ)の水面が20センチくらい上がった頃、水が止まった。お向かいさんは、うちの生活用水を優先するという決まりを守って、週末に老夫婦が泊まるのに必要な程度しか屋根のタンクには上げていなかった模様。