Cape Fear、in JAPAN

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にっぽん男優列伝(220)玉木宏

2014-03-13 00:30:00 | コラム
80年1月14日生まれ・現在34歳。
名古屋出身。

公式サイト

スーハー爽やかな息を吐く『クロレッツ』のCMの印象が強過ぎて、代表作がこれになってしまっている玉木宏(たまき・ひろし)さんです。
玉置宏さんと混同された時期もありましたが、こちらは「たまおき」さんですね。

高身長のイケメン、ギターも弾けるし歌えば「そこそこ」巧いし写真撮らせればセンスが光るし、こういう「自分に持っていないものをすべて持っている」ひとには、どうも僻み節が強くなってしまい、困ります。

映画俳優というよりテレビを中心に活躍するひと―と思っていましたが、近年は映画への挑戦が増えてきて、映画小僧としては、その実力いかほどか・・・と興味津々ではあります。

本年公開予定の作品を並べてみても、
勝海舟を演じる『幕末高校生』、
堤真一や尾野真千子と共演、クラウドファンディングで制作費を1500万円集めた『神様はバリにいる』、
そして今月下旬から公開される中国映画『曹操暗殺 三国志外伝』と、興味が引かれるラインナップ。

とくに『曹操暗殺 三国志外伝』はチョウ・ユンファ、伊能静(好き好き!!)と共演していますので、ひょっとしたら、これを機にスケールの大きな俳優さんへと化けるかもしれません。

※共演した高梨臨が好きなので、この映画の予告編をリンク




<経歴>

高校生のころにスカウトされ、卒業と同時に上京、98年にテレビ朝日のドラマ『せつない』で俳優デビューを果たす。

これ「なんとなく」観ていたのですけれど、キャスティングが面白くて割と記憶に残っています。

ラジオDJ(國府田マリ子)とリスナーの関係性を描いたもので、1話ごとにリスナーを演じる俳優が変わっていくところが面白かったなと。

たとえば奥山佳恵や井上晴美が主人公を演じる回なんて、このキャスティング自体に時代を感じさせますし、
まだ知名度が上がる前の黒谷友香、仲間由紀恵、大森南朋、竹内結子、平井堅、菅野美穂なども出演しています。
ちなみに玉木さんは、菅野美穂が主演の回に出演。

映画俳優デビュー作は、2000年の『クリスマス・イヴ』。
現在は主役級ですが、『ウォーターボーイズ』(2001)や『SABU ~さぶ~』(2002)、『群青の夜の羽毛布』(2002)、『ROCKERS』(2003)では端役や準主役を演じていました。
どの映画でも好印象を残す、爽やかな演技を披露していますね。この爽やかさで、『クロレッツ』CMも勝ち取ったのでしょう。

2004年、『雨鱒の川』で映画初主演。
あまり話題にならなかったと記憶していますが、綾瀬はるかと志田未来も出演しており、これまた、いま考えると「!!」なキャスティングではあります。

2006年―フジテレビ「月9」ドラマ、『のだめカンタービレ』で「もうひとりの主人公」千秋真一を好演し全国区に。

ですから近年「映画に力を入れ始めた」というより「オファーが沢山舞い込んでくるようになった」ということでしょう、
『ただ、君を愛してる』(2006)、『ミッドナイト・イーグル』(2007)、『真夏のオリオン』(2009)、『のだめカンタービレ 最終楽章 前・後』(2009~2010)と、映画の話題作出演も増え始めます。

『聯合艦隊司令長官 山本五十六』(2011)、『すべては君に逢えたから』(2013)。

そして本年、前述したように公開作が3つ控えています。

化けるか化けないか―映画小僧として、とっても楽しみです。

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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』

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明日のコラムは・・・

『にっぽん男優列伝(221)玉山鉄二』

コメント (3)
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