濁音の無い会話など成り立つはずもありませんが、会話にも 「印象」 というものがあり、
最初の 「第一印象」 や 「最後の印象」 は、聞き手の記憶に特に残ります。
「だって、〇〇さんの報告が遅いから」 「どうせ、無理に決まってます」 「だめ、明日は予定があるの」
「でも、まだ慣れていませんし・・・」 「だったら、どうすればよかったんですか?」
など、冒頭から否定的に結論づけられてしまいますと、会話のキャッチボールが難しくなります。
「報告が遅かったことも一因ですが、私も再度確認すればよかったと反省しています」
「今回は難しいかも知れませんが、今後のためにも、客観的に理由を挙げてみましょう」
「せっかく誘ってくれたのにごめんなさい。 先約があるので、明日は伺えそうもないわ」
「慣れていませんので、ご面倒をお掛けすると思いますが、よろしくお願いいたします」
「今回のケースでは、私はやはり、課長にも事前にお知らせするべきだったのでしょうか?」
拗ねたり甘えたりする場面では結構ですが、ビジネスシーンでは、感情的に聞こえたり、
投げやりだと思われたり、さらには卑屈に聞こえてしまうこともありますので、気をつけたいものです。
「最後の印象」 と書きましたのは、まさに 「エレガントな言葉遣い」 そのものですが、
「 も好きだ」 ⇒ 「 も好きよ」 「 で行くんだ」 ⇒ 「 で行くの」
「後で するよ」 ⇒ 「後で するわ」 「そうだっけ?」 ⇒ 「そうだったかしら?」
「 を編んだんだ」 ⇒ 「 を編んだのよ」 「 がキレイだなぁ」 ⇒ 「 がキレイね」
など、女性らしい語尾を耳にしますと、私など嬉しくなってしまうのですが、
今の時代、「女性らしい」 と言うだけで、何とかハラスメントになってしまうのでしょうかしらね
さて、私は機械に疎く、「まるで江戸時代の人間に電気の説明をしているようだ」 と言われたこともあります。
実際、周囲にある電化製品で使いこなしていると言えるのは、せいぜい冷蔵庫とアイロンと掃除機くらいで、
のリモコンや洗濯機ですら、押したことのないスイッチがあるのですから、
や 、そして に至っては、その機能の1割も使っていないと思われます。
そんな私が家電のお店に行きますと、担当してくださる店員さんは大変。 (他人事 )
それでも、無知と無理を承知で申しますが、やはり恥はかきたくないものです。
同じ説明を繰り返してくださるときに、「ですから、先ほども申し上げましたように」 と言われますと、
飲み込みの遅さや物覚えの悪さを責められているようで、いたたまれない気持ちになってしまいます。
「ですから」 が、濁音で始まるからという理由だけではないでしょうが、他の言い方をしていただければ、
気軽に質問して、楽しい気分で買い物ができることでしょう。
と同時に、逆に私自身、専門知識や業界用語で相手の方の心を波立たせていないか、
「ですから」 と言わないまでも、そういう気持ちや表情になっていないか、我が身を振り返っております。
お読みくださいまして、ありがとうございます。 クリックしていただけますと励みになります。
最初の 「第一印象」 や 「最後の印象」 は、聞き手の記憶に特に残ります。
「だって、〇〇さんの報告が遅いから」 「どうせ、無理に決まってます」 「だめ、明日は予定があるの」
「でも、まだ慣れていませんし・・・」 「だったら、どうすればよかったんですか?」
など、冒頭から否定的に結論づけられてしまいますと、会話のキャッチボールが難しくなります。
「報告が遅かったことも一因ですが、私も再度確認すればよかったと反省しています」
「今回は難しいかも知れませんが、今後のためにも、客観的に理由を挙げてみましょう」
「せっかく誘ってくれたのにごめんなさい。 先約があるので、明日は伺えそうもないわ」
「慣れていませんので、ご面倒をお掛けすると思いますが、よろしくお願いいたします」
「今回のケースでは、私はやはり、課長にも事前にお知らせするべきだったのでしょうか?」
拗ねたり甘えたりする場面では結構ですが、ビジネスシーンでは、感情的に聞こえたり、
投げやりだと思われたり、さらには卑屈に聞こえてしまうこともありますので、気をつけたいものです。
「最後の印象」 と書きましたのは、まさに 「エレガントな言葉遣い」 そのものですが、
「 も好きだ」 ⇒ 「 も好きよ」 「 で行くんだ」 ⇒ 「 で行くの」
「後で するよ」 ⇒ 「後で するわ」 「そうだっけ?」 ⇒ 「そうだったかしら?」
「 を編んだんだ」 ⇒ 「 を編んだのよ」 「 がキレイだなぁ」 ⇒ 「 がキレイね」
など、女性らしい語尾を耳にしますと、私など嬉しくなってしまうのですが、
