La Ermita の記録

メキシコ隠遁生活の私的記録と報告
 @ユカタン半島。

2024年05月31日 | ユカタン諸々

ゴミ一家の鶏について。これまでの経緯は、①我々が土地を買う前は、好き勝手に入ってきて餌をついばんでた、②境界塀ができてから、入ってくるのは2つがいだけになった、③うち雌鳥1羽が建設中の家の納戸で卵を産むようになったが、卵は毎日作業員に没収されていた、④もう1羽の雌鳥が前庭の木の根元に卵を産み始め、最終的にヒヨコ6匹もろともゴミ一家が連れ戻していった、⑤納戸から追い出された雌鳥、車庫に移動して卵を温め、1週間後6匹孵った、⑥母子はゴミ一家の敷地には戻らず、うちの庭で子育てを始めた。

 生まれて2日後。

5分食べては1分寝る。寝落ちするときはストンとゴメン寝。

  別の寝落ち。死体風w。

 井戸水が染みたところで涼を取る。

母鶏にとっては元々餌場なんだし、うちの敷地が気に入ったのかゴミ一家には戻っていってないようなので、小屋を作った。

 とりあえずの小屋。

どういうものが気に入るのかよく分からないので、囲みと覆いだけ。

  水飲み場も。

翌々日、小屋が気に入ったようなので、もう少しちゃんとしたのを作った。

  少し広い。

 逆側。

 気に入った。

ゴミ一家のオババがときどきうちを覗いてるのは知っているが、何を考えてるのかは分からない。立ち話中にうちの敷地内に鶏が入ってきても(連れ戻された元ヒヨコ=現在若鶏はうちが気に入ってるようで、毎日入って餌探ししてる)、何も言わない。が、親方が仕事の邪魔だと言うと、知らないとか言って責任逃れする。

マリアは、もううちの鶏だと言う。相棒も、何か言ってきたら買ってきたと言い返そうと話している。我々はまだ借家暮らしなので、ゴミ一家は夜誰もいないときに連れ戻すことができるが、それはしない。おそらくほしいのは卵だけで、餌やりをしなければならないヒヨコには用がない。

まぁ、うちも目的は卵、大きくなった雄鶏はマリアにあげる(そしてスープのおすそ分けに預かる)つもり。


コンクリ滑り止め

2024年05月31日 | 設備/外構/庭

【5/29の作業】 車庫スラブ、車庫入り口ランプ

 

設備が来て、車庫内の2ウェイスイッチは配線自体は問題なくてスイッチ周りを直せばいいだけ(床下配線不要)と分かったので、さっそくスラブを打つ。車庫内から続くランプも。

   準備。

大まかに入れてあった岩のうち、型枠の邪魔になるものと必要なスラブ厚を取るのに邪魔な岩を除去して平す。

  型枠。

 セメント到着。

 水を撒く。

  奥からコンクリ。

  まずは片側。

  井戸から水を汲む。

水道の圧が小さくて水が足りなくなったので、井戸水を使うために裏庭へ水槽を運び、そこへ溜めた水をバケツに汲んで、道側のスペースで回しているコンクリミキサーのところまで運ぶ。バケツ一杯20リットル、両手で40kg。岩や木の根がいくつも出てて、残ったコンクリ梁も置いてあったりと、狭くてかつ非常に足場の悪いところ。なのに、重そうではあるがスタスタと歩く。体幹の鍛えられっぷりがすごすぎる。

 反対側。

  続いてランプ。

2枚目に写っている細身の青年は新顔だったんだが、こんなに痩せた現場作業員は初めて見た。マジで。

 水汲み、近道できなくなる。

 左右に分けないので早い。

 あっという間に端まで。

前日に岩混じりの砂で水平にしたアプローチのところまで到達したので、均しに使っていた中空の角材を使って型枠を作る。

 岩が混ざってるので結構大変。

  なぜか親方登場。

 打ち終わり。

 セメントを水で溶いたものを塗る。

 ほうきで滑り止めの溝を作る。

メキシコではコンクリやアスファルトに型を押し付けて、レンガやブロックを並べてあるように見せるなど変なことをする。ただの溝とか丸い枠を押し付けるとかならいいけど、前に書いたタイルと同じで、何々調ってのは嫌なので、朝のうちにどうするのか聞いてあった。手振りでは何やら波型のような感じだったがどうするのかと思ってたら、ほうき! 

