ここんとこ、倶楽部や石油工科大学の授業で聞かれたのが、豆腐。ここでは、例の「元魚屋→日本食料品店に拡大」で、アメリカの森永だったかの充填豆腐が売られている。高くはないんだが、我々の行動範囲より南方にあることもあって、1回しか買ったことがない。
手作りとなると、ずーっと前から海外在住日本人の間で流通している(30年前にはもうあった)、大豆が手に入らなくともヒヨコ豆で作る豆腐というレシピがある。苦汁を打たなくても、豆乳を温めるだけで固まってくる。味は、ヒヨコ豆。冷奴にして醤油をかけると、醤油のおかげでまぁ冷奴かなぁ…という感じ。
そのレシピは先人の努力の賜物なんだろうが、ヒヨコ豆ってのは結構世界中のどこにでもあるものだ。大豆以外ならヒヨコ豆じゃなきゃできないというわけでもないのかも…と思い、ここで売ってる別の豆を片っ端から試すことにした。似たようなものができればいいのである。
で、結果はダメで、大量のおからが残された。クッキーやら何やらにしたこともあるが、それも飽きていたので、糠床ならぬ豆床にしてみた。豆床という言葉があるかは不明。
まあまあの成功であった。糠漬けよりヨーグルト風味っぽい。この写真の大根は、懇意のメキシコ寿司レストランの友達からもらったもの。買ったはいいが持て余したらしく(常夏メリダには大根はない)、色が変わりつつ萎びてもいたので、他に使いようがなかった。
一番美味しかったのはきゅうりだった。メキシコシティに長く住んでる日本人の友達が遊びに来て、気に入ってくれたのがよかった。
前に出した mochi(彼らが餅と認識しているのは雪見だいふく)と今回の団子(彼らが団子と認識しているのは串に刺した3色団子)は、実は同じものである。ハワイ産の餅粉で作る、団子。が、材料の関係でこれら以外作りようがなく、水分量が違うだけなものをプレゼンで誤魔化している。こんなところで餅と団子の違いを力説していてもしょうがないので、まぁ構わないのである。喜んでくれるし。
その前日にメキシコ寿司屋の友達に誘われたイベントでみたらし団子を売ったんだが、第1回目の開催ということで客の出足が想像つかず、余ったら倶楽部で捌こうと予定していたもの。ところが人気で売り切れたので、新たに作った。串には刺さず、あんこときな粉の食べ比べにした。
茶会をしてくれた友達に教わったとおり、釜などは展示して、干菓子と一緒に出すだけ。でもこれも好評だった。何しろ、「同じ茶会用と言っても海外向けのはクオリティが低い」と日本から持ってきてくれた抹茶である。ここの、ケーキの上にかかってる粉とかフラッペなんかとは一緒にならない。実際我々も、こんなに味が違うのかと驚いた。じわじわ美味い。その美味さをわかってもらって嬉しかった。
前からあるということだけは知っていたんだが、行ったのは初めて。盆栽教室を考えるついでに盆栽売る→庭造りを受注する…と妄想していて思い出し、行ってみた。
伏見稲荷(だったっけ?)はガイジンにとても人気があり、その写真がネットを通じて中南米人に結構浸透している。あとは、お約束の太鼓橋。他にらしく作ってあるのは鳥居の周りの竹くらいだが、期待以上に癒された・・・というのは、メリダの地形は真っ平らで、ユカタン州内部にはちょっと山っぽいところもあるが、そこは山で、こういうゴルフ場みたいなアンジュレーションは実に久しぶりだったのである。
これは手を入れれば(市にかけあおうか…)とも思ったが、ちょっと調べたら日本は何も関係なく、ただの地元の公園らしいので、出しゃばるのはやめる。
園内の池では3人の少年が小さい魚を取っていた。学校はどうした??