第2浄化槽の穴掘りは着々と進んでいるが、見た目はあんまり変わっていないので、写真省略。
遊びにきたLさんが、タンクを置くスペースの内壁ブロックに防水モルタルを塗って防バクテリアのペンキを塗れば、容量が大きくなると言う。左官仕事には自信がなく、せっかく掘ったのにじゃんじゃん水漏れで水が溜まらないようではガッカリなので、計画通りタンクを買って据えることにする。
Lさんがなぜ遊びにきたかというと(まあ、しょっちゅう来るんだが)、船を見にいくから一緒に行こうと誘ってきたのだ。よくつるんで釣りに行っているが、チャーターでなく自分のボートが欲しくなったらしい。チャーター船は、 隣のチュブルナ村の漁師がやっているもので、安いし使い勝手もよく、そっちのほうが圧倒的に楽だと思うんだが、自分のボートで…というのは釣り好きな男たちが必ず一度は考えるもんだ。
これに、エンジンと腰掛けと日よけと牽引用の2輪車がついて、3万2千ペソ。とても安いらしい。が、安いだけあって問い合わせが半端なかったそうで、翌朝誰かに先を越されて買われてしまった。が、もちろんめげることなく、以前に増して熱心に探すだけである。
ようやく、健康保険証の住所変更を終えたので、今回からは地元の医療センターへ。住所変更には住所証明(コンプロバンテ・デ・ドミシリオという)がいるんだが、ここは住民票みたいなものはない。自分の名前で発行された電気・水道の請求書が証明となる。固定電話でもいいときもある。
借家時代は、運転免許やら何やら、これがないためにいちいち苦労した。そのため、犬もコンと名付けたくらいなんだが、今回も引越しから半年たってようやく電気の使用者名(契約者は土地の保有者、つまり、まだLさんの奥さん)の変更が終わった。我々の名前の請求書が発行され、めでたく住所証明を受け取り、保険証の住所変更もできたというわけ。
前に行っていたセンターは、住んでいたラス・アメリカスという新興住宅地から7キロくらい離れたチティアという村にあった。一つのセンターで、結構な範囲をカバーしている。
ラス・アメリカスはユカタン州で一番成功した住宅開発で、大きく発展し、住民も多い。が、そういうところに住むのはだいたいサラリーマンなので、日本でいう健康保険に入っている。我々は(同)国民健康保険なんだが、プログレソでは自営業が多いため、こっちの被保険者のほうが多い。それぞれの村に地域医療センターが一つずつある。プログレソに大きいの、その隣村に一つ、うちの村に一つ、ボートを見に行った隣村にも一つある。
雰囲気は、だいたい似たような感じ。朝一で番号札をもらうというシステムも同じだが、チティア村では受診までそのまま待たされていた(3時間超えもざら)のが、チェレムでは看護師が予約組の間に番号札組を入れ込む作業をして、「何時に戻ってこい」と言ってくれる。番号札をもらった後は、その順にバイタルだけ取っておかれるので、後のドクターによる診察はスムーズに流れていく。やればできるじゃん、メキシコ。