やや寒は戻ったが、先日はぽかぽか陽気で過ごし易かった。
かったというか極端過ぎて、ちょっと動けば汗ばむほど暖かだった。
そんなわけできょうは、汗(=SWEAT)について。
男だらけのキッタネー呑み会で「よいにおいのする女子より、ほんのり汗のにおいがする女子のほうに魅かれる」なんていう話をしたことがある。
ここ強調、「ほんのり」ね。
スゲー汗くさいのは論外じゃ。
まぁそんな汗くさい女子なんて出会ったことがないけれど、人工的な「よいにおいのする女子」より「ほんのり汗のにおいがする女子」のほうが、生きている!! 感じがしていいじゃないかという話である。
汗にリビドー反応!! みたいな。
だから、お風呂入ってエッチ・・・ではなく、エッチしてから風呂だ!! と。
話す相手はキッタネー男子である、これけっこう「分かる、分かる! 俺もそうだし」なんて同意してくれる傾向にある。
なんで女子の前でいわないかというと、きまってイヤな顔をされるから。
露骨なエロ話よりも不快なのか・・・というと、そういうわけじゃなくって「分かる!」と本音では思っていても、それに同意してしまうと自分が汗くさい女子であることを告白しているようで、ちょっとそれは、、、なんて考えるんじゃない? と、友達の女子Mちゃんがいっていた。
それに関して女子はよほど敏感なのか、そう意見してくれたMちゃんも最後に「ちなみにあたしは、汗くさくないからね」と付け加えたくらいだし。
男と女のかけひきは、難しいねぇ・・・・・。
今宵セレクトするのは、そんな「汗」が印象に残る映画。
気をつけてもらいたいのは、けっして「手に汗握る映画」ではない、、、ということ。
観客のハラハラドキドキを狙ったものではなく、登場人物たちが実際に汗をかき、その汗の描写が作品にとって鍵になっているような、そんな映画を集めてみた。
(1)『ドゥ・ザ・ライト・シング』(89)
ブルックリンに住む人々を描く。
苛立ちが沸点に達したときに暴動が起こるが、この苛立ちは「暑さ」も関係しているにちがいない。
でも日本の暑さのジメッとした感じは、あまりなさそう。
(2)『野良犬』(49)
拳銃を盗まれた刑事を描く、黒澤のアクション。
身体にまとわりつくような汗は、暑さだけでなく刑事の焦燥感をも表現している。
(3)『ミッション:インポッシブル』(96)
天井から一本のロープで吊るされたトム・クルーズちゃん。
一滴の汗が流れ落ちてしまうと、ヤバいことになるのだが・・・という、いかにもデ・パルマっぽい演出。
(4)『エンゼル・ハート』(87)
ニューヨークで起こる奇怪な物語だが、この湿度は日本の梅雨のよう。
ミッキー・ロークの汗は「まだ」さわやか? だが、デ・ニーロの汗は「ぬめっ」としていて気持ち悪い。
(5)『恐怖の報酬』(53)
油田火災を消火させるため、大量のニトログリセリンを運ぶ命知らずの男たち。
「手に汗握る」でもあるが、舞台が「暑い」ベネズエラであること、そしてキャラクターたちが場末で生きるものであることから、Tシャツ1枚で危険な化合物と対峙しており、その危うさを表現するために「汗」が描かれている。
(6)『白いドレスの女』(81)
キャスリーン・ターナーが、「まだ」ファム・ファタールで通っていたころに出演した官能サスペンス。
ウィリアム・ハートとのからみは、たしかに汗のにおいが強烈に伝わってくる。
(7)『鬼畜大宴会』(97)
じつは個人的に、映画としては大嫌いな作品。
「なんの思想性もなく」70年代を背景に採用していて不快だし、スプラッター・ムービーとして観ても面白くない。
ただ主人公の汗だけは、印象的だった。
(8)『狼たちの午後』(75)
アル・パチーノの代表作。
「金のない」銀行を襲ってしまった男たちを描き、行員や刑事たちの心理戦により次第に追いつめられていく彼らの息遣いが、ひじょうにリアルに描かれていた。
(9)『評決のとき』(96)
黒人差別を端に発する殺人事件を描いた社会派サスペンスだが、いちばん印象に残っているのは、南部ゆえの「汗」だった。
暑~~いことで有名な自分の地元「館林」を想像してみても、ちょっと演出的に「汗」を強調し過ぎかもね?? と思えるほどである。
(10)『羅生門』(50)
でも汗をかいているのは多襄丸(三船)ひとりで、金沢武弘(森雅之)も真砂(京マチ子)も涼しい感じ。
これが面白い。
雨の描写が得意だった黒澤は、じつは汗の描写も巧いのだった。
というわけで、黒澤映画がふたつランクイン。
…………………………………………
本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
前ブログのコラムを完全保存『macky’s hole』