 ほうきをくねくね動かしながら引く。

柄の長さが足りないので、我々の樹上の果物を収穫する道具を(知らないうちにw)繋いであった。

 こんな仕上がり。

均一じゃないのはご愛嬌。

  端の仕上げ。

1枚目は、上が指示を間違えてほうきの前にさせられたときのもの。ほうきの後、もう一度同じことを繰り返した。片側だけRになっている金属板を使う。チリをとるついでに丸くするといった感じ。 

丸一日で完成した。

あとスラブで残っているのは洗濯場の土間部分と玄関。洗濯場はタイルを切るなどの作業用スペースとして残してあって、玄関は出入りするのに段差がないほうがラクなので最後に。


室内気温38.8℃

2024年05月29日 | ユカタン諸々

 

座ってるだけで汗だく。

新居は涼しくなる工夫に頭を使いまくって建ててるので、工事が遅れてこのサウナ借家で過ごさなければならないのが本当にムカつく。人間って意外と耐えられるな(死なないな)と思ったりするが、新居だったら「今日も暑いね、外出やめよう」ってな程度だったのに(怒

 井戸水でスイカを冷やす。

風情があっていいですね(暑すぎて棒)

 チャアクの気配。

メキシコ文明展で有名になった雨の神様チャアクがもうすぐ降臨する空だという。

 植物いろいろ。

左奥から、このへんのウチワサボテン、つる草いろいろ、チャヤ、一番手前がチャカの木。乾季の終わり、かつ日本でも報道されているらしい「メキシコを襲っている熱波」で、さすがのユカタンの植物も枯れ気味になっている。サボテンもいつものように簡単に土に着かないし、この村の名前になっているつる草もカラカラだし、チャヤも黄色っぽくなってきた。唯一元気なのが、マヤの伝説にも出てくるチャカの木。

 

 現場飯。

周りに散らばってるのはチチャラなんだが、真ん中の鶏肉のトマト煮がめちゃくちゃ美味しい。なぜかほのかに鰹節の味がする。トマトにもアミノ酸は含まれているが、こんなに旨味が出る理由は調理法にあるはず。男どもには分からないので、今度親方の奧さんに会ったら聞いてみる。

 歯医者がくれた処方箋。

マヤ人は「ツ」を tzu と書く。

 メリポナのお尻。

針なしなのでぬいぐるみみたいで可愛い。ちなみに普通の蜂みたいには刺されないが、止まられるとチクッとする。足に何かついてるのか、噛まれるのか。

 ナンセの実がなり始めた。

まだ熟してない。家ができたら美味しい食べ方があるか実験できるので、もう少し時間かかってほしい。

 サクベの先。

相棒が、遊歩道からここで繋ぐようにと岩を並べてあった。


肉体労働

2024年05月29日 | 設備/外構/庭

【5/28の作業】 車庫へのランプ、伐採2本

 

朝一番に、設備がいろいろ間違えていることを親方に話した。ひとつは車庫内の照明を玄関内からオンオフできるように2ウェイにするはずがなってないことで、行程を考えると結構致命的。車庫のコンクリスラブを打つ気で来ていた親方もえーっ?っとなった。「そうでなくとも遅れている、今日来なかったら井戸ポンプの業者に変える」と堪忍袋の尾が切れたようで、設備屋を呼び出した。

結果、とにかく明日から気を入れ替えて(?)来て、ポンプの業者と協力しながらとっとと終えることになったそうで、本日は別の作業をすることになった。

  門から入ったところ。

道が高くなっているので、重量の大きい車がスタックしないようにいらない石を敷いてあったが、その上へ岩混じりの砂(膨湿性粘土?)を撒いて、敷地内に水たまりができないようにする。ヒルベルトの話では、この道は洪水にならないということだったし、岩混じりの砂が思ったより大量に余ったんだと思う。

