秘書検定 55*応対(1級) (2)来客への挨拶

2015-01-08 | 秘書検定
 準1級の面接試験は3名一組で、1人目が3種類の課題を済ませて退室した後、2人目が行ないますが、

1級は2名一組で、課題ごとに面接番号の若い1人目が終えたら、そのつど着席して2人目が行ないます。

したがって、準1級の時のように横に移動することはありませんので、カニさん歩きになる心配はないのですが、

課題を終える度に歩いて席に戻って座り、また立ち上がって歩くという動作が加わります。

その姿も、面接官の目に留まることを意識しましょう。

良い意味での 「慣れ」 から、歩行や着席がスムーズになるのは大いに結構ですが、

逆の意味で 「慣れ」 てしまい、緊張感を欠くことのないよう気をつけたいものです。


 それでは、2人目の受験者が 「報告」 を終えた段階から順を追ってみましょう。

私が受験した際の記憶であり、試験の回によって異なる可能性をご了承の上、お読みくださいませ。

は、体験談によるアドバイスとして書き記します。


 受験者 「ご報告は以上でございますが、何かご不明な点はございませんでしょうか」

 面接官 「大体わかりました」

 受験者 「ありがとうございます」(15度の分離礼)
       着席を指示されたら 「はい」 と答え、姿勢よく歩いて席に戻って座る。


 
 面接官 「それでは、次は 『応対』 です。○番 (面接番号の若い1人目) の方からどうぞ」

 受験者 「はい」 と返事をして立ち上がり、指定される場所 (応対に適切な位置) まで進む。

 面接官 「私をお客様だと思って、『応対』 を行なってください」
       胸の名札に 「ABC商事 中村」 と書かれていたため、言い間違えずにすみました。

 受験者 「はい、かしこまりました」
       ここで笑顔になれれば、ご自分を落ち着かせることが出来ますよ。

 面接官 「それでは始めます」

 受験者  立つ姿勢、手の位置、指先まできちんと伸びているか、最終確認をしましょう。
 
 面接官 「ごめんください」 「こんにちは」 など

 受験者 「いらっしゃいませ」 (30度の分離礼)
       「こんにちは」 と言われても 「こんにちは」 と答えず、「いらっしゃいませ」 と言うようにと、
         秘書クラブの面接対策講座に参加した際、講師の方がおっしゃっていました。

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 ここまでは、いずれのケースでも同じですが、ここから先は、来客の言葉や課題内容によって変わります。

次回は、来客の名乗りの有無、そして予約の有無によって異なる、最初のやり取りをお話しいたします。


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