第14作目になりました。
五百らかん寺さざゐどう(ごひゃくらかんじさざゐどう)です。
東京都江東区大島四丁目
解説は、「葛飾北斎 富嶽三十六景 解説付き」から引用しました。
五百羅漢寺(現在は目黒区に移転)は元禄8年(1695)に開山した黄檗宗寺院です。
内部に螺旋状の階段を持つ三階建ての栄螺(さざい)堂を建立しました。
内部に螺旋状の階段を持つ三階建ての栄螺(さざい)堂を建立しました。
内部の百観音を参拝するうちに高楼にたどり着き、外に出ると目に入ってきたのは
富士です。
やっと着いたと荷物を下ろす旅人、川面を渡る風が心地いい。
あれが富士だと指さす町人や芸妓・子供、武士など様々な階級の人々。
あれが富士だと指さす町人や芸妓・子供、武士など様々な階級の人々。
人々の視線、板目、屋根の梁の線がすべて富士を指す構図となっています。
少しアップしました。
原画です。
次作は、「東海道品川御殿山ノ不二」です。
久しぶりに人物を大き目に作ったのですが、着物の柄は一色しか表現できず、ちょっと物足りない
ですが仕方ないです。
楽しく制作できました。
五百羅漢寺。
今度、行ってみたいですね。
今は富士山が見えるか分かりませんが、是非ともいらっしゃってください。
臨場感があって、何だか声まで聞こえてきそうな素敵な作品ですね!タイムスリップしたようにワクワクしながら拝見いたしました!とても素敵です✨
遠方までお越しいただき恐縮です。
ありがたいコメントに感謝して、眠りにつきます。
高楼を登って目に飛び込んだ富士を見て感激しているであろう人々の様子が、人物を大きくされたことでよく表れています。
このシリーズを通して、北斎さんの才能や技術力を知ることができました。
ゆきママさんも、楽しんでいただけたら嬉しいです。