La Ermita の記録

メキシコ隠遁生活の私的記録と報告
 @ユカタン半島。

獣医

2022年06月23日 | メキシコ 日常生活

 イグアナのけい君のごはん。

うちにはイグアナが4匹くらいいると思われる。それぞれ、大体の寝床(住処)は決まっているらしく、大体同じところで見るのは同じ大きさ。で、けい君はまだ決まってないのか、あるいは隣の隣の土地の廃屋にいるのか。

でもうちにもときどき来るので、定まった位置に野菜くずを置くことにした。写真はニンジンだけど、キャベツとかいろいろ。置き始めて3日後から毎朝、切れ端が小さくなって、足跡がついている。早く怪我が治りますように(怪我について興味あったら、前の前と、その前の記事を見てください)。

 

 いつにない格好で庭作業をする相棒。

根っからの面倒くさがりやで、ここにいるとあまり人に会わないもんで、それが加速した。で、いつもタンス(というか棚。天板なしの網状、ステンレススチール製。もう錆びてるけど)の一番上にある服を着る。湿度が高くて、服になるべく風を通したいので、洗濯したものは他の服の下に置くようにしている。

が、お出かけ用…というかぼろ作業着じゃないやつもたまには着てほしいと言ったところ、なぜかこんな格好をして普段の作業を始めた。そしたら、一階の屋根にいる犬どもには相棒だと分からなかったらしく、けたたましく吠え出した。

こういう格好をするのはメリダまで出かけるときだけで、いつも車のある玄関側でしか見ないので、庭にいた飼い主をよそ者だと思ったらしい。番犬としては優秀だが、「俺だよ、オレ、オレ!」と何度か叫んでようやく分かった。ちょっとバカ。

 牛くん(雌)。

前脚に肌荒れというか、毛が抜けてそれをベロベロ舐めて悪化させたので、獣医に行った。以前は村の中心地の先にいい獣医がいたんだが、プログレソに引っ越してしまった。避妊とかどうしても必要なときはそっちまで行ってたが、猫は室内飼いだし犬は屋上飼いなんであまり問題も起こらない。起こらないと行かないので、犬どもの元々の車嫌いがもう手に負えない。というか、25キロの嫌がる犬を抱っこして一階まで運び(自分で階段降りられない)、車に載せることを考えるだけで嫌になる。

で、ガイジンも増えてるしもしかして…と思って調べたら、なんと村に別の獣医がオープンしていた。餌で合わないものがあったとの見立て。

してくれた処置が、消毒とアロエの切れ端の湿布。前に隣村の歯医者に行ったときも、抗生物質の代わりにプロポリスを使われた。自然派ってのはウケるようで、この獣医もガイジンに大好評である。

が、わたしは経験上、肌のトラブルは市販薬その他なんかに頼ってないでとっとと皮膚科に行くのがいいと思っている。巷でいいと言われてる「自然のもの」なんかも、日頃から…ってな感じではいいが、トラブルになってしまったら皮膚科でもらう薬の方が効く。で、アロエ。

そんなんだったら、うちには万能と言われているニームが植わってるんだが、してくれたものはありがたく受け入れ、言われたとおりに毎日一回消毒の後、切れ端の湿布をしていた。(切るときぬるぬるするし犬は暴れるし、面倒だ)

ところが3日目に見たら、いまいち体質が合わないようで、ちょっと悪化している。だったら獣医の再診はやめた、やめた。自然なものにちょっと抵抗を感じたのか、相棒がニームの前にオロナインだと言うので、まずはそれに変えた。前から何かあると塗って調子よかったし、今回は順調に回復中。

獣医には790ペソ。5千円弱。円、安くなりましたね(涙)。790ペソは、このエリザベスカラー代だ。しょうがない。

小屋に入るのに苦労していたので、一階の屋根じゃなくてテラスに移動。お兄ちゃんのコン君(雄)がいなくて寂しいのは我慢してくれ。


柱サボテン

2022年06月18日 | 設備/外構/庭

 玄関脇の柱サボテン。

うちには三角から七角までのいろいろなサボテンがある。敷地に生えてたものや周りのほとんどの土地が藪だった頃に、いただいて(ぺちって)きたもの。それらをまとめてサボテンパークにしてあるんだが、これは高さ1メートルくらいのを頑張って持ってきて植えたもの。飾りですね。

この種類はめちゃくちゃ大きくなる。近所で一番大きいのは高さ5メートルくらい、枝の広がり(横)も同じく5メートルくらい。つまり、手に負えない大きさである。なので、うちのは根が育たないように地下に大きな植木鉢を埋めて、その中に植えた。

それでもここまで大きくなり、6月から7月にかけて花を咲かせる。

 こんなの。ゴージャス。

夜咲いて、翌日の昼までにはしぼむ。去年はすごくて、あちこちから出たでっかい花が常に5個くらい咲いている状態が2週間くらい続いた。今年も一回早咲き?の蕾が出たんだが、早すぎて咲く前に腐って落ちた。

こんな感じで、花の心配はないので、大きさ対策をした。上のきれいなところをちょん切って、下は捨てて、上の部分を植え直す。トゲがごついので、持ち方に注意しなければならないが、基本的に細かいことは気にしなくていい植栽作業である。くびれたところを切るとそこから根が出るので、とっても簡単。

日本の果肉植物ファン?は何やら小さくて可愛い植木鉢で育てているようですね。サボテンの国では、食用以外はどちらかというといらないもので、誰も見向きもしない。ああ、カッコいいのは植木として改めて場所を決めて植えて、きちんと手入れしている家もあります。金持ちとか。

