秘書検定 56*応対(1級) (3)「名乗り」 と 「予約」 の有無

2015-01-12 | 秘書検定
 「いらっしゃいませ」 と言って来客を出迎えるまでは、いずれのケースでも同じですが、

そこから先は、予め提示された課題内容、そして面接官と受験者のやり取りによって変化します。

とはいえ、予想し得るパターンがありますので、落ち着いて応対することを心がけましょう。

ここでは、私が受験した際に指定された、「あなたは山田部長の秘書です」 から、上司の名前は 「山田」、

そして来客役の面接官の名札に書かれていた 「ABC商事 中村」 という名前を用いることにいたします。


【来客が名乗る & 予約がある

 面接官 「私は ABC商事の中村と申しますが、山田部長様はいらっしゃいますか?」
  
 受験者 「ABC商事の中村様でいらっしゃいますね。 お待ちいたしておりました」


【来客が名乗る & 予約がない

 面接官 「私は ABC商事の中村と申しますが、山田部長様はいらっしゃいますか?」

 受験者 「ABC商事の中村様でいらっしゃいますね。
 
       恐れ入りますが、本日はお約束をいただいておりましたでしょうか」


【来客が名乗らない & 予約がある

 面接官 「山田部長様はいらっしゃいますか?」

 受験者 「恐れ入りますが、どちら様でいらっしゃいますでしょうか」

 面接官 「失礼しました。 私は ABC商事の中村と申します」

 受験者 「ABC商事の中村様でいらっしゃいますね。 お待ちいたしておりました」


【来客が名乗らない & 予約がない】     

 面接官 「山田部長様はいらっしゃいますか?」

 受験者 「恐れ入りますが、どちら様でいらっしゃいますでしょうか」

 面接官 「失礼しました。 私は ABC商事の中村と申します」

 受験者 「ABC商事の中村様でいらっしゃいますね。

       恐れ入りますが、本日はお約束をいただいておりましたでしょうか」

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予約の有無については、控室で読んだ課題文に書かれていますが、名乗るか否かは面接官しだいです。

名乗ったと勘違いして、名札を見ながら 「ABC商事の中村様でいらっしゃいますね」 と言ったり、

予約なしの設定なのに、「お待ちいたしておりました」 などと言ってしまわないよう、気をつけましょう。

また、予約の有無、名乗りの有無に関わらず笑顔で応対し、お辞儀のとき以外は前傾姿勢を保ちましょう。


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