中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

ペティ=クラークの法則とは?

2013年03月30日 06時04分32秒 | 地域の経済2012を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日「地域の経済2012」 「第3章 集積のメリットを活かした地域づくり」の142ページ「高所得人材比率」をみましたが、今日は165ページ「卸・小売の従業員数」をみます。

地域別に人口1,000人当たりのサービス業の従業員数の推移をみると、各地域とも従業員数は経年的に上昇しており、2009年の水準でみると、南関東、近畿、沖縄で比較的高くなっていることが分かります。

同様に、卸・小売業をみると、各地域とも従業員数は経年的に低下しており、2009年の水準でみると、南関東、北陸、近畿で比較的高くなっていることが分かります。

いずれにしても、雇用の確保という観点での効果については、単位人口当たりでみると、サービス業、卸・小売業とも地域間で大きな差はないことも分かります。

なお、発展に伴って経済活動の重点がサービス業に移ることを「ペティ=クラークの法則」といいます。

それは農林水産業(第一次産業)から製造業(第二次産業)、非製造業(サービス業、第三次産業)へと移る現象であり、地域で若者が家業である就農を避け、新たにITで起業することが該当します。

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