住み始めた当初、おお!メキシコ!とサボテンなら何でも大事にしてたら、蛇が来るから取って捨てろとほとんどの友人に言われたくらい。

ともかく、うちではただの白塗り(と安っぽいドア)のそっけない玄関に華を添える、大事な飾りなのである。

 完成。

 

庭ついでに

 棕櫚の実

敷地内に生えてる、そこそこの大きさの棕櫚が3年前から花を咲かせて実をつけるようになった。実は熟す(食べられないけど)と、すぐ下に落ちるかころころと転がっていく。2年前、芽が出た。長細い葉が1本だけツンっと出て、そのまま1年、大きさもあまり変わらないまま。去年は、その出た芽が多少は育って、一番優秀なやつで葉が3枚になった。

とにかく、自分たちが死ぬまでにきれいな棕櫚の木にはならなそうなので、きちんと間引いていくことにした。間引きといえば聞こえがいいが、草むしりの要領でほとんどの芽を摘み取ってしまう。

で、今年もどっさり実をつけたんだが、芽が出てから引っこ抜くよりこの時点で駆除した方がラクと気づき、ばっさりカット。

で、この実というかタネ、何かになりませんかね? 枕の詰め物なんかどうだろう。湿度が高いのでそば殻なんかの枕がほしい(一応麦茶の茶殻は干して貯めてってる)んだが、あんな感じにならないかなぁと、現在乾燥中。と思ったら雨季突入。相変わらず滅多に降らないが、毎日湿度が高いのなんの。まぁ、今すぐどうということはないし、実もどんどんつけるんで、失敗したら捨てればよろしい。


屋根のメンテ完了。

2022年06月08日 | メンテ/修理

 これで今年の分は完了。

始めたときのはこちら。タイルを屋根全体に張ってないのは、防水塗料による修繕はほぼ5年に一回するんだそうだが、毎年少しずつ…に分散したため。あと、自分たちで大きい面積を直すのは年取ってからだと無理だけど、少しずつなら誰かに発注せずともできる状態が続き、かつタイル部分は修繕しなくてよくなるかな?と。

 

えー、またしても「メンテ」カテゴリーでどうでもいい近況を書きます。

   ジュラシック遊歩道の看板。

プログレソの向こう側にある市有地?にできた、全長4キロくらいの遊歩道。なぜジュラシックなのかは、こちら。街中のしょぼい石碑(ブロックだけど)とは別に、きちんと観光客を呼べるものを作ったわけですね。

 こんなの。(c) Por Esto!

くねくねした歩道と恐竜の実物大模型?置物?つまり本物の化石とかじゃないんだけど、何もない湿地帯というエリアを上手いこと利用して作った、市の自慢の施設である。結構な数の恐竜がいて、中には動くものもあるという。

で、上の3枚は、

メリダからプログレソへの自動車道の終点にあるオブジェと、その自動車道の途中にある大看板で、リキ入ってるw。

プログレソの住民は平日入場料が半額になるそうなので、開店直後の賑わいがなくなったら行ってみるつもり。(日本のどこかのレックス徒競走みたいに着ぐるみを着たくなるが、暑さで死ぬので自粛)

 

 イグアナのけいくん。

怪我が乾いてちょっとよくなった様子。

 

 新しく買った犬の餌の袋。

まだ少し残っているので外(洗濯場)にそのまま置いておいたところ、何者かにかじられている(底の方)。実はその前夜、猫が2匹とも洗濯場に向かって尻尾を膨らませていたがヒトには暗くて見えなかったんだが、正体はそいつだ。その次の夜にはテラスに現れ、同じく騒いでいたので電灯をつけてよく見たら、なんと猫だった。このへんはあまり野良猫がいない。生まれてもすぐ死んじゃうんだと思う。となると飼い猫の夜の散歩だが、珍しい。

 ついでに。

こいつは、顔に牛乳を飛び散らせる。

 黒いほうの猫は皿の外に飛び散らせる。

 

 仏像レストランの宣伝。

すみません、何度かバラバラと報告している、入り口に大きな仏像が置いてあるレストランです。こないだその辺をフラフラしている相棒に、メキシコ人の女の子が声をかけてきた。見ると、日本語の生徒(もうやめた)で、なんと一緒に歩いていた彼氏がこのレストランの人間であった。

アカプルコのあるゲレロ州から一家で引っ越してきて、家族でやっているという。彼氏本人は、中華料理をマスターしたと言っていたが、まぁ料理教室かその中華版コースを受けたんだと思う。日本食はないのかと聞いたら「そのうちに」と言っていたが、会った日の4日後くらいに「カレライス」を始めた。元生徒の彼氏一家の店なら応援したいが、きっと「うちで作って食べればよかった」と思うだろうから買わない。翌朝ガイジンが「美味しかった!」と載せていた写真を見たが、正解だった。

ちなみに値段は、観光地だし普段はほぼガイジン目当てだから多少は高い。中華だと、130ペソで3人前くらいの量。が、そうはいってもまだ店内で食べられず配達か持ち帰りだけなのを考えると、そう高くはない。まぁ、メキシコもインフレがすごいんですが。

 

 うちのピザ。

別に本格的でもなんでもないが、自慢のピザです。出来合いの生地は、スーパーに不味いの、メリダのコストコに高いの(そんなに美味しいかなぁ…)が売ってる。が、我が家は生地もソースもうちで作る。味は最高(自分で作るんだから当たり前)。

 

 悲惨なビーチ。

いつも遊んでいるところから、突堤3つくらい先。5年前には幅40メートル弱くらいあったと思う。年々海岸侵食が進み、とうとう満潮時にはこんなんになってしまった。来年は、濡れずには散歩できないかもしれない。

 

 最近の朝。

もうすぐ夏至なので、北のほうから太陽が昇る。