秘書検定 42*『尊敬語』 (2)名詞の接頭語

2014-09-02 | 秘書検定
 名詞に「接頭語」や「接尾語」を付けることで、その名詞を尊敬語にすることが出来ます。

今日は、名詞の前に付ける「接頭語」についてお話しいたします。


接頭語

      お名前 ・ (立てるべき人物からの)お電話 など

        )「(お客様からの)お電話ありがとうございます」

           ちなみに、「(お客様に)お電話します」の「お電話」は、「謙譲語Ⅰ」です。

御(ご)   ご住所 ・ (立てるべき人物からの)ご挨拶 など

        )「(来賓からの)ご挨拶をお願いいたします」

          上記の「お」同様、「(皆様への)ご挨拶といたします」の「ご挨拶」も、「謙譲語Ⅰ」です。

御(おん)  御礼 ・ 御社 

         「御社」は、話し言葉で使うことが多いようです。

        )「御社の企業理念に共感いたしました」

貴(き)    貴校 ・ 貴社 

         「貴社」は、社外文書など、書き言葉で使うことが多いようです。

        )「拝啓 貴社ますますご発展のこととお喜び申し上げます」

          そういえば昔、「貴社の記者が汽車で帰社した」という言葉遊びがありました。

          「きしゃ」は音では紛らわしいのですが、「貴」の字には尊敬の念が感じられますよね。


高(こう)  ご高配(配慮) ・ ご高見(意見)

令(れい)  ご令室(妻) ・ ご令息(息子) ・ ご令嬢(娘)

芳(ほう)  ご芳名(名前) 出欠の返信はがきでは、「ご」だけでなく、「ご芳」を二重線で消します。

他にも「御(ぎょ)・(み)」 「玉(ぎょく)」 「尊(そん)」 「賢(けん)」などがありますが、

秘書検定の筆記試験で問われる「尊敬を表す接頭語」は、上記の例が多いようです。

次回は、「接尾語」についてお話しいたします。


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