  岩混じりの砂。

遅ればせながら、こんなの。水を吸って粘土みたいになる。

  高さの確認。

別に門から広ーいアプローチになってなくてもいいんだが、朝から設備のことで現場が全体的に妙な雰囲気になっていた(陽気なメキシコ人の親方はめったに怒らないから)ので、やる気出してやってくれるんならもう何でもいいw。

 ピックアップで均して、

 おしまい。ご満悦。

どかした岩が脇にゴロゴロ転がっているとか、どかし忘れた岩が地面から飛び出てるところがあるとか、細かいことは工事が全部終わった後で相棒と二人でやる。

 

続いて、西(ゴミ屋敷)側に生えている木のうち、位置的にいらない2本の木を切り倒す。木はなるべく残したいが、長年放ってあったジャングルなので、虫に食われてウロが出来てたり、残したいとは言ってもちゃんと手を入れた庭にしたいので、いらない木もある。全部で5本くらい切る予定で(親方はもっと切って果物がなる木を植え直せと言う)、そのうち相棒の庭造りにどうしても邪魔なのを先に切ってもらう。残りは家が完成してから。

 木のてっぺんにロープをかける。

が、言われた若い衆はどうしていいのか分からず、

 親方登場。

 他にも集まってきて、

棒をくくりつけたロープをカウボーイみたいに投げるのを何度かトライして、

  5回目で成功。

  ロープ組。

 切るのは1人。

 もうすぐ。

 倒れてきたので逃げる。

 続いてもう1本。

 ウアノの木。

幹はメリポナミツバチの巣に使えるので、後日友達が引き取ることになった。葉は屋根に使えるが、少量だしちょうどほしい人がいるかどうか。いなかったら我々で燃やす。

 ヒマラヤスギ。

有無を言わせず、自分ちの薪にするらしいw。

  大きい幹。

こちらも何かに使うらしいw。

 

設備のせいでここんとこ思うとおり進んでなかったので、思いっきり肉体労働して最後にはハッピーで帰っていったのがよかった。子供みたいw。


床スラブ

2024年05月26日 | 新築

【5/22-25の作業】 床コンクリスラブ、床タイル

 

  地盤の準備。

特に強度がどうという話でなくて、コンクリを打つのに水平を取りやすくしてるんだと思う。だだっ広いところの端に水糸があるだけより、ガイドがあったほうが簡単なので。

で、1つ前の記事に書いたが、歯を抜いたので安静に…ということで、残念ながら現場に行ってない。写真をもっと載せたかったが撮ってないものはしょうがないので、とりあえず相棒からもらった写真2枚で進捗を記録しておく。

 床タイル。

手前と奥にその前日に打ったスラブが見える。翌日からタイルを貼るとは思わなかった。今回は、海辺の家で使った最安クラスより少し大きいタイルにした。床タイルなんか何でもいいんだが(流行りwの石調は嫌い、石模様にしたいなら天然石じゃないと嫌)、いくら屋内では靴を脱ぐとはいえ、田舎の一軒家では目地が結構汚れてくる。高価な大きいタイルとまではいかないが、目地が少ない分、少しは掃除がラクになるであろう。(ちなみに木目調とかのタイルも嫌い。木目がほしいなら木材の床にしろ。偽物嫌い)

地面からの湿気をコンクリとタイルでどのくらい止めるのか、早く現場に行って確かめたい。親知らずみたいに切る抜歯手術じゃなくてただ歯を抜いただけだから、来週には復帰するつもり。

 ひよこ誕生。

車庫で頑張っている母鶏の卵が孵っていたらしい(相棒の報告)。木の根元で産んでた鶏より早い気がする。よく分からない。とりあえず今のところ、ゴミ一家からは何も言ってこない。ひよこは隣のヒルベルトの敷地まで遠征しているらしい。うまくするとヒルベルトんちの鶏になって、毎朝新鮮な卵にありつける!