今の時代、「女性らしい」 と言うだけで、何とかハラスメントになってしまうのでしょうかしらね
さて、私は機械に疎く、「まるで江戸時代の人間に電気の説明をしているようだ」 と言われたこともあります。
実際、周囲にある電化製品で使いこなしていると言えるのは、せいぜい冷蔵庫とアイロンと掃除機くらいで、
のリモコンや洗濯機ですら、押したことのないスイッチがあるのですから、
や 、そして に至っては、その機能の1割も使っていないと思われます。
そんな私が家電のお店に行きますと、担当してくださる店員さんは大変。 (他人事 )
それでも、無知と無理を承知で申しますが、やはり恥はかきたくないものです。
同じ説明を繰り返してくださるときに、「ですから、先ほども申し上げましたように」 と言われますと、
飲み込みの遅さや物覚えの悪さを責められているようで、いたたまれない気持ちになってしまいます。
「ですから」 が、濁音で始まるからという理由だけではないでしょうが、他の言い方をしていただければ、
気軽に質問して、楽しい気分で買い物ができることでしょう。
と同時に、逆に私自身、専門知識や業界用語で相手の方の心を波立たせていないか、
「ですから」 と言わないまでも、そういう気持ちや表情になっていないか、我が身を振り返っております。
お読みくださいまして、ありがとうございます。 クリックしていただけますと励みになります。
今回書きました濁音は、すべて「だ行」で始まっていますが、
冒頭に来るとインパクトが強くなり、表情まで険しくなるように思います。
言い訳や反論、開き直りに聞こえないためには、ひと呼吸置いてから話し始めると良いかも知れません。
逆に言われた側も、売り言葉に買い言葉にならないように、受け止める度量が必要なのでしょうね。
これだから言葉というものは難しく、そして、これだから面白いと思うのですよ。
こちらこそ、ありがとうございます
いつもながら学ばせていただいています。
職場の若い子たちに意見する立場にあるので
まず自分自身の言葉使いを振り返るようにしています。
ありがとうございます。
いつもお読みくださいまして、ありがとうございます。
日々お客様に接する方は、内容を熟知し、同じ説明を数えきれないほど繰り返しているでしょうから、
何故こんな事が理解できないのかと思う場面もあることと思いますが、
それをお相手の理解力の無さと解釈して、そのままにしておくか、
何人かの方から質問された項目は特に解りづらい点だと、職場全体で共有、改善するかが、
そのお店における接遇向上、ひいてはお店の成長の分かれ道だと思います。
Passy さんがお書きくださった、「そうですね。」「おっしゃるとおりです。」という言葉は、
お相手に共感し、お相手を受け入れ、お相手の心を開くマジックフレーズですね。
>「さりげなく1段平易な言葉」
緊張している方には「優しく」、長い説明や複雑な内容は「易しく」、
しかもわざとらしくなく、「さりげなく」お相手の心に寄り添うことが大切ですね。
秋晴れの日曜日、Passy さんのお気持ちとお言葉で、爽やかに過ごせそうです
Passy さんもお元気にお過ごしくださいませね
エレガントな言葉遣い講座毎回、楽しみにしています。
おっしゃるとおりですね。
よく分からないから質問をしているのですから
お客様にご理解いただけるように、何回でもご説明させていただくのは当然のことなのです。
同時に、お相手のお気持ちを損ねないよう努力するのも
当然のことです。
繰り返しご説明をするときには、
まず一言「そうですね、その点が一番お解りになりにくいかもしれません。」
もしくは、「おっしゃるとおりです。」と添えてから
前回の説明より、さりげなく1段階平易な言葉でお話をして、
お相手に恥をかかせないことがポイントだと
思います。
Juliet さんのお話を読んでいると、
「我が身を振り返る」よい機会を頂けます。
相手の立場に立ち、思いやりの気持ちを忘れないことが
大切と改めて思い出させていただきました。
の FAX の前で呆然としていましたら、代わりに店員さんが送信してくださいました。
FAX のふた?を開けたところ、当たり前ですが原稿が残っていて、
「本当に届いたのですか?」と尋ねましたら、
「紙ヒコーキではありませんから」と苦笑いされましたっけ
のニュースを見て、そちらのお天気を心配していました
秋晴れが待ち遠しいですね
「ですから」、「先程も言いましたが」と言う言葉は
何となく威圧的な感じがするので、気を付けたいです
ね。
それにしても「まるで江戸時代の人間に電気の説明を
しているようだ」とのお言葉に思わず苦笑い。
私も意外と専門用語に疎くて耳が痛いです。(笑)
不安定なお天気が続きますが、気を付けてください
ね。