zおはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は2017年版「中小企業白書」の34ページ「第1-2-10図 都道府県別開廃業率(2015年度)」をみましたが、今日は35ページ「第1-2-11図 休廃業・解散件数、倒産件数の推移」をみます。
下図は(株)東京商工リサーチの「休廃業・解散企業動向調査」ですが、これから年間の休廃業・解散件数について、倒産件数と比較して確認すると、倒産件数は 2008 年をピークに減少傾向にあり、3 年連続で 1 万件を下回っていることが分かります。
他方で、休廃業・解散件数は増加傾向にあり、2016 年の休廃業・解散件数は過去最高となり、2000 年と比較して 2 倍近い件数となっていることが分かります。
白書の脚注には、廃業企業の動向については、公的統計から把握することが難しい部分もあるとあります。
この理由として、「経済センサス基礎調査、活動調査」では、調査間隔がおよそ 2~3 年であるため、調査と調査の間に開業し、廃業した企業については捕捉できない。
「雇用保険事業年報」については、毎年集計されているものの、事業所単位での集計となっている。
また、事業所の移転や企業の合併が廃業とされる場合がある、とあります。
つまり、廃業率は公的な数値ではないということなのですね。
それはともかくとして、休廃業・解散件数の数がこれほど急増しているのには驚きですね。白書を読み進んでいきましょう!
昨日は2017年版「中小企業白書」の34ページ「第1-2-10図 都道府県別開廃業率(2015年度)」をみましたが、今日は35ページ「第1-2-11図 休廃業・解散件数、倒産件数の推移」をみます。
下図は(株)東京商工リサーチの「休廃業・解散企業動向調査」ですが、これから年間の休廃業・解散件数について、倒産件数と比較して確認すると、倒産件数は 2008 年をピークに減少傾向にあり、3 年連続で 1 万件を下回っていることが分かります。
他方で、休廃業・解散件数は増加傾向にあり、2016 年の休廃業・解散件数は過去最高となり、2000 年と比較して 2 倍近い件数となっていることが分かります。
白書の脚注には、廃業企業の動向については、公的統計から把握することが難しい部分もあるとあります。
この理由として、「経済センサス基礎調査、活動調査」では、調査間隔がおよそ 2~3 年であるため、調査と調査の間に開業し、廃業した企業については捕捉できない。
「雇用保険事業年報」については、毎年集計されているものの、事業所単位での集計となっている。
また、事業所の移転や企業の合併が廃業とされる場合がある、とあります。
つまり、廃業率は公的な数値ではないということなのですね。
それはともかくとして、休廃業・解散件数の数がこれほど急増しているのには驚きですね。白書を読み進んでいきましょう!