 


流水

2024年05月26日 | 設備/外構/庭

【5/22, 23の作業】 井戸ポンプ設置

 

  ポンプへの配線。

 水が出た!

これには感動した。水は出るに決まってるんだが、試運転中じゃんじゃん出続けて、地面を伝って流れる水を見て感動した。山も川もないユカタンに来て8年。蛇口から出る以外の流水というものを久しぶりに見た! 流れと、水底のきれいな砂つぶを見て、ああ日本人はコレだ!と。

おそらく周りのマヤ人は、「出て嬉しいのはわかるが、なんで20分も眺めてるんだ?」と思ってたと思う。彼らにとってありがたいのは「大量の水」だ。流れてなくてもいい。というかそもそも、ここには流れる水は存在しない。セノーテだってきれいではあるが、所詮溜り水だ。日本人は流れ!川! それが「なんでもよく洗う」「洗い流す」などの衛生観念と「水に流す」という言葉に表れるような日本の文化を生んできたのである。わーい!

 試運転を終えて、スイッチへの配線。

この家のブレーカーは引き込みに一番近いところにあるんだが、220Vのこの井戸のポンプのブレーカーは、そこにはない。なぜか、ポンプのブレーカーは彼らがつける。つまり、屋内の110Vのエリア別ブレーカーはまとめて洗濯室に、井戸ポンプのは井戸の近くにある(エアコンのもエアコンの近くにある)。ブレーカーなんか全部まとまってた方がラクな気もするが、別にそうじゃなくても構わない気もする。よく分からない。

というわけで、ポンプのブレーカーとスイッチボックスを家の外壁に付ける。ポンプに繋いだケーブルを最短距離で伸ばすため、埋まっている岩を除去。ケーブルだけじゃなくてタンクへのパイプもそこを通す。

 全様。

井戸に取り付けたポンプ(左下)からパイプとケーブルが伸びて、外壁にブレーカーとスイッチ(右)。

 ブレーカーの設置。

ここにポンプそのもののスイッチボックスも。電源は基本入れっぱなしで、屋根の上のタンクで水位が下がると自動でポンプが作動するようにする。この村では市が送水している時間帯に手動でポンプを動かしてタンクに水を上げる人が多い。我々は、まぁ面倒だし海辺の家もそうだったんで、自動で。で、その水位によってポンプを動かしたり止めたりするセンサー部品の調子が悪かったりすると、このポンプのスイッチを止めてブレーカーを落として修理する…と。

室内配線配管をしている設備屋と違って、ちゃんと水平器を使ってまっすぐ付けてくれるのがよかった。メキシコ人には、そういう細かいことは滅多に望めない。

 

ところで、以前親知らずを抜いたとき「おそらくダメ。いつかは抜かなければならないが、痛くなるまで放っておいてもいい」と言われた隣の歯が痛くなったので、23日の朝抜歯した。なので23日以降、現場に行ってない。

相棒の報告では、ブレーカー設置の後、残りの配管は水タンクを屋根に乗せてからということになったらしい。そちらは室内の設備屋の担当で、親方も無断欠勤を怒っていた。が、これまた日本みたいに大して問題にはしないので、ちゃんと来いとプレッシャーかけてるのかかけてないのか分からない。

 

 サクベ、ここまで。

 別角度。

奥の塀(ゴミ屋敷との境界)に沿って相棒が作っている遊歩道につなげる。若木が一番多く生えてて大変なところ。


水不足(我々以外)

2024年05月22日 | ユカタン諸々

脈絡ないですが、最近興味深いと思ったたことをつらつらと。

 

 水資源の持続可能レベル。

今、乾季の終わりではあるが、ある都市の水源になっている貯水池というか湖が枯れて水底が現れたりして、長期的な水不足が結構話題になっている。以前、半島の水について調べたことがあって、水道の水質については覚えていたが資源としてはどうかと思ったらこんな状態だった。ユカタン半島はまあまあ、引っ越してきたところは安泰。