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『キラキラヒカル』
かったというか極端過ぎて、ちょっと動けば汗ばむほど暖かだった。
そんなわけできょうは、汗(=SWEAT)について。
男だらけのキッタネー呑み会で「よいにおいのする女子より、ほんのり汗のにおいがする女子のほうに魅かれる」なんていう話をしたことがある。
ここ強調、「ほんのり」ね。
スゲー汗くさいのは論外じゃ。
まぁそんな汗くさい女子なんて出会ったことがないけれど、人工的な「よいにおいのする女子」より「ほんのり汗のにおいがする女子」のほうが、生きている!! 感じがしていいじゃないかという話である。
汗にリビドー反応!! みたいな。
だから、お風呂入ってエッチ・・・ではなく、エッチしてから風呂だ!! と。
話す相手はキッタネー男子である、これけっこう「分かる、分かる! 俺もそうだし」なんて同意してくれる傾向にある。
なんで女子の前でいわないかというと、きまってイヤな顔をされるから。
露骨なエロ話よりも不快なのか・・・というと、そういうわけじゃなくって「分かる!」と本音では思っていても、それに同意してしまうと自分が汗くさい女子であることを告白しているようで、ちょっとそれは、、、なんて考えるんじゃない? と、友達の女子Mちゃんがいっていた。
それに関して女子はよほど敏感なのか、そう意見してくれたMちゃんも最後に「ちなみにあたしは、汗くさくないからね」と付け加えたくらいだし。
男と女のかけひきは、難しいねぇ・・・・・。
今宵セレクトするのは、そんな「汗」が印象に残る映画。
気をつけてもらいたいのは、けっして「手に汗握る映画」ではない、、、ということ。
観客のハラハラドキドキを狙ったものではなく、登場人物たちが実際に汗をかき、その汗の描写が作品にとって鍵になっているような、そんな映画を集めてみた。
(1)『ドゥ・ザ・ライト・シング』(89)
ブルックリンに住む人々を描く。
苛立ちが沸点に達したときに暴動が起こるが、この苛立ちは「暑さ」も関係しているにちがいない。
でも日本の暑さのジメッとした感じは、あまりなさそう。
(2)『野良犬』(49)
拳銃を盗まれた刑事を描く、黒澤のアクション。
身体にまとわりつくような汗は、暑さだけでなく刑事の焦燥感をも表現している。
(3)『ミッション:インポッシブル』(96)
天井から一本のロープで吊るされたトム・クルーズちゃん。
一滴の汗が流れ落ちてしまうと、ヤバいことになるのだが・・・という、いかにもデ・パルマっぽい演出。
(4)『エンゼル・ハート』(87)
ニューヨークで起こる奇怪な物語だが、この湿度は日本の梅雨のよう。
ミッキー・ロークの汗は「まだ」さわやか? だが、デ・ニーロの汗は「ぬめっ」としていて気持ち悪い。
(5)『恐怖の報酬』(53)
油田火災を消火させるため、大量のニトログリセリンを運ぶ命知らずの男たち。
「手に汗握る」でもあるが、舞台が「暑い」ベネズエラであること、そしてキャラクターたちが場末で生きるものであることから、Tシャツ1枚で危険な化合物と対峙しており、その危うさを表現するために「汗」が描かれている。
(6)『白いドレスの女』(81)
キャスリーン・ターナーが、「まだ」ファム・ファタールで通っていたころに出演した官能サスペンス。
ウィリアム・ハートとのからみは、たしかに汗のにおいが強烈に伝わってくる。
(7)『鬼畜大宴会』(97)
じつは個人的に、映画としては大嫌いな作品。
「なんの思想性もなく」70年代を背景に採用していて不快だし、スプラッター・ムービーとして観ても面白くない。
ただ主人公の汗だけは、印象的だった。
(8)『狼たちの午後』(75)
アル・パチーノの代表作。
「金のない」銀行を襲ってしまった男たちを描き、行員や刑事たちの心理戦により次第に追いつめられていく彼らの息遣いが、ひじょうにリアルに描かれていた。
(9)『評決のとき』(96)
黒人差別を端に発する殺人事件を描いた社会派サスペンスだが、いちばん印象に残っているのは、南部ゆえの「汗」だった。
暑~~いことで有名な自分の地元「館林」を想像してみても、ちょっと演出的に「汗」を強調し過ぎかもね?? と思えるほどである。
(10)『羅生門』(50)
でも汗をかいているのは多襄丸(三船)ひとりで、金沢武弘(森雅之)も真砂(京マチ子)も涼しい感じ。
これが面白い。
雨の描写が得意だった黒澤は、じつは汗の描写も巧いのだった。
というわけで、黒澤映画がふたつランクイン。
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