第34作目は、駿州片倉茶園ノ不二(すんしゅうかたくらちゃえんのふじ)です。
静岡県富士市
京都の宇治と共に駿河は茶の名産地です。
彼方まで続く大規模な茶園で、忙しく立ち働く様子が描かれています。
女たちは茶摘をし、男たちは茶葉を籠に詰め込み、その籠を馬で作業場に
運び、 右手の建物に集められてます。
背後の富士には雪が多く残っているところから、春の新しい茶摘みの
様子なので しょうか。
しかし、駿河に片倉という地名はありますが茶園として知られてはいません。
この図の場所は不明との説もあるようです。
大体が、ピンク系の色で描かれていて、私の気分としてはメリハリがなくなった
ような感じです。
でも楽しく作りました。
原画です。
解説は、「葛飾北斎 富嶽三十六景 解説付き」から引用しました。
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