昔々、NHK 教育テレビの 「ロシア語講座」 に出演したことがあります。
夏休み期間に、一般の視聴者を生徒としてスタジオに招いて勉強するという企画で、
一応オーディションもあって5人が選ばれ、渋谷にある NHK 放送センターに通いました。
初顔合わせで分かったことは、5人のうち3人は、視聴者の目標となるようなタイプ。
そして私ともう1人は、ロシア語を学ぶ方々に優越感を感じていただく役回り。
いえ、NHK がそう言ったわけではありませんが、さすがバランスの良い人選。
と、感心している場合ではなく、往復の東横線は、さながら予習復習の勉強部屋
番組では初歩的な会話を学びましたが、収録の合間にはネイティブな会話が飛び交い、
私が何かを尋ねれば皆さんが通訳となってくれて、たまに私が喋ると全員から拍手
当時、ソ連や NHK に対して抱いていたお堅いイメージが、回を重ねるごとに払拭され、
先生方やスタッフ、そして仲間に会えることが楽しくてしかたない日々を過ごしました。
講師の 「ジャージャ ワロージャ(ロシア語でワロージャおじさん)」 が日本を離れる日には、
NHK の皆さんと共に、生徒全員で成田空港まで見送りに行ったものです
「ソビエト連邦」 の時代、日本人が彼の地に渡航するためには、
「インツーリスト」 という、唯一の国営旅行会社を通さなくてはなりませんでした。
一人旅など出来るはずもなかったのですが、問い合わせだけでもしてみようと、
覚えたてのロシア語で書き綴ったメモを片手に、勇気を振り絞って しましたら、
「あなたは、僕と一緒に旅行がしたいのですか?」 と、それはそれは流暢な日本語で、
金髪碧眼のイケメン氏(たぶん)に言われてしまいましたっけ
幻のナンパから数十年。。。
先だって、小金井市にある 「江戸東京たてもの園」 を訪れた際に、
ロシアの湯沸かし器 「サモワール」 を見つけ、なんとも言えない郷愁を覚えました。
江戸東京たてもの園 「田園調布の家 大川邸」 1925年(大正14年)
久しぶりに、ロシア気分に浸ってみようかなぁ。。。
お読みくださいまして、ありがとうございます
夏休み期間に、一般の視聴者を生徒としてスタジオに招いて勉強するという企画で、
一応オーディションもあって5人が選ばれ、渋谷にある NHK 放送センターに通いました。
初顔合わせで分かったことは、5人のうち3人は、視聴者の目標となるようなタイプ。
そして私ともう1人は、ロシア語を学ぶ方々に優越感を感じていただく役回り。
いえ、NHK がそう言ったわけではありませんが、さすがバランスの良い人選。
と、感心している場合ではなく、往復の東横線は、さながら予習復習の勉強部屋
番組では初歩的な会話を学びましたが、収録の合間にはネイティブな会話が飛び交い、
私が何かを尋ねれば皆さんが通訳となってくれて、たまに私が喋ると全員から拍手
当時、ソ連や NHK に対して抱いていたお堅いイメージが、回を重ねるごとに払拭され、
先生方やスタッフ、そして仲間に会えることが楽しくてしかたない日々を過ごしました。
講師の 「ジャージャ ワロージャ(ロシア語でワロージャおじさん)」 が日本を離れる日には、
NHK の皆さんと共に、生徒全員で成田空港まで見送りに行ったものです
「ソビエト連邦」 の時代、日本人が彼の地に渡航するためには、
「インツーリスト」 という、唯一の国営旅行会社を通さなくてはなりませんでした。
一人旅など出来るはずもなかったのですが、問い合わせだけでもしてみようと、
覚えたてのロシア語で書き綴ったメモを片手に、勇気を振り絞って しましたら、
「あなたは、僕と一緒に旅行がしたいのですか?」 と、それはそれは流暢な日本語で、
金髪碧眼のイケメン氏(たぶん)に言われてしまいましたっけ
幻のナンパから数十年。。。
先だって、小金井市にある 「江戸東京たてもの園」 を訪れた際に、
ロシアの湯沸かし器 「サモワール」 を見つけ、なんとも言えない郷愁を覚えました。
江戸東京たてもの園 「田園調布の家 大川邸」 1925年(大正14年)
久しぶりに、ロシア気分に浸ってみようかなぁ。。。
お読みくださいまして、ありがとうございます