他のところに住んでいる人には悪いが、海辺の村で7年暮らして、もう本当に水で苦労したくない。井戸も掘ったし、水資源も大丈夫そうだということで、ここは勝ち逃げしたい。

 

  野生動物保護。

暑すぎて野生動物が死んだり苦しんだりしている。メリダにクモザルが出てきたとか、野生動物のフクロウが昼間日陰で羽を広げて涼をとっていたとか、何が死んてたとか、いろんな写真が出回っている。隣村では、地面の亀穴や使っていないピレタ(岩などで作った、灌漑用の水を貯めておく水槽)に水を入れて、動物が飲んだり水浴びできるようにした人がいた。

 

 コチニータ鍋。

ユカタンの名物料理コチニータを作る鍋。大きいものは1m x1.5 m くらい。鍋と言っても土中やオーブンで焼くので四角い。この辺だと、台所用品店やアルミ製品屋の他、機械や部品など設備工事に必要なものを売ってる店でも必ず売っている。敷地内ですることという括りなのかもしれない。

 

  門の飾り絵。

一瞬、なぜユカタンの田舎に富士山の絵が!?と思ったが、ちょっと違う。が、よく見ても何だかわからない。手前にテキーラの材料になるアガベとその向こうに湖となると、グアダラハラ近郊かと思うが、こんなに高い…というかこんな形の山はない。確か、メキシコのどこにもないんじゃないか? ペンキで描いてあるんだが、とにかく門の飾りとしてはなかなかの懲りようです。

 

 キツツキ。

 プチェロ。

ポタージュのことをここではプチェロと言う。スペイン語でポタヘ。で、メキシコではポタへとは豆の入った(ちょっと煮崩れて汁が濁った)スープのことを言う。例によってメリダでは塩辛くて食べられないんだろうが、村の出前をとってみたら美味しかった。優しいお味。

 親方の車。

電線を接触させてバチっとエンジンをかけるw。日本でも昔々にはやってましたね。懐かしい。

 子供用原付。

子供用にいかが?とFBの「売ります買います」に出ていた。村を走ってるバイクを見てると、95%はナンバープレートなし。話を聞いてると、6割は免許なし。失効してない免許持ってるのは、遠い村まで行く用がある1割くらいらしい。何でもありなのでもちろん10歳過ぎの子供が乗ることはあり得るが、だいたいちゃんとヘルメットをかぶらせて後ろに乗せる。子供は大切にする。とはいえ、3人乗り4人乗りもたくさんいる。

 

 進入禁止。

先月から肺炎で入院していたお向かいさんちの子供が亡くなってしまって、午後お葬式があるため、朝から車などが入れないようにしてあった。この道に住んでいる人だけでなく、通る用がある人は構わず通っていたが、ずいぶん大勢の人が参列して結局大渋滞。

以前、友達のお母さんのお葬式に行ったときと違って、テレビのメロドラマで見たような「入れ替わり立ち代わり人が来て慰めたり抱き合ったりして、なんとなくい続ける人もいればすぐ帰る人もいる」スタイルのようだった。賛美歌を一曲歌って、おそらく教会かどこかに移動していった。

我々を見ると「コニチワー!」と叫んでいた子。何が何やら分からないうちに始まってしまったし学校の友達の親とかでごった返していたので今日は遠慮したが、そのうちお悔やみに行く。


井戸ポンプ

2024年05月22日 | 新築

【5/19-21の作業】 床スラブ下地盤準備、井戸ポンプ設置

 

日曜に来て作業してたらしいが、我々は暑さでへばっていた。借家にいた方が暑いんだが、動く気がしなかった。サウナ。

  キッチン。

カウンターのコンクリが打ってあった。

 玄関の地盤埋め。

 風呂場の配管。

 車庫からのランプ。

 

月曜はキッチンカウンターの型枠を外せないのでついでに誰も来なくて、火曜の作業。

 型枠を外す。

 何やら隅にモルタル。

これ、海辺の家ではちょうど仕事で現場に行けなくて見てないので分からないんだが、当時の写真を見ると、場所によってはそれらしき溝があって後から何かを埋めていて、別のエリアは壁まで直にコンクリを売っていた記憶が。

