北斎の新シリーズ「諸国名橋奇覧」の第1作目です。
いつものことですが、絵に描いていない部分をどのように作るか、何があるんだろうと
考えるのが楽しみです。
1.山城あらし山吐月橋
やましろあらしやまとげつきょう
京都嵐山の渡月橋と大堰川
桜の名所、京都嵐山の渡月橋を描いた作品。一面の桜に春霞が漂い、まさに春爛漫と
いった景色です。
今も観光名所として名高い吐月橋。
満開の桜と松の緑の美しいコントラスト。
川の上を行く船の船頭も桜に見入っています。
拭き下げぼかし。版木ではなく摺師が水分の調整でぼかす、高度な技術が必要な部分。
吐(渡)月橋のある嵐山は、京都の奥座敷。桜と紅葉の名所として知られています。
人間国宝・岩野市兵衛氏が作る和紙(越前生漉奉書)を使用。木版独特の鮮やかな発色や
柔らかな温かみのある風合いを作り出しています。
原画と解説の引用先です。
http://www.mainichi-art.co.jp/pages/arcadelinks/hokusai-hashi/meikyo.html
少し拡大しました。
原画です。
今日から大都市で緊急事態宣言が出ました。
それで、きのう、妻が料理教室のお試しをキャンセルしました。
老いては子に従えですね。
きのうは北コースを歩きました。前回行った菖蒲沢公園を越して往復しましたので、
5,200歩になりました。
帰りに見た交差点近くのマンション、10階建てで富士山がよく見えそうです。
帰って調べたら、1DKで独身者用でしょうか。