うちにはイグアナが4匹くらいいると思われる。それぞれ、大体の寝床(住処)は決まっているらしく、大体同じところで見るのは同じ大きさ。で、けい君はまだ決まってないのか、あるいは隣の隣の土地の廃屋にいるのか。
でもうちにもときどき来るので、定まった位置に野菜くずを置くことにした。写真はニンジンだけど、キャベツとかいろいろ。置き始めて3日後から毎朝、切れ端が小さくなって、足跡がついている。早く怪我が治りますように(怪我について興味あったら、前の前と、その前の記事を見てください)。
根っからの面倒くさがりやで、ここにいるとあまり人に会わないもんで、それが加速した。で、いつもタンス(というか棚。天板なしの網状、ステンレススチール製。もう錆びてるけど)の一番上にある服を着る。湿度が高くて、服になるべく風を通したいので、洗濯したものは他の服の下に置くようにしている。
が、お出かけ用…というかぼろ作業着じゃないやつもたまには着てほしいと言ったところ、なぜかこんな格好をして普段の作業を始めた。そしたら、一階の屋根にいる犬どもには相棒だと分からなかったらしく、けたたましく吠え出した。
こういう格好をするのはメリダまで出かけるときだけで、いつも車のある玄関側でしか見ないので、庭にいた飼い主をよそ者だと思ったらしい。番犬としては優秀だが、「俺だよ、オレ、オレ!」と何度か叫んでようやく分かった。ちょっとバカ。
前脚に肌荒れというか、毛が抜けてそれをベロベロ舐めて悪化させたので、獣医に行った。以前は村の中心地の先にいい獣医がいたんだが、プログレソに引っ越してしまった。避妊とかどうしても必要なときはそっちまで行ってたが、猫は室内飼いだし犬は屋上飼いなんであまり問題も起こらない。起こらないと行かないので、犬どもの元々の車嫌いがもう手に負えない。というか、25キロの嫌がる犬を抱っこして一階まで運び(自分で階段降りられない)、車に載せることを考えるだけで嫌になる。
で、ガイジンも増えてるしもしかして…と思って調べたら、なんと村に別の獣医がオープンしていた。餌で合わないものがあったとの見立て。
してくれた処置が、消毒とアロエの切れ端の湿布。前に隣村の歯医者に行ったときも、抗生物質の代わりにプロポリスを使われた。自然派ってのはウケるようで、この獣医もガイジンに大好評である。
が、わたしは経験上、肌のトラブルは市販薬その他なんかに頼ってないでとっとと皮膚科に行くのがいいと思っている。巷でいいと言われてる「自然のもの」なんかも、日頃から…ってな感じではいいが、トラブルになってしまったら皮膚科でもらう薬の方が効く。で、アロエ。
そんなんだったら、うちには万能と言われているニームが植わってるんだが、してくれたものはありがたく受け入れ、言われたとおりに毎日一回消毒の後、切れ端の湿布をしていた。(切るときぬるぬるするし犬は暴れるし、面倒だ)
ところが3日目に見たら、いまいち体質が合わないようで、ちょっと悪化している。だったら獣医の再診はやめた、やめた。自然なものにちょっと抵抗を感じたのか、相棒がニームの前にオロナインだと言うので、まずはそれに変えた。前から何かあると塗って調子よかったし、今回は順調に回復中。
獣医には790ペソ。5千円弱。円、安くなりましたね(涙)。790ペソは、このエリザベスカラー代だ。しょうがない。
小屋に入るのに苦労していたので、一階の屋根じゃなくてテラスに移動。お兄ちゃんのコン君(雄)がいなくて寂しいのは我慢してくれ。