 シャベルで地盤を少し掘って、

 モルタルとその辺の石を入れる。

ミニ基礎みたいな感じ。岩混じりの砂が自然に圧がかかるとはいえ隅は踏まないのでそのためか? 彼らに聞いても、彼らはこの辺のこのやり方しか知らないので、イマイチ機能が分からない。

 リビング。

 キッチン。

  寝室。

この続きをして、コンクリ打ちは明後日とのこと。

 発電機までの配線。

水を上げるポンプは停電時に困らないように、車庫に置く発電機につなげる。車庫のコンクリ打ちも明後日に一緒にやるらしい。

 

井戸は掘るだけ掘って、ポンプその他を買って届けられて、そのままになっていた。ポンプなどが届いたとき、ポンプ周りにコンクリの台座(親方チームに頼む仕事)ができたら技師を派遣すると言われていた。が、あると邪魔だったのか親方は「後で後で」と言い続けていた。

最近になって予定してた技師に親方が連絡したんだが、なぜか電話に出ず。もう待った無しだということと、我々も別に派遣されるはずだった技師を知ってるわけじゃないので、親方の知り合いのポンプ屋に来てもらった。村の人なので、故障などあったときに来てもらいやすくていい。

が、ポンプは問題なかったが同時に届いていたパイプやケーブルが、ことごとく「ポンプから地上まで+アルファ」程度の長さで、そんな庭の真ん中にブレーカーやスイッチを設置するのは嫌だし、屋根の上の水タンクまでと電気公社からの引き込み点からのケーブルがない。まったくもって不親切、かつ最後の最後まで放っておいたため隣村まで足りないものを急遽買いに行く羽目に。ああ、面倒くさ。

 まずは深さを測る。

井戸自体の深さと、どのくらいの深さから水があるかの確認。今、乾季の終わりなので、水が「今より低いレベルまでしかない」状態にはなることはない。我々としては、乾期が始まったばかりだった掘削時の水位を知るより安心感がある。親方もポンプ屋もこの村の人間なので、ひと言目に木に水遣りをするなら…と言うが、我々は生活用水さえ確保できればいいのだ。水遣りは村の水道水を使う。

  ケーブルの準備。

 ポンプの準備。

この後、その買い物に行ってしまったので写真はないが、ポンプの設置は終わったらしい。

 ここまで。

明日は配線など。

 最初に行った店。

とにかく猛暑真っ最中で疲れる。自分達だけで庭いじりをしているとそうでもないんだが、あっち行って質問こっち行って確認するのが疲れる。それとその特殊パイプも長さギリギリで足りなかったので、隣村で店を3軒回った(なかったんで最初の店に戻って径を変える接続部品を買った)のも疲れた。

 

 頑張り続ける母鶏。


おしゃれじゃなくていい

2024年05月20日 | 新築

【5/17, 18の作業】 床スラブ下地盤準備、カウンター

 

作業量としては少ないが、近々の床スラブ打ちを控えてあれこれ。ここの現場では、床タイルどころかコンクリ打ちの前にカウンターを作る(なぜ前なのかは謎)そうで、流しやガスコンロなど「そのうちに選んで買おう」と思っていたものを急遽買いに行く。どのみちそろそろ買わなければならなかったんでいいんだが、買うことより選ぶのが大変で面倒臭い。

この暑いユカタン内陸でオーブンを使うとは思えないので、よくあるオーブン付きのはやめることにしていた。オーブンの熱が暑いというより、パンなど粉物の発酵も、できるにはできるんだがガチでイーストの扱いが難しく(慣れの問題だが)、わざわざ手作りして微妙な好みを実現させる根気がない。ロースト系は、薪を使って豪快にしたいということで、オーブンなし。

