ここ数日で、アイドルが主演する映画と、元アイドルが出演する舞台を取材した。
前者が『5つ数えれば君の夢』(トップ画像)で、東京女子流が主演。
後者は『ゆう―夕』で、SPEEDの上原多香子が出演。
後者は舞台そのものを観ていないのでなんともいえないが、前者の出来が想像以上によくて得した気分になった。
アクションであれサスペンスであれ青春モノであれ、アイドルが出ているかぎりジャンルに関係なくアイドル映画と呼ばれる―劇映画のなかで最も特殊なのはドキュメンタリー映画ではなく、アイドル映画なのだったなぁとあらためて痛感させられる。
アイドルというのは不思議な存在で、昔のアイドルは自分のことを「アイドルなんですぅ」とはいわなかった気がする。
スターを自称することが「ほとんどギャグ=にしきの」であるのと同様、なんとなく気恥ずかしさを覚えるというか、自分でいうなや!! というか。
その壁を破ったというか破らされたのがキョンキョンの歌う『なんてったってアイドル』だったはずで、以降、アイドルはアイドルを自称するようになる。
なったからこそ、「いま会えるアイドル♪」が通用するわけだ。
そんな自分は、アイドルもアイドル映画も好きだ。
昔ほどアイドル好きではなくなったかもしれないが、まぁ好きだ。
アイドル映画の定義というものは、「たぶん」で書くが、物語の完成度や映像の格好よさよりも、主演したアイドルの輝きが優先されるもの―であろう。
多少つまらなくても、ここ重要ね「多少」つまらなくても、主演者の「キラキラ」が描かれていれば及第点。
しかし装いはアイドル映画でも、きっちり「映画!」している名作も生まれる。
だから面白いし、だから「アイドル映画なんて・・・」という気持ちになれない。
今宵はそんな「アイドル映画の名作たち」を挙げてみよう。
(1)『ロックよ静かに流れよ』(88)
主演は男闘呼組。
いやこれ名作。
・・・だと思う、たぶん。
公開当時は感動したのだが、いま観返したらどう思うかね。
(2)『アンドロメディア』(88)
主演はSPEED、監督は世界の三池。
三池節は控え気味だが、きっちりアイドル映画しているのはさすが。
(3)『ビートルズがやって来るヤア!ヤア!ヤア!』(64)
演技力が要求されていないという点で、これもまたアイドル映画。
完成度、そーとー高し。
(4)『時をかける少女』(83)
主演は原田知世。
(いま観ると)なにもかもがドンクサイが、それでいい。
(5)『嵐を呼ぶ男』(83)
主演はマッチこと近藤真彦。
オリジナルの裕次郎バージョンと比較しながら観てみよう。
そーとー笑えるから。
ちなみにトシちゃんとヨッちゃんも出てくる。
(6)『テラ戦士ΨBOY』(85)
主演は菊池桃子。
桃子ちゃんにはもうひとつ、迷作『パンツの穴』(84)があり、「ある意味で」どっちも映画史に残る快作、、、だったような気が「ほんのちょっと」している。
(7)『ときめきメモリアル』(97)
主演は吹石一恵。
ほんとうの主役は榎本加奈子なのだろうが、いちばんキラキラしているのは吹石ちゃんだ。
(8)『すかんぴんウォーク』(84)
主演は吉川晃司。
いま観ても、スター性は充分だったことが分かる。
(9)『タイムリープ』(97)
主演は佐藤藍子、監督は少女を描かせたらピカイチの大林宣彦。
やっぱり大林さんは巧い―こころからそう思える佳作。
(10)『愛・旅立ち』(85)
主演はマッチと中森明菜。
劇場まで足を運び、マッチに嫉妬したっけな・・・・・。
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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
前ブログのコラムを完全保存『macky’s hole』
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明日のコラムは・・・
『初体験 リッジモント・ハイ(67)』
前者が『5つ数えれば君の夢』(トップ画像)で、東京女子流が主演。
後者は『ゆう―夕』で、SPEEDの上原多香子が出演。
後者は舞台そのものを観ていないのでなんともいえないが、前者の出来が想像以上によくて得した気分になった。
アクションであれサスペンスであれ青春モノであれ、アイドルが出ているかぎりジャンルに関係なくアイドル映画と呼ばれる―劇映画のなかで最も特殊なのはドキュメンタリー映画ではなく、アイドル映画なのだったなぁとあらためて痛感させられる。
アイドルというのは不思議な存在で、昔のアイドルは自分のことを「アイドルなんですぅ」とはいわなかった気がする。
スターを自称することが「ほとんどギャグ=にしきの」であるのと同様、なんとなく気恥ずかしさを覚えるというか、自分でいうなや!! というか。
その壁を破ったというか破らされたのがキョンキョンの歌う『なんてったってアイドル』だったはずで、以降、アイドルはアイドルを自称するようになる。
なったからこそ、「いま会えるアイドル♪」が通用するわけだ。
そんな自分は、アイドルもアイドル映画も好きだ。
昔ほどアイドル好きではなくなったかもしれないが、まぁ好きだ。
アイドル映画の定義というものは、「たぶん」で書くが、物語の完成度や映像の格好よさよりも、主演したアイドルの輝きが優先されるもの―であろう。
多少つまらなくても、ここ重要ね「多少」つまらなくても、主演者の「キラキラ」が描かれていれば及第点。
しかし装いはアイドル映画でも、きっちり「映画!」している名作も生まれる。
だから面白いし、だから「アイドル映画なんて・・・」という気持ちになれない。
今宵はそんな「アイドル映画の名作たち」を挙げてみよう。
(1)『ロックよ静かに流れよ』(88)
主演は男闘呼組。
いやこれ名作。
・・・だと思う、たぶん。
公開当時は感動したのだが、いま観返したらどう思うかね。
(2)『アンドロメディア』(88)
主演はSPEED、監督は世界の三池。
三池節は控え気味だが、きっちりアイドル映画しているのはさすが。
(3)『ビートルズがやって来るヤア!ヤア!ヤア!』(64)
演技力が要求されていないという点で、これもまたアイドル映画。
完成度、そーとー高し。
(4)『時をかける少女』(83)
主演は原田知世。
(いま観ると)なにもかもがドンクサイが、それでいい。
(5)『嵐を呼ぶ男』(83)
主演はマッチこと近藤真彦。
オリジナルの裕次郎バージョンと比較しながら観てみよう。
そーとー笑えるから。
ちなみにトシちゃんとヨッちゃんも出てくる。
(6)『テラ戦士ΨBOY』(85)
主演は菊池桃子。
桃子ちゃんにはもうひとつ、迷作『パンツの穴』(84)があり、「ある意味で」どっちも映画史に残る快作、、、だったような気が「ほんのちょっと」している。
(7)『ときめきメモリアル』(97)
主演は吹石一恵。
ほんとうの主役は榎本加奈子なのだろうが、いちばんキラキラしているのは吹石ちゃんだ。
(8)『すかんぴんウォーク』(84)
主演は吉川晃司。
いま観ても、スター性は充分だったことが分かる。
(9)『タイムリープ』(97)
主演は佐藤藍子、監督は少女を描かせたらピカイチの大林宣彦。
やっぱり大林さんは巧い―こころからそう思える佳作。
(10)『愛・旅立ち』(85)
主演はマッチと中森明菜。
劇場まで足を運び、マッチに嫉妬したっけな・・・・・。
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『初体験 リッジモント・ハイ(67)』