ところがそうなると、なぜか贅沢なシステムキッチン系のガス台が多い。IHのみたいなすっきりしたやつで、なぜか五徳の形もオサレ。フツーのでいい…というか別に豪華に見えなくてもいいんだが、金をかけない人向けには卓上コンロ!ということらしい。あと、家で何か食べ物を作って売る人が多いので、そうなると商業用のステンレス加工業者に行く。中間がない。例によってメリダまで行って、多少はラインアップの多い中から選んできた。

 うめるとこ。

卓上コンロじゃないと説明しておいたのに親方も現場もコンクリカウンターの上に設置するんだと言い張っていたが、現物を見て納得。一旦は張った鉄筋を切って型枠を作った。

 正面に流し。

 左角に飲み物コーナー。

とにかく水分をよく摂るので(摂らなきゃならないので)、専用スペースを作る。持っている冷蔵庫のドアが逆開きになるが、しょうがない。

ところでキッチンだけじゃなくて洗面台も同じなんだが、8年前と違って「おしゃれ製品のラインアップ」が増えている。洗面台のボウルは、カウンターの上に設置する型のほうが多い。まったくもってうざったい。底がカウンターに接する部分の掃除が大変だ。おまけにオーバーフローがついてない。これはカウンター埋め込み式のボウルも同じで、付いてないタイプが増えている。今度の家には掃除用の大きいシンクがあるので、あまり洗面台で水を貯めることはないと思うが、我々も齢くってくるので予防的なものがあるほうが望ましい。

埋め込み型でオーバーフロー付きで形と大きさが気に入るものがなかなかない。結局アマゾンで買った。円安の恩恵を…と思ったが、それこそ日本には据え置き型しか売ってない。考えたら当然だ。ユニットバスでいいもの、いくらでも売ってますもんね。洗面ボウルを別で買いたいのなんて、変なことしたい人だけであろう。日本の施工品質ならそれもありだが、ここでは余計なことはしちゃいけません。水回りは冒険しない!(風呂だけは許して)

 

 テレビ台。

こちらは埋め込むものがなくて簡単なので、もう作ってあった。

 奥の居室に水糸。

以前はスラブはいっぺんにと言っていたが、どのみち玄関など段差がある部分があるし、ちまちまと間仕切りがある家なので、何回かに分けて打つように変えたんだと思う(けど分からないw)。


ツウブ

2024年05月19日 | ユカタン諸々

酷暑で、いろんな野生動物が普段ならいないようなところで目撃されている。メリダでクモザルとか、夜行性のはずのフクロウが昼間に目をらんらんとさせて羽を広げてる…とか。この辺では、鹿がいつもよりよく獲れるらしい。で、鹿狩りに行った親方がついでに獲ってきたのを、食べた。

 ツウブ。

メキシコ語でセレケ。スペイン語?でアグーティ。ネズミの一種らしいが、歩いているのを見たときはモグラかと思った。

 こんなの。

 丸焼きにする。

 骨からはずして肉をほぐす。

 タコスにして食べる。

シラントロ(パクチー)・赤カブ・ライム汁で和えて、トルティーヤに挟んで食べる。鶏肉みたいな白身だが、七面鳥より野性味が強いタイプの味で、噛みごたえもある。大勢用の料理とはいかないが、濃い味付けで煮るのもアリ…みたいな味。丸焼きは、美味しかったけど、まぁ「いろんな肉を試す」って感じで、料理としてはちょっとつまんない。

 

 銃の扱いを教わるヒルベルト。

家族の誰かから譲り受けたらしい。親方が、わたしが石拾いに使っている穴あき盥を拾ってきて、標的にしていた。ヒルベルトはしばらくモジモジと狙いがどうとか言って、結局撃たなかった。散弾銃なのですぐ当たるようになるけど、猟にでも行くんだろうか。それはさておき、人んちで練習するなw。

 近所のマンゴー、ここまで。

完熟まであと少し。

 

 マヤ鉄道本社ビル。

ずいぶん前から工事してるが、まだ完成していない。建物内部にちらほら人影が見えるのはおそらく設備工事の人間で、外構はまだまだ先が長い。先日は、敷設作業員が重機に轢かれるという事故も起きた。大